友好橋を渡りノーンカイへ
ビアラオの生を飲み、ラオスを堪能したあといよいよタイに戻る。旅も最終盤。
<友好橋へ>MZ-3/50mm/RVP100
宿で荷物を受け取り、トゥクトゥクと交渉。行き先はオーストラリアの援助で作られたメコンに架かる友好橋である。トゥクトゥクにはパウチされた料金表があるが、少しだけは値切ることができる。友好橋まではバスもあるが、面倒なのとキープがまだ余っていたので、乗ることにした。値切って85,000キープである。バンビエンだと2泊できる料金である。
雨上がりの道を東へ向かう。友好橋はヴィエンチャンではなく隣町のタドゥアというところにある。かなりの距離だ。トゥクトゥクでも40分くらいかかった。
<ラオス側イミグレーション>GR DIGITAL
友好橋と書いたが、トゥクトゥクは一応メコン沿いの道を進んでいたようである。ただ、その間メコンと併走することもなく、このイミグレーションからもメコンを望むことはできない。沿道にはビアラオ工場があった。
ここでの手続きは、パスポートと出国カードを提出するのみ。至って簡単で、すぐに通過できる。その先には、バスが待機している。友好橋専用のバスである。料金4,000キープと最後のキープを払う。
<ノーンカイへ>MZ-3/50mm/RVP100
バスに乗ってようやく橋の上に出る。友好橋はタイと同じくクルマは左側通行。バスも右ハンドルとなっている。上の写真で中央に線路があることがわかるだろうか。この線路はバンコクから延びていて、友好橋が作られたときから設置してある。バンコクからラオスに向けての路線であり、昨年ようやく試運転が開始されたものである。まだ、ツーリストにとっては実用的なものではない。
<メコン>MZ-3/50mm/RVP100
やがてメコンが見えてくる。友好橋は、歩いて渡ることはできない。車道の脇に歩道の部分もあるのだが、これは一部だけで、イミグレーションからは行くことはできず、橋の下から料金を支払い、メコン中央の国境線付近まで歩くことができるのだそうだ。
<タイ側イミグレーション>MZ-3/50mm/RVP100
バスは、5分でノーンカイのイミグレーションに到着した。ここの通過も基本的には簡単だが、かなりの人数が並んでいて、30分くらい待つことになった。
以前、タイの入国では出国時の航空券所有者には30日間の滞在許可をくれた。厳密に言えば、いちいちチェックしないので、誰でも30日間滞在許可をもらえたのである。この時もそうであった。
だが、先頃規定が変わり、空路入国者には30日間の許可が出る。しかし、ノーンカイやフアイサイなど陸路入国の場合、15日間の許可しか出ない。ちょっと注意が必要である。
イミグレーションを出ると、「タクシー」と称するピックアップトラックで目指す宿へ。ちょっとだけイサーンの日々を経験する。
| 固定リンク | 0
「Vehicle/Airplane/Ships」カテゴリの記事
- 台湾とタイの交通系ICカード(2024.02.15)
- 久々のタイ国際航空(2024.02.06)
- タイの交通機関をまとめてみた(2024.01.24)
- どっこい生きてるフアラムポーン(2024.01.14)
- 味気ない新駅(2024.01.11)
「02a Thailand」カテゴリの記事
- 台湾とタイの交通系ICカード(2024.02.15)
- バンコクのお宅拝見(2023.08.18)
- タイ・ラオス友好橋(2023.02.17)
- 小舟で越える国境(2022.12.29)
- タイ屋台料理@ミカン下北(2022.11.14)
「02c Laos」カテゴリの記事
- タイ・ラオス友好橋(2023.02.17)
- ラオス・雲南を行き来(2023.01.29)
- 小舟で越える国境(2022.12.29)
- ビエンチャンで食したもの(2021.11.23)
- 実質1日だけのビエンチャン(2021.11.16)
「200808 Mekong」カテゴリの記事
- バンコク点描(2009.03.26)
- 屋台禁止と魚売り(2009.03.25)
- バーミーとラーメン(2009.03.22)
- 東南アジアのウルトラマン(2009.03.21)
- チャイナタウン(2009.03.19)
コメント
友好橋は歩いて中央まで行きました。歩道上に看板があるだけなので、車道を回れば簡単に越えることが出来ます。橋はタイと同じく左側通行だったので、どこでクロスしているのかと思いました。線路は見ませんでした。
投稿: 04mat | 2009年2月25日 (水) 01時49分
トゥクトゥクで40分とは!
けっこう疲れそうですね。でも面白そう。
トゥクトゥクの振動自体が街の心臓音のように
息づく街に触れているって感じでしょうか。
メコンの写真は、そこから匂うような
街の香りすらも移しだしたような〝メコンらしい〟
写真でした。
投稿: lastsmile | 2009年2月25日 (水) 10時17分
04matさん、こんにちは。
おお、歩かれましたか。貴重な経験ですね。
イミグレーションには出れないので、橋に上がる箇所で、チェックをしているつもりなんでしょうね。
クルマの場合、ラオスから入るとイミグレーションを抜けるとそのまま左側通行になります。クロスはしません。橋の上だけはタイの交通ルールが適用されることになります。
線路は橋のはじめからあるわけではなく、途中から合流するようになっています。イミグレーションでは見ることはできません。つまりどこかで、道路上をクロスしている地点が2箇所あることになりますね。
試運転はしているようですが、ここを実際に人を乗せた列車が運行されるようになれば、かなりのニュースになるでしょうね。
NHKあたりで特集くんでくれないかな。
投稿: ヒョウちゃん | 2009年2月25日 (水) 20時44分
lastsmileさん、こんにちは。
補足しておきますと、ラオスのトゥクトゥクはバンコクのトゥクトゥクとはタイプが異なり、後ろの席に向かい合うように座席が作ってあります。ふんぞり返って乗ることはできませんが、風を受けて結構気持ちいいですよ。
そそ、3年前のルアンパバーンでは同じタイプのトゥクトゥクを借り切って、郊外まで連れて行ってもらいました。距離とか乗り心地は苦になりませんでしたが、午前中は風が冷たくて、こちらの方が辛かったです。
午後からは気温が急上昇するので、大丈夫でしたが。
ヴィエンチャンでも乾季だと寒さ対策が必要かもしれません。
メコンの写真ですが、このあとまだまだ出しますので、堪能してくださいませ。
投稿: ヒョウちゃん | 2009年2月25日 (水) 20時50分