マレー鉄道でシンガポールへ
結局、シンガポールに戻るのはシンプルにマレー鉄道に乗ることにした。徒歩は興味あったものの、あいにくと天気が悪く、シンガポール側のイミグレを通過したあとがよくわからない。バスもお手軽だが、こちらは乗り場まで歩くので、同じことだと思い、鉄道にした。最大の理由は、マレー鉄道にとにかく乗ることなのであった。
時刻はあらかじめ調べてあったが、時間があったので、まずは駅まで散歩をかねて歩き、チケットを先に購入した。料金2.8RMだが、列車の種類によって値段が変わる模様。おそらく一番安い料金である。
<ジョホールバル駅>MZ3/20mm/RVP F
11:37発のシンガポール行き列車を待つ。改札はまだ開かず、そのままチケット売り場前のベンチで待つ。列車を待つのは、欧米系のバックパッカーの男性と、荷物の少ないマレーの若い女性、まったく荷物のないマレー青年二人組と行ったところ。料金は安くても、本数は少なく、やはり面倒な手段なんだろう。
発車時刻は過ぎたが、まだ列車は姿を現さない。しかし、イミグレーションが開く。ここを通過すると、ホームの一角を仕切った場所にベンチが並べられていた。
<列車到着>MZ3/50mm/RVP F
約20分の遅れ。まあ、こんなものは遅れのうちに入らないか。まずは、ここまで乗ってきた乗客が降り、こちらの柵が開かれた。乗るのはどこでも可能。ちなみに、乗ってきた乗客はほとんどがここで降りてしまった。
<車内>GRD
乗客のほとんどが降りてしまった車内はがらがら。すべて自由席の三等車らしく、どこに座ってもOK。列車はコーズウェイを渡る。
<雨のコーズウェイ>MZ3/50mm/RVP F
進行方向左側。見えるのは海のみ。右側には自動車道と歩道がある。ちなみに、銃らしきものを持った歩哨がいました。
このあと、ウッドランドという場所で列車は止まり、シンガポール側の入国審査を受ける。ほとんどの人がシンガポールの入国カードを持っていたが、たくさん用意されているので、まあ問題ない。時間もたっぷりあって、余裕の通過ができるはず。ただし、ここは撮影禁止であるのと、荷物をすべて持ってイミグレを通過することとなる。ちなみに、逆ルートだと、シンガポール駅でマレーシアの入国審査を受ける。シンガポールの出国審査はない。結果的にスタンプが押されないので、トラブルになるという。これは、マレー鉄道自体がマレーシアの財産なので、駅からマレーシア領と見なされるためらしい。
あとは、シンガポール駅まで何もなし。途中の駅もない。雨に濡れた車窓はまるでシンガポールとは思えないようなひなびたところを走ってシンガポール駅に到着。
<シンガポール駅>MZ3/50mm/RVP F
シンガポールも雨。わずかな乗客は、携帯でタクシーを呼び、どこかへ行ってしまった。ここはかなり不便な場所である。自分も、何とか流しのタクシーを止めて、宿へと向かった。非常にあっけない、マレー鉄道であった。いつかは、乗り継いで、バンコクまで行ってみたいものである。
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コメント
ヒョウちゃん、こんにちは。
JBとSingaporeの間ですが、一応Bukit Tinah駅があります。ただし、貨物駅ですので気づきづらいのですが、駅名標も車窓から見える場所にあります。
投稿: 伊 謄 | 2008年4月 3日 (木) 23時50分
伊 謄さん、こんにちは。
いやあ、気づきませんでしたが、駅があったのですね。
反対側に座っていたら気づいたかもしれませんね。
投稿: ヒョウちゃん | 2008年4月 4日 (金) 21時18分
マレー鉄道は、旅人ならいつかは乗ってみたいものですよね。
もちろん、乗るならバンコク-シンガポールの全線を。
それにしても、自由席の3等車にしては立派ですね。
こういうところに、その国の国力が出ていたりして面白いと思います。
投稿: HARU | 2008年4月 5日 (土) 12時26分
HARUさん、こんにちは。
マレー鉄道はやはり通しで乗ってみたいですよね。
座席は写真では綺麗に見えますが、実際にはちょっとがたが来ていました。
でも、いいレベルの車両だと思います。
タイあたりと比べると断然いいですね。
投稿: ヒョウちゃん | 2008年4月 5日 (土) 16時44分
ヒョウちゃん、こんにちは。
mixiの交通史料館にWoodlandsとBukit Timahの写真がアップされましたので宣伝しておきます(笑)。
投稿: 伊 謄 | 2008年4月 5日 (土) 21時53分
伊 謄さん、こんにちは。
早速覗きに行きました。
ありがとうございます。
やはり、反対側だったようで、こりゃ、気づきませんね。
投稿: ヒョウちゃん | 2008年4月 6日 (日) 17時06分
ヒョウちゃん、こんにちは。
駅名標がどちら側だったかは前世紀のことなので忘れています(笑)が、仮に左側であったとしても1ヶ所しかありませんから、これをみるのだという「鉄の意志」がなければ気づかないと思います。
写真としては珍しいかもしれませんが、面白みはないですからね(笑)。
投稿: 伊 謄 | 2008年4月 6日 (日) 17時20分
伊 謄さん、こんにちは。
ま、わたしゃ、乗り物では外を眺めるのは好きな方で、観察好きとは思います。
あらかじめ、この情報があったら、注意を払っていたでしょうね。
もう、遅いですが。
投稿: ヒョウちゃん | 2008年4月 6日 (日) 19時36分