ジュース屋台の男たち
マラケシュでは何をともあれ、ジャマ・エル・フナ広場に行く。ここには、大道芸、アクロバット、ヘンナ描き、水売りなどが渾然一体となり、行きかう暇人がそれを取り巻くという、お祭り状態が繰り広げられているのである。だが、夜にもなると、彼らの姿は闇にさえぎられて、各種食べ物の屋台がその主役の場を奪っていく。
ジャマ・エル・フナ広場で朝から晩までがんばっているのは、ジュース屋台の男たち。オレンジジュースが有名だが、積み上げられている果物を指差せば、たいていのジュースはその場で出来上がる。もっとも、商品の主役、オレンジジュースは、あらかじめ作っておくようで、注文が来て絞るということはないのだが。
<オレンジジュースと屋台の男性>MZ3/20mm/E100VS
この屋台はいったいどのくらいあるのだろうか。20や30以上ではなかろうか。競合はしないのだろうかとも考えるのだが、モロッコのスークみたいに、同じ業種で軒を並べるのがモロッコのルールのようでもある。
オレンジジュースはグラス1杯3.0DH。これは協定で決まっている。このフナ広場の商売人たちは、無断の写真撮影を極端に嫌うが、客になれば快く応じてくれる。なので、水分補給とともに積極的に彼らには被写体となってもらった。いわば、3.0DHのモデルたちである。
<夜のジュース屋台にて>MZ3/50mm/E100VS
これは二人でやっている屋台。快く撮影を承諾してくれたものの、どちらの男性も視線がカメラを向いていない。にこやかなんだけど。内臓ストロボ使用。
<翌朝>MZ3/35mm/E100VS
胸からぶら下げているのが屋台の許可証か。オレンジを絞ろうとしていますが、これはあくまでサービスのポーズです。この屋台の後ろにも、屋台がありますね。
<昼下がり>MZ3/50mm/E100VS
最もカメラ慣れしていた男性。この時間帯はジュースも最高に美味しい。
<兄弟がんばる>MZ3/77mm/E100VS
これもストロボを使ったかも。ちなみに、イベリアとモロッコの旅には外付けストロボは持参してません。夜もがんばるジュース屋台。
まったく、2日で何杯オレンジジュースを飲んだことか。それでも水分不足気味なのだ。屋台には番号があり、気に入った屋台があったら、通ってみてもいいでしょう。たぶん、屋台の兄ちゃんやおじさんは「この番号を覚えていてね。明日もまた来いよ」と言ってくれるはず。
飲んだのは、オレンジジュースだけでした。前回冬でしたが、グレープフルーツジュースを頼むと、その場でジューサーにかけて、料金はちょっと割高の5.0DHでした。ちなみに、マラケシュでは冬になると街路樹にもオレンジの実がつきますが、味はそれほど変わらないと思います。夏は氷も入れる場合がありますので、お腹の弱い人はちょっと注意が必要かも。でも、美味しいよ。
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コメント
このジュースは美味しかったですねぇ。
グレープフルーツも飲んだような、、
マラケシュの夕食は、ここの屋台で食べるのが日課のようになっていました。
フナ広場の屋台食のためにだけでもマラケシュに行ってみたいなぁ。
投稿: とんび | 2007年12月15日 (土) 01時06分
◇とんびさん、こんにちは。
ジュース美味しいですよね。
宿やカフェのジュースと違って、100%不純物なしですから、美味しいですよ。
フナの食堂屋台はまたこのあとに記事をアップします。
また突っ込んでくださいませ。
今日はたくさんのコメントありがとうございました。
投稿: ヒョウちゃん | 2007年12月15日 (土) 14時24分