すいか
かすてら音楽夜話Vol.10
ようやくこちらも梅雨明けです。夏本番に向けて、西瓜も美味しく感じられるだろう。西瓜というと、思い出すのは夏の中国。食後のデザートはほとんどが西瓜。特に昔は、辺境部によく出かけていたため、豊富なフルーツとは無縁であった。
西瓜のバリエーションとして、西瓜シェイクというものがある。これは、チェンマイで味わった。西瓜を飲み物にしたら、さぞかし青臭いだろうと思っていた。だが、ものは試しと頼んでみたら、西瓜の味がしっかり残るものの、決して青臭くなく美味しかった。
<西瓜シェイク>IXY DIGITAL500
今度の旅でもこれを味わおうと思っている。前に飲んだのは12月だったから、今が旬かなあと思ったら、さすがに暑い国です。西瓜は一年中味わえるのだそうで。すいかで思い浮かべるのは、次の曲。
<鈴木祥子のアルバム>
「すいか」とひらがなで書くと鈴木祥子のメジャーレーベルでのラストアルバム『Love, Painful Love』のオープニングナンバー(画像左)。
鈴木祥子という人は元々はドラマー。だが、ピアノも小さい頃から習っていたようで、ミュージシャンとしての活動は原田真二のバックでパーカッションとキーボードを担当していたらしい。高円寺にある30名も入れば満席となるとあるライヴハウスで、名前を聞けばあああの人たちという、とあるミュージシャンのバックバンドがシークレットライヴを行ったことがあり、100名以上も詰めかけた客を前にして、彼女が呼ばれた。ゲストドラマーとしてである。もう、10年ほど前のことになるが、なんかどこにでもいるような姉ちゃんって感じでした。
その頃からだろうか、彼女はギターも弾き出す。そして、くだんの『Love, Painful Love』では、収録曲すべての楽器を一人で演奏し、かつセルフプロデュースまで果たしてしまったのだが、その後メジャーからは契約切れという仕打ちを突きつけられ、未だにインディーズで活動しているという人である。
その前の『新しい愛の詩』では、プロデューサーに佐橋佳幸を迎え、アメリカ西海岸風でもあり、かなりギターを前面に押し出した曲が並ぶ。実に自分好み。
そういえば、バンコクのセントラル・ワールド・プラザのCDショップで日本人ミュージシャンのアルバムが販売されていて、当時エピックからワーナーに移籍し、日本ではほとんど廃盤扱いされていた、鈴木祥子のエピック時代の作品もいくつかここで手に入れたことがある。
鈴木祥子とタイとすいか。何かの縁があるのかもしれない。
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コメント
スイカ・ミュージックでは、私が思いつくのは
潘秀瓊 「小村姑賣西瓜」
です。
あとはジャケットにスイカが写っているようなアルバムですが、こちらはアルバム・タイトルがわからない(笑)。
投稿: 伊 謄 | 2008年7月20日 (日) 06時04分
すいかが写っているジャケットといったら、サザンオールスターズの『すいか』という企画アルバムがあります。
サザンは好きですが、これは所有してません。
関係ないけど、ルアンパバーンには通称「すいか寺」もありました。
投稿: ヒョウちゃん | 2008年7月20日 (日) 13時10分