ラオスの魚料理
ラオスというと、内陸国なので料理といえば肉か野菜だろうと思われがちだが、そこにはやはりメコンの恵みがある。魚料理も健在である。
<ヌン・パー>GR DIGITAL
ノーンキャウで味わった魚料理、ヌン・パー。メニューの但し書きによると、メコンの魚を使ったとある。ノーンキャウに流れるのはメコンではなく、ウー川なのだが、メコン水系であることは確かである。
蒸した魚に香辛料で味付けした料理。ニンニクがたっぷり効いている。魚の姿がタマネギで見えないが、白身はしっかりとした噛みごたえがあり、とても川魚とは思えなかった。
ルアンパバーンで唯一、入ったレストランが、タムナック・ラーオ。高級レストランの部類にはいるようだが、それほど高くはない。場所は、サッカリン通りでビラ・サンティというルアンパバーンの老舗ホテル前にある店である。
<赤米のカオニャオ>GR DIGITAL
ここは、赤米のカオニャオを出す。味は特別普通の白いカオニャオと変わることはないが、炊きたてらしくほのかに暖かく美味しい。冷めたカオニャオも不味いことはないのだが、炊きたてはやっぱり美味いのである。ただし、普通のカオニャオよりは粘り気が少ない感じ。カオニャオは指でつまんでそのままおかずを挟み取って食べるが、それがやりにくい。
<揚げ春巻き>GR DIGITAL
サイドディッシュとして最適だと思うのが、ラオスの揚げ春巻き。肉がぎっしり詰まっている。こういうものを頼んだということは、体調が戻ったということであって、揚げ春巻きにふさわしい飲み物は…。
<ビアラオ>GR DIGITAL
やはりこれですよ。グラスの横に見えているものは、つまみで出されたクルミ。いや、久しぶりのビアラオ、美味しかったです。
<魚のラープ>GR DIGITAL
この旅で初めてラオス入りしたフアイサイの夕食で、ラープを紹介したが、こちらは魚。正真正銘メコンで捕れた魚でしょう。ミンチにしてもかなり脂がのっていた。
ラープはミンチした肉や魚にハーブを混ぜて炒めたものだが、実はかなり化学調味料も入っていると思うときがあった。また、ハーブが多すぎて、ハーブが口の中で広がりすぎるかなという感じがするときもあった。
タムナック・ラーオのラープは、ハーブ控えめでもちろん化学調味料は使っていないようだ。これはホントに美味かった。
Tamnak Lao
Tel 071-252525/020-5516437 8:00~22:00
ビアラオ、カオニャオ、揚げ春巻き、魚のラープで110,000キープ。宿代を超えちゃいましたが、たまにはこんな贅沢もいいかも。日本円にしてみれば、1,000円ちょっとだし、こんなに高額な料金を支払う店も、ラオスには滅多にないから。ちなみに、一部のカードが使える模様。本店はヴィエンチャンにある模様。
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コメント
どちらも、なかなか美味しそうに見えますね。
日本で似ている料理はあるのなかぁ。
投稿: 伊 謄 | 2009年1月25日 (日) 02時46分
同じ方のブログに連続して投稿するのは信条としていないんですが、今日のヒョウちゃんの記事に対しても書かずにはいられません。
このレストラン、盛り付けを見ただけで誠意がこもっている(高級)ことがわかりますね。
私も、タイに行くとだんだん現地価格に慣れてしまって、一人で400バーッの夕食など恐れ多くなってきますが、使うときは使わなきゃね。
日本円に直すと何も悩む値段ではないのですから。
投稿: スクムビット | 2009年1月25日 (日) 11時00分
いやぁ、美味しそうですね。魚料理中心だということが、体にもやさしそうで試してみたいです。カオニャオ、ラープ、ビアラオは経験ありますが、一番上のは知りません。でも、見るからに美味しそう。ただ、冷めないうちに食べないといけないような感じもしますが。
自分も以前は現地価格のレベルでいろいろ食べる方がその国の食がよくわかるなんて思っていましたが、最近は高級なものを食べた方が料理の真髄がよくわかるから、贅沢を惜しまない方がいいと考えが変わってきています。
投稿: とんび | 2009年1月25日 (日) 13時26分
伊 謄さん、こんにちは。
美味しくいただきました。
ヌン・パーは蒸し魚ですね。どちらかというと、中国料理の影響があるのかもしれませんね。
魚のラープに相当する日本料理はないかもしれませんが、焼き魚の身をほぐして味噌あたりで和えたものが、飲み屋の突き出しであったような気もしますが。
味は似ていると思いますよ。
投稿: ヒョウちゃん | 2009年1月25日 (日) 14時04分
スクムビットさん、こんにちは。
そう、現地価格に慣れてしまうと、使いどころを逃してしまうようなこともありますね。
それでもやっぱり、外国人旅行者はメニューを眺めながらも、自分たちには無理みたいに、立ち去っていく人もいましたね。従って、客入りは今ひとつでした。
ここの料理は、優しい味ですが、本当のラオスの味ではないかもしれません。でも、自分にはとても美味しく感じられたし、お勧めだと思います。
投稿: ヒョウちゃん | 2009年1月25日 (日) 14時10分
とんびさん、こんにちは。
ヌン・パーは、冷めていてもかなり味が付いているので、いけると思います。
ただ、店が半屋外の構造だったので、夜は涼しくなるんですね。そのため、冷えるのが早いかもしれません。
冷え切ってしまうと、美味しい料理でも、食べにくくなりますよね。マラケシュのフナ広場の屋台料理を真冬に食べるようなものですかね。それほどは寒くありませんが。
料理の値段なんですけど、ラオスも桁の大きい通貨ですから、ためらってしまうところがありますよね。
同じく、ベトナムもトルコも要注意かもしれません。
投稿: ヒョウちゃん | 2009年1月25日 (日) 14時14分
いや、マジに美味しそうです。
今回のは。
日本円1000円なら高くないですね。現地感覚になってしまうととんでもない金額でしょうが。
こういう贅沢を織り交ぜての旅の醍醐味ですよね。
投稿: lastsmile | 2009年1月25日 (日) 23時18分
lastsmileさん、こんにちは。
美味しかったですよ~。
ラオスの現地価格は、ま、安いんですが、外食とか、レストランで食べることに関しては、現地価格に比べるとかなり高いですよ。
それだけ、サービス業が発達していないことですが。
でも、1,000円くらいだったら、毎日とはいわないものの、たまにはいいんじゃないなんて思いますよね。
かえって、その数倍は食事で消えていくヨーロッパに比べたら、可愛いものですって。
ヨーロッパじゃ、夕食代を捻出するために、昼はファストフードやカフェの立ち食いなんてこともあって(時にはスーパーで買い出しも)、かえって、わびしさを感じますからね。
投稿: ヒョウちゃん | 2009年1月26日 (月) 00時08分
タムナック・ラーオ(ビエンチャン)には行きました。ここで初ビアラオ・初カオニャオでした。赤米は食べましたがここではなかったです。タートルアンへの曲がり角に近いところです。初ラオス料理でしたが食べやすかったと思います。
投稿: 04mat | 2009年1月26日 (月) 23時09分
04matさん、こんにちは。
タムナック・ラーオのヴィエンチャンの本店ですか。
歩き方によれば、ラオス音楽の演奏もある店ですね。
ルアンパバーンの店ではそれはなかったな。
さらに、高級感があふれる店なんじゃないですか。
初ビアラオはカオニャオよりも早くて、なぜかシェムリアップで味わったりしてます。でも、やはりラオスの風土で飲む方が美味しい。
ラオス料理も当たりはずれはあると思いますね。
何しろ、外食産業が都市部を除き定着していない地域ですから、やはり、ルアンパバーンやヴィエンチャンの味が洗練されていると思います。
地方に行くとちょっと落ちるかも。
投稿: ヒョウちゃん | 2009年1月27日 (火) 20時33分
はじめまして。 ラオス、魚で調べてこちらに来させていただきました。 ラオスにはまだ行ったことがないのですが、なんとなく住んでみたいと思ってしまってます。(笑)
魚もあるみたいで安心してます。やはり、メコン川だから、川魚ですよね? 私たちがよく知ってるいわしやさばみたいなのとはまったく違うのしょうか?
お料理が好きなので、そのへんが興味しんしんです。
もしよろしかったら ご返事いただければうれしいです。
投稿: ヘルデリ | 2013年2月24日 (日) 15時22分
ヘルデリさん、こんにちは&はじめまして。
ラオスは内陸国ですが、魚もよく食べられています。
なんといっても貴重なタンパク源なので、魚とはいえ結構贅沢なのかもしれません。
だいたい食べられるのは、ナマズやライギョですかね。
たいていは塩をふって、豪快に焼きますね。
イワシやサバとはだいぶ違いますね。
ラオスではそのほかに、カエルとか野鳥、蛇まで市場に行けば並んでいますよ。
また興味がわいたら、覗いてみてください。
投稿: ヒョウちゃん | 2013年2月24日 (日) 20時57分
お返事ありがとうございます。
できたら近いうちに行ってみてみますね。
投稿: へるでり | 2013年2月24日 (日) 23時44分
ヘルデリさん、こんにちは。
ラオスは直行便がありませんが、タイからだったら、陸路でも1日あれば行けます。
なんにもないといわれていますが、どこか懐かしいところで、居心地はいいですよ。
ワタクシも夏にたったの5日でしたが、訪れてきました。でもまた行きたいところです。
投稿: ヒョウちゃん | 2013年2月25日 (月) 21時44分