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2008年8月30日 (土)

雨季旅行の勧め

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<ワット・ポーの犬>GR DIGITAL

これまでの旅行では、できるだけ雨の降らない地域と季節を選んで来たつもりである。そのうち例外だったのが、1994年8月の四川省とその翌年8月の雲南省、2004年8月のメキシコである。メキシコでは朝と夕方にスコールが来るくらいで日中はほぼ問題はなかったのだが、四川と雲南では片時も傘が手放せなかった記憶がある。

そんなこともあって、夏はヨーロッパ方面へ、冬はアジアへというのがここ数年のパターンであった。だが、ラオスと中国が日本人に対して、15日間ビザなしで滞在できる措置をとり、ラオスの国道13号線が落ち着いたものになってきた状況を目の当たりにして、タイ、ラオス、雲南省を陸路で行き来できるのではないかという構想が数年前からぼんやりと心に浮かぶようになってきた。

だが、ルートを検討すると、かなり長い期間が必要となり、自分のスケジュールを考えると、雨季にあたる時期しかないなということになった。とりあえず、バンコクまでの航空券を確保。雲南にたどり着いたら、帰りは飛行機でもいいかなと、旅行代理店などをあたったものの、結局かつて存在した景洪-チェンマイまたは、景洪-バンコクのルートは運行停止中ということが判明。では、すべて陸路ということになるのだが、せめて、バンコクからラオス国境近くまではせめて寝台列車で行きたいなとも考え、バンコクの代理店に手配をお願いしたが、これもだめ。結局、バンコクエアウェイズのWebサイトから、クレジットカード決済でチェンマイまで飛ぶことになった次第である。

バンコクエアウェイズは日本語で途中まで入力できて便利なのだが、今思えば、格安のノックエアとかエア・アジアなどを利用する手もあったかなと。

そんなわけで、チェンマイから北上し、ラオスを経て、シーサンパンナへ。そこから引き返し、再びラオス入りし、今度は南下。最後は友好橋を渡り、ノーンカイへというルートでした。そして、当然のように雨。荷物には、山岳用品店で購入した防水のザックカバーを掛け、一番大事なフィルムには、スーパーのレジ袋で二重くらいに包み、それをやはり防水の袋に入れてザックにしまう。荷物はときにクルマの屋根に積まれることもあったが、こちらにもビニールシートで保護してくれるためか、ザックに汚れが付いた以外は、水分の侵入ということはなかった。

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<寺院で眠る>GR DIGITAL

移動中はまだましな方なのかもしれない。雨はどうしてもついて回る。チェンマイまでは雨は降らなかった。バンコクも意外なほど涼しかった。それは太陽が出ないということでもあったのだが。本格的な雨は、景洪にたどり着いたときから始まった。持参した折りたたみ傘はほとんんど役に立たず、新たに買い直すほどであったが、景洪では毎日のように雨であった。

再びラオスに入ると、豪雨はぴたりと止んだものの、今度はルアンパバーンの浸水という情報が飛び込んできた。ルアンパバーンにたどり着くと、水は引いていたが、こちらの体調が優れなくなってしまう。そしてさらに南下。ヴィエンチャンで最後のスコールに見舞われたあとは、からっとした天気。自分ではそれほど日焼けした感覚はなかったものの、腕と顔が真っ黒。さらにサンダルを履いていた足の指先も…。

雨季は憂鬱になるものの、常に雨が降っているわけではない。その時は雨宿りをすればいいだけだし、雨季の空の元、食事をしたり、写真を撮ってきた。気づくと、用意したリバーサル40本と、モノクロ3本は使い終わっていたのである。

雨季でももちろん旅はできる。ただし、日本人旅行者はバンコクとチェンマイとルアンパバーンで見かけたくらいだが、アメリカ人やフランス人はこの時期でも驚くほどの数であった。特に、最初に中国入りしたときにバスに同乗していたフランス人のカップルは、その日のうちに昆明行きの寝台バスに乗るというたくましさであった。

ただし、豪雨に見舞われた雲南では、時折土砂崩れも見かけたし、道路が寸断されしばらく不通という状況もあったので、100%安全ということはないかもしれない。チェンマイで出会ったガイドは、「この時期がベストシーズン。緑が多いし、花も綺麗」とのことであった。

さあ、雨季のアジアに出かけてみませんか?でも、9月とか10月くらいの降水量がやや減るあたりがいいと思うけど。

Postscript まだリバーサルを現像に出していません。モノクロは、月曜日に仕上がってきます。なので当分、デジ画像が続くと思います。

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コメント

雨に降られたのは旅の後半だったのですね。持参した傘が役に立たないとはよっぽど激しいスコールだったのでしょう。コースを眺めてみると気づいたことが2つ。ラオス中心だけど11泊。タイ9泊でタイも結構長かったのですね。それとヒョウちゃんが珍しく夜行バスに乗っているということ。

投稿: とんび | 2008年9月 1日 (月) 06時54分

とんびさん、こんにちは。
雨にたたられたのは、雲南が最初なので、中盤くらいからですね。
ラオスでは、バンビエンとヴィエンチャンで降られましたが、一日中降っていたわけではありません。

持参した傘は、一番ぼろだったし、広げても小さかったので、店頭で大きさを確認して購入してしまいました。
ホントだったら、バンコクあたりで折りたたみ傘ではなく、きちんとした傘を買ってもいいかなと思ったのですが、天気が崩れなかったので、景洪で購入した次第です。

夜行バスはやむなき手段でした。
ホントは夜行寝台で行きたかったのですが、チケットが取れなかったです。
代理店ではほとんど英語が通じず、ではバスでとなった次第ですが、夜行にこだわらず、途中のナコン・ラチャシマーとか、コーンケンとかに1泊してもよかったかも。
今でも、夜行はできたら使いたくないですね。

投稿: ヒョウちゃん | 2008年9月 1日 (月) 21時03分

ノラ犬の寝そべってる写真、ああこれがタイの寺院だって実感です。子供の横になっている写真も。
風景よりもこう写真にその土地を感じる事が出来るのが良いですね。

投稿: lastsmile | 2008年9月 1日 (月) 21時28分

lastsmileさん、こんにちは。
まあ、その場面に偶然いた犬と子供をたまたま撮せたというだけでして…。
でも、眠っている場面って、なかなかシャッターチャンスがないし、いかにも、夏って感じでしょ。
本日、モノクロを引き取ってきたのですが、スキャンがまだまだです。
どちらかというと、やはり、ファインダー越しに撮ったものの方が、出来がいいと思いますが。
もうちょっと待ってくださいね。

投稿: ヒョウちゃん | 2008年9月 1日 (月) 22時22分

ヒョウちゃん、おかえりなさい。
雨季がいいというのは、時間に余裕がある人ならではの言い方だなぁと思います。

1週間程度の旅だと、晴れてくれないと予定通りにことが進まなくて、がっくりきたりいらいらしたりしてしまいますからね。

投稿: itatravel | 2008年9月 2日 (火) 00時49分

itatravelさん、こんにちは。
今日はこっちのハンドルですね。ふふふ。
ま、確かに時間的余裕はあったですね。
主張的には、「雨季がいい」というよりも、「雨季でもいいですよ」というものです。
考えてみれば、ラオスもタイも雲南も、8月が最も降水量が多い季節でした。できたら、これを外して、6月とか10月あたりだと、そんなには立ち往生しないと思うんですけど。
ま、わたしゃ、絶対無理なのですけど。
もちろん、晴れの多い季節これがベストですよ。

投稿: ヒョウちゃん | 2008年9月 2日 (火) 20時30分

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