峨眉山の籠かき
中国を訪れたのはすべてツアーである。初めてのツアーを通じて知り合った人たちから仲間内で中国を訪れる個性的なツアーを打診され、その2回目。先頃地震があった地域、四川省を中心に後半では長江を下る企画に参加した。
旅の2日目、峨眉山を訪れる。今でこそ、楽山大仏とともに世界遺産に登録されたところだが、当時はまだ指定されていなかった。峨眉という麓の町からマイクロバスで峨眉山のロープウェイ乗り場へ。いきなり出迎えたのは、人民の群れである。
<取り囲む人民>EOS1000s/28-105mmZoom/RD
この当時、初めてオートフォーカスの一眼レフを手に入れた。それまではPentaxのマニュアル一眼レフを持っていたのだが、CANONに走ったのである。ただし、一眼レフなのに、交換レンズはズームだけで、これ一本でその後の7年間を撮っていくこととなった。当時からフィルムはリバーサルを使っていたが、デート機構もOnになっているし、何とももったいないことをしたものである。
ともあれ、この人だかりは、ローフウェイ乗り場まで籠に乗せていこうという籠かきたちである。後ろの方にいる女性は防寒用の上着を貸す人である。峨眉山は標高3,099m。結構侮れないと思う。だが、このときは必要としなかった。
<籠>EOS1000s/28-105mmZoom/RD
籠は2人1組で運ぶ。乗り心地悪そう。ロープウェイ乗り場まではなぜかバスの到着する駐車場から離れていて、山道を20~30分ほど歩いた記憶がある。ただ、それほどの悪路ではなく、かごに乗らなくても問題はまったくない。ただし、途中野猿の出没するところがあり、この猿が人間に悪さをするらしいとの噂もあった。また、籠かきたちも人気のないところで、料金を釣り上げにかかるとか。
<峨眉山>EOS1000s/28-105mmZoom/RD
さすがに峨眉山は眺めがよかった。ただ、天気が悪くなると、ほとんど霧で山水画の世界となりそうでもある。絶好のビューポイントでも、写真待ちをする必要がある。それは、写真好きの中国人たちは、あれこれとポーズを決めて記念撮影に興じるからである。今では、デジカメとなっているので、これがさらに増長されているような気もする。
<ロープウェイチケット売り場の表示>EOS1000s/28-105mmZoom/RD
身長で料金が決まるシステム。やはり漢字の国なのでわかりやすい。
なお、このときの様子は「長江は今日も雨だった」と題して、本家Webサイトの方に旅行記があります。よろしかったら、ご覧くださいませ。
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