チャイナタウン
<クルン・カセーム運河>MZ-3/50mm/RVP100
バンコク中央駅、通称フアランポーン駅の西側にあるこの運河を越えるとチャイナタウンとなる。かつてはこの運河にも、定期船が行き交っていた時代があったらしい。現在は役目を終え、悪臭を放つただのどぶ川である。
<7月22日ロータリー>MZ-3/50mm/RVP100
チャイナタウンの中心がこのロータリー。このエリアには楽宮旅社やジュライホテルなどがあり、かつては日本人のたまり場であった。その二つはもうすでにないが、中国人経営の怪しげな旅社は健在である。今でも、ここに身を投じるバンコク沈没組の日本人長期滞在者はいるのだろうか。
<楽宮旅社跡>MZ-3/50mm/RVP100
北京飯店というのは、かつての楽宮のあった建物に入る食堂である。スワニーというのが、ここの女性店主らしい。中華と中華系のタイ料理の他、簡単な日本料理もできるらしい。かつて日本人長期滞在者がこの界隈に身を投じていた頃から営業していて、その頃の面影が唯一残るところなのかもしれない。
もちろん、わたしゃその頃からチャイナタウンのことを身をもって知っているわけではないが、蔵前仁一などをはじめとするかなりの数の旅行記に北京飯店も登場するので、一応の知識はあるのだ。あの大槻ケンヂもここで食事しているはずだ。
<ボンネットトラック>MZ-3/50mm/RVP100
チャイナタウンは実は問屋街でもある。各地から積み荷が集められ、それがまた別の地へと運ばれていく。そのためにここは夜もうるさいらしい。そんな問屋の前にいたトラックもかなりレトロ。
<ツバメの巣あります>MZ-3/35mm/RVP100
上の写真のような看板もよくある。ツバメの巣のこと。もちろん、中華料理に使われる食材のひとつ。すでに漢字の読めるチャイナタウンの中国人は激減していると思われるが、漢字表記はデフォルト。
そのほか、フカヒレスープを出す店なども。ちなみに、上の画像はチャイナタウンではない。チャイナタウンでもこんな写真を撮っているが、あまりできがよくなかったので、代用した。悪しからず。
数年前も、この界隈を歩いたことがある。その時は、旅の最終日(同じだ)で、リバーサルフィルムはすでに消費し、モノクロームのみであった。やはり、こんなところをほっつき歩き、とある旅社の角を曲がると、不意にどぎつい化粧をした女性が前から歩いてきたのである。絶好の被写体。だが、撮れなかった。カメラを構えるところまでも行っていない。チャイナタウンのダークな一面を体現しているようなこの女性。なんだかわかりますね。それは迫力ありました。今回はそんな遭遇はなかった。
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コメント
ファランポン駅からの船に乗ったことありますよ。
http://tombi.web.infoseek.co.jp/thai/thai05.htm
川の水がかからないようにしていたけどどうしてもかかり、口にだけは入らないように注意していたのが思い出です。
投稿: とんび | 2009年3月20日 (金) 04時26分
とんびさん、こんにちは。
お出かけ前にまたコメント、ありがとうございます。
そうですね。
とんびさんの旅行記で、この運河に船が通っていたということがわかったのです。
今は、時折メタンガスがゴボゴボわき上がるようなところです。
水の色も、セーン・セープ運河は茶色でチャオプラヤー川と同じですが、ここは深い緑色です。
実はこの運河沿いにも、旅社ではなくて安いホテルがあるんですが、そちらはいつか泊まってみてもいいかなと考えています。
投稿: ヒョウちゃん | 2009年3月20日 (金) 11時45分