ラオス北部へ
フアイサイからルアンナムターへ移動。旅行会社で出しているミニバスを使う。前日、フアイサイに到着した際、偶然この便を見つけ、即座に予約した。料金91,000キープ。
本来、公共バスを使うつもりでいた。バスの時間なども調べていったが、果たしてどんなバスが来るかわかっていなかった。ラオスの地方ではトラックを改造し荷台に座席を並べたバスが走っているとも聞く。この日でチェンラーイ、フアイサイ、ルアンナムターと1泊ずつの滞在が続く。せめて移動手段くらいは快適にしたかったこともある。そのために料金の高さには目をつぶり飛びついたのである。
<休憩中>GR DIGITAL
ミニバスとは大型のワンボックスのワゴン。左ハンドルなのを除き日本で走っているワゴンと変わりない。乗客は外国人旅行者ばかりで、スイス人3(赤ん坊連れ)、中国人3、アメリカ人2、日本人1(自分のことね)、ラオス人のドライバーという構成であった。
ところが、いよいよ出ようかというところで強引に乗り込んできたイタリア人カップルにより、車内の均衡は崩れ去る。空席わずか1というところに、1名が座り、荷物を車内に持ち込んでその上に座っていこうという自己中心的なやつだった。
車内は窮屈になったものの、ラオスでもっとも道路状態のよい国道3号線だったからこそ、わずかに許せる振る舞いであった。この道は昨年大改修されたらしく、ルアンナムターまで3時間程度で走りきってしまったのである。これは今までのところ陸路移動での最短時間記録なのである。国道3号線は快適だが、やや強引な開発箇所も見られ、むき出しの斜面から落石や土砂崩れが見られるところもあった。まあ、ここに限らず、雨季は十分に注意が必要だろうけど。
<小型ソンテウの座席>GR DIGITAL
ワゴンはルアンナムターのバスターミナルに到着する。ルアンナムターの町はここからかなり離れている。乗客のうち、自分と中国人はここで降りた。中国人たちは国境のボーテンに向かい自分たちの町に帰っていくのだろう。ソンテウを利用したが、他の利用者がなく、料金は倍の20,000キープとなった。
この乗り物はタイではシーローと呼ばれる。サムローが三輪なら、シーローは四輪という意味。果たしてラオスではどう呼ばれるかそのあたりは不明。
<マニーチャン・ゲストハウス>GR DIGITAL
この宿もあらかじめチェックしておいた。ルアンナムター新市街のほぼ中心。シングル60,000キープだが、もちろん、ホットシャワーとトイレ付き。当然ファンもあるだけでなく、なんとエアコンまで付いていた。また、ゲストハウスに分不相応な感じのするテレビモニターも。
経営者のおばちゃん(マニーチャンさん)の英語が達者なので、外国人旅行者には人気があるとのこと。部屋も清潔なので、早速決定。部屋数はやや少ないが、その分静か。もちろん、レストラン併設。お勧めです。
宿帳に記入していたら、フアイサイから同乗したアメリカとイタリアがやって来た。ワゴンに乗ってそのままさらに遠いウドムサイあたりに行ってしまったものと思っていたが、乗り越したことを訴えて、戻ってもらったのだろう。やはり人気あるわ、ここ。
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