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2008年12月 6日 (土)

景洪のカフェと茶芸館

景洪の曼聴路にはいくつかのカフェを名乗る店がある。中国としては珍しいことなのではなかろうか。景洪でのカフェはベトナムのように旅行会社を兼ねているようで、ツアーなどのアレンジもできる。

そうした目的を持ってカフェ通いをしていたのだが、結局はいいツアーがなく、単なる喫茶店やレストラン代わりとして利用することとなった。

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<バンナカフェの朝食セット>GR DIGITAL

メイメイカフェ(美美珈琲屋)は宿の向かいにあり、景洪に到着したときにツアーの情報があるかと思い、ついでに夕食を取った。この店が一番景洪では外国人観光客が多かったと思う。そのツアー内容というと、トレッキングなどが主体で、景洪から地方を回るものは扱っていないようであった。

ガイドブックによると景洪では旅行会社がたくさんあり、食事の最中にもツアーの客引きが盛んだとあるが、そのようなことは全くなかった。訪れた季節がよくなかったからかもしれない。また、メイメイカフェはかなりあっさりしていて、注文をききに来た店員がもう一品どうかなと考えている最中にあっさりと引き下がってしまうようなところだった。

そんなこともあり、あまりいい印象がなく、翌日朝食を取りにいったのは、バンナカフェ(版納珈琲)であった。メイメイカフェはまだ閉まっていたが、ここは朝早くからやっているようである。店員も顔つきからすると少数民族のようで、フレンドリーである。朝食セットは洋式と中国式があり、後者を選ぶ。

スープ麺にカットフルーツ、コーヒーまたはお茶、卵。それがすべてである。ただ、料金を変えることなく、カットフルーツはフルーツシェイクに、卵は調理方法が選べる。麺はさほど美味しいものではなく、あっさりとしたものであったが、雰囲気がよかったのでほとんど毎日のように通う。

ある時、ここで休んでいると、ツアー帰りのようなヨーロッパ系の顔のおばさんが、タクシーで中国人と戻ってきた。相当な雨だったらしく、途中で長靴を買い込んだらしい。店でスニーカーに履き替えていた。ここは、ガイドブックによるとCITS(国営の旅行代理店)の窓口になっているらしい。ツアーを利用するとしたら、ここがいいだろうと思ったが、すでに日程は残り少なく、確かめることはしなかった。

このカフェでは比較的本格的なコーヒーを味わえる。雲南省もシーサンパンナもコーヒーを産出し、雲南コーヒーとかバンナコーヒーなどと呼ばれている。だが、また茶の産地でもあり、カフェとは別にたくさんの茶芸館もあるのだ。

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<茶芸館>GR1s/T-MAX100

よく見ると景洪茶城などとある。そのエリアだけはひときわ茶芸館が多く、こちらは中国人がよく利用している。カフェに外国人旅行者が集まる理由はもちろん、英語が通じるからである。一方茶芸館は中国語オンリーの世界で、旅行情報も皆無である。

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<茶の書体各種>MZ-3/35mm/RVP100

それだけ、景洪ではお茶が中国人のライフスタイルと結びつけられ、人々に愛されているのだろうと思う。むしろ、ゆったりするのはこのような茶芸館に入り、茶を味わうことの方がいいのかもしれない。

少なくとも、トレッキングをする目的がないのならば、景洪周辺へのアクセスはかなり頻発しているし、ツアーに乗ることなく自分で訪れることは可能である。まあ、それはある程度の時間が自由になることが必要条件なのであるが。

Postscript これで、景洪のエントリーは終了します。次はモンラー。再びラオスが近づきます。よろしくです。

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