楽山大仏
「峨眉山(オーメイシャン)と楽山(ローシャン)大仏」。1996年に世界遺産に登録された四川省の複合遺産。あの四川大地震のあった四川省である。このあたりは、震源地とは離れているので、被害が少ないことを祈るばかり。
この大仏は金属や玉石で作られたものではなく、自然の崖を掘り進んで作った摩涯仏というもので、タリバンにより破壊されたバーミヤンの大仏もそれに当たる。楽山の大仏は弥勒菩薩とのことで、この大仏が作られた目の前が、岷江、大渡河、青衣江の3つの河川が合流する船の難所で、航行の安全を祈願して作られたものらしい。
<楽山大仏>EOS1000s/28-105mmZoom/RD
摩崖仏なので、脇の石段を下りて、足元から見上げる形になる。何かに腰掛けているような格好。鎌倉の大仏と違い、美男子とは言い難い。調べてみると、全長71m、幅28m。足の甲の長さだけで8.5mあるとのこと。さすがにでかい。
<大仏の足>EOS1000s/28-105mmZoom/RD
このあと、船に乗って大仏を再び見に行く。
<船より>EOS1000s/28-105mmZoom/RD
デッキに出るとビニールカッパを着たおじさんがいた。船の従業員か、もしかしたら船長だったりして。写真撮影にも気さくに応じてくれるし、思えばあのころの中国は今ほど反日というムードではなかったな。あいにくなのは、雨模様だったのだが。
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コメント
コレ凄いですよね。
一度見に行きたいとは思っているんですが、いつ行けるのやら。
四川大地震といえば、後輩がちょうどGWに九寨溝に行くって言ってました。その後の安否は不明(^_^;)ですが、ちゃんとGW期間だったなら問題ないでしょう。
ちょっと時期がずれてたらどうなってたか分からないですね。
投稿: やまきち | 2008年6月 3日 (火) 17時50分
やまきちさん、こんにちは。
楽山までは成都からバスで次の日に行けると思います。
日本から2日くらいかかることになりますね。
確かにでかいのですが、あまり秀麗なお姿ではないので、ちょっとがっかりだったかも。
楽山や峨眉山は仲間内の企画ツアーだったのですが、添乗員(というか、ほとんど団長)が九寨溝を強力プッシュしていました。
結局実現しなかったのですが、団長は別の大学の調査隊をアレンジしたみたいで、行ってきたようです。
四川大地震では、日本人に被害はなかったようですね。
これは、奇跡かも。まあ、観光客はほとんど行かないような場所でしたからね。
投稿: ヒョウちゃん | 2008年6月 3日 (火) 21時02分