焼き鳥で一杯
ルアンナムターでの宿の向かいはナイトマーケットであった。規模は小さいが、おかず屋台などが出ている。ここで安上がりに食事をしようという、気合いの入ったヨーロッパ系旅行者も少なからずいる。こういうアジアに適応した旅行者はいいものである。
<焼きバナナ作り>MZ-3/50mm/RVP100
さすがにこの時は外付けストロボを利用した。食べ物のいい匂いが屋根のある部分、屋外の部分ともに流れ出す。では、こちらも食事にしようかなとここで済ませばよかったのだが、きちんとした料理を食べたくなって、ここをあとにする。
その数分後中国料理店にいた。テーブルに着き、お茶が運ばれる。だが、メニューはないようで、どうしようかと考え中に、ぞろぞろとやってきたのが、30人ほどの中国人の団体であった。これきり相手にされなくなり、ここをあとに。
次に向かったのは、鶏肉を焼くいい匂い。つられて入ってみたが、ここにあるのは、ピンカイ、つまりタイでいうガイヤーン、焼き鳥のみ。ま、いっかと腰を下ろし、ビアラオと焼き鳥を運んでもらう。
<メニューにあるすべてのもの>GR DIGITAL
ここはまさに掘っ立て小屋のような作りで、裸電球が4つくらいあるのみ。空いたテーブルがあるのが奇跡のようで、他のテーブルは中国人の酔っぱらいばかりで混み合っていた。それでもビアラオはきっちり冷えている。確か、昼間通りかかったときに炭火でおばさんが大量の鶏を焼いていたはず。
<ピンカイ>GR DIGITAL
鶏肉はたれを塗り、焼き上げる。一口大に切り分けられた鶏肉はすでに冷めていたが、手前のたれに付けて口に運ぶとビールが欲しくなって仕方ない。つまり美味い。まさにやめられない、止まらないの世界である。
<ハーブとキュウリ>GR DIGITAL
ラープの記事でも触れたが、ラオス料理にはハーブがつきもの。麺を頼んでもハーブが付いてくるが、ピンカイにもハーブは欠かせないらしい。中心にあるギザギザした葉のものはミント系のものだとわかるが、そのまわりにあるハート型の葉は、経験の乏しい日本人から見ると、サツマイモの葉に見えて仕方ない。もちろん違うが。
これらのハーブは、ラープと違い刻まれていないので、匂いや味がそれほど強烈ではない。噛みしめるごとに味が出てきて、効き目はややマイルドといったところだろうか。それでも後味の爽やかさは残る。
ほとんど素通しの店のためか、テーブルのしたに、何匹もの犬がいるのはご愛敬。ほぼ危険はないです。ピンカイとビアラオ1本で30,000キープ。400円弱ってところでしょうか。それほど満腹にはならなかったので、このあと麺を食べに行きましたが。ちょっとできない経験をした感じでした。
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コメント
以前、インドネシアの田舎で鶏肉を食べたことがあるんですけど、めちゃ美味かったです。ブロイラーでは味わえない世界だったです。この鶏肉も美味しそうですね☆
しかし臆病者のおいらには生野菜には手を付けられませぬ。
さすがですね♪
このひとつ前の記事は、あの手が苦手な私にはコメントどころか写真を正視すら出来ませぬ。
投稿: lastsmile | 2008年10月29日 (水) 23時10分
インドネシアの焼き鳥というとサテですね。
バリのジンバランでは、シーフードが美味いのですが、焼き物はすべて炭火ではなく椰子の実の殻で焼いています。これがまた、いい味が付くんですよ。
生ハーブ、それほどやっかいなものではありませんよ。
生で食べないのは、肉くらいでサラダくらいは平気でいっちゃいます。つーか、店の人信用してますし。
別に強靱な胃や腸を持ち合わせているわけではありませんが、割と平気ですね。
でも、ルアンパバーンで体調不良になったのは、いくらか食べ物と関係しているような気も最近しています。
野生動物や昆虫ですか。
ま、割と見ているだけなら平気なのですが、これを食べろと迫られたら、考えちゃいますね。
投稿: ヒョウちゃん | 2008年10月30日 (木) 00時12分