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2008年7月 5日 (土)

イタリアのオート三輪

前のエントリーがことのほか受けたので、二匹目のドジョウを狙ってみます。

イタリアは、フィアット500(Cinquecento)などの日本では軽自動車のカテゴリーにあたりそうなクルマも数多く存在する。そんな中でひときわ目を惹くのが、オート三輪なのである。何でも今でも生産されているらしい。

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<オルヴィエートのオート三輪>MZ-3/35mm

ウンブリア州の白ワインで有名な小都市、オルヴィエートに日帰りで出かけたとき、今や日本ではほとんど見かけることのなくなった、オート三輪を見つける。色合いからしても、質実剛健という感じで、まさに実用車。イタリアの都市の裏通りなどでは、かなり狭い道も多いが、これはほとんどのところを走行できそうだ。ミゼットに似てます。乗員は運転手のみでしょう。他に余地はなさそう。

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<ルッカのオート三輪>MZ-M/35-85mmZoom

こちらのタイプは、やや大きめ。キャビンも3名くらいは乗れそう。ルッカの教会を修復中のところ、その作業用のクルマらしい。前面がフラットになっていて、ここにエンジンが載ってそうです。

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<ナポリの移動式八百屋>MZ-M/35-85mmZoom

こちらは、オルヴィエートと同じタイプ。後席には新鮮な果物が。ナポリの裏町を流して販売する、八百屋みたいでした。左側に写っているのが、ドライバーで、写真を撮っていたら、「果物を買ってくれよ」などといわれました。オルヴィエートのものより、新しそうです。

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<移動式ジェラテリア>MZ-M/35-85mmZoom

ジェラテリアとはジェラートを売る店。ヴァチカン近くの広場で見かけました。お洒落にペイントされてます。これが最も、イタリアンぽい。かなり改造されているものの、間違いなく、走ることもできるのでしょう。

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コメント

 これは、まだまだドジョウがとれそうですね(笑)。
 しかし、日本で作らなくなった理由は何なんでしょうね、せまい路地が絶滅したわけではないですから。

投稿: 伊 謄 | 2008年7月 5日 (土) 22時05分

伊 謄さん、こんにちは。
やはり、性能が四輪には及ばないためでしょう。
ミゼットの後継車種、ミゼットIIですが、こちらは四輪でした。

投稿: ヒョウちゃん | 2008年7月 6日 (日) 13時19分

 グランプリ出版から2000年に出されていた『懐旧のオート三輪車史』という本が、よく行く図書館にあることがわかりました。
 これは読まないといけないかもしれませんねぇ(笑)。

投稿: 伊 謄 | 2008年7月 6日 (日) 22時25分

イタリアで確かによく見かけるような気がします。
狭い石畳の中世の道が今でも残るイタリアでは、オート三輪は、まだまだ現役なんですよね。

投稿: Gina | 2008年7月 6日 (日) 23時13分

伊 謄さん、またどうもです。
日本の三輪自動車って、やはりダイハツかマツダでしょうから、どの程度バリエーションがあるか気になります。
外国車があったら、すごいですけど。

投稿: ヒョウちゃん | 2008年7月 7日 (月) 21時43分

Ginaさん、こんにちは。
一番上の画像が、オルヴィエートのものなんですが、4回目のイタリアでのことです。
スキャンした画像はないのですが、初めてイタリアに行き、やはりオルヴィエートでオート三輪を見かけたんです。もしかしたら、同じものだったりして。
何でも、イタリアでは、まだオート三輪が作られていて、テレビコマーシャルもあるとか。

投稿: ヒョウちゃん | 2008年7月 7日 (月) 21時47分

 日本のオート3輪としてはダイハツとマツダを押さえておけばいいのですが、それ以前の群雄割拠時代もありますから、そこが面白そうです。
 ちなみに、マツダのオート3輪で最後まで作られていたのは霊柩車だったと思います。急な路地でも曲がれる車両として需要があったからです。
 ところで、霊柩車は緑ナンバーですが、これは死体という貨物を運ぶためです。

投稿: 伊 謄 | 2008年7月 7日 (月) 23時42分

伊 謄さん、こんにちは。
ちょっとググってみたのですが、ダイハツとマツダ以外は出てきませんでした。
我々がかつて見たものは、この2社のものくらいですが。ともかく、自分は記憶がありません。

投稿: ヒョウちゃん | 2008年7月 8日 (火) 21時48分

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