« 都会に象出現 | トップページ | クウェー川鉄橋 »

2009年3月14日 (土)

泰緬鉄道への入り口

二度目のバンコク滞在中日帰りでカンチャナブリーに行くことにした。ここは、映画「戦場に架ける橋」の舞台として知られる、クウェー川鉄橋があることで知られる。

アクセスはバスなどもあるが、是非とも鉄道で訪れてみたかった。鉄道で行くとなると、その始発は、チャオプラヤー川の対岸、トンブリー地区にあるバンコク・ノーイ駅へ。BTS、チャオプラヤー・エクスプレスボートと乗り継ぎ、軽く1時間はかかる。

Mk2373

<トンブリー地区>MZ-3/50mm/RVP100

長旅の疲れが出たのか、起きるのが遅くさらに宿がソイの奥にあったため、朝食を食べに出てから出直すと、ほとんど11時近くになってしまっていた。これでは、7:45の始発に間に合うのはとうてい無理で、次の13:55発に乗ることとなった。

チャオプラヤー・エクスプレスボートをシリラートで降りる。シリラート病院の構内を抜けて、線路沿いへ。ちなみに、シリラート病院には法医学博物館をはじめとする無料の展示室があり、人体のホルマリン漬けなどを見ることができる。

線路が見えるが、駅は高架橋のさらに先である。かつては、このあたりまで列車が来ていたはずで、駅もチャオプラヤー川にほど近いところにあった。事実、シリラートの次の船着き場はター・ロットファイと呼ばれ、鉄道と接続が前提のところである。駅はこのあたりの再開発計画によって、北側に移転したものである。ター・ロットファイに止まるボートはかなり限られていて、駅の移転前ならかなりの数が止まっていたと思われる。

Mk2376

<バンコク・ノーイ駅>MZ-3/50mm/RVP100

野良犬が闊歩するような寂れたあたりを歩き、ようやくバンコク・ノーイ駅(トンブリー駅)に到着。カンチャナブリーまでのチケットを購入。数年前からカンチャナブリー方面へ発着する列車、要するにバンコク・ノーイ~ナコーン・パトム~カンチャナブリーというルートを通るすべての列車については外国人は一律100バーツという料金設定となった。タイでもっとも高額の料金の列車なのである。

Mk2377

<木製の座席>GR DIGITAL

だからといって、車内が特別な仕様であるわけでもなく、すべて自由席の三等車ばかり。座席はクッションのまったくない木製なのだ。もちろんエアコンがあるわけでもなく、数個の扇風機と窓から入る風が頼りである。

Mk2379

<機関車が接続>MZ-3/50mm/RVP100

乗り込んでしばらくすると、機関車が接続された。出発が近い。閑散としていた車内も、気づくとかなりの乗客が乗り込んでいる。タイ人も多いが、目立つのはバックパッカーである。

Mk2380

<発車時刻>MZ-3/50mm/RVP100

アナウンスというものがあったか記憶していないが、タイでは駅員が鐘を鳴らしそれが出発の合図である。さあ、カンチャナブリーへ。

| |

« 都会に象出現 | トップページ | クウェー川鉄橋 »

Vehicle/Airplane/Ships」カテゴリの記事

200808 Mekong」カテゴリの記事

コメント

カンチャナブリ・・。
懐かしいなぁ。
クウェー川鉄橋を歩いて渡っている時にちょうど列車が来て。
川の上の待避所で通り過ごした時、列車の乗客たちの笑顔がホントに手が触れる位に間近で印象的でした。
もう10年位昔の話ですが。
きっとカンチャナブリも変わったんでしょうね。

ちなみに私も象に乗ってジャングルクルーズしたことあります。
ジャングルから川辺に、象が一気に下る時、落とされないようにしがみついたのを覚えています。
象も平地を歩いていると良いんですがねぇ・・。

投稿: lastsmile | 2009年3月14日 (土) 08時22分

lastsmileさん、こんにちは。
何年か前にも、日帰りでカンチャナブリーに行くつもりはあったんですが、結局だめで今回ようやく行くことができました。
でも、日帰りじゃきついですよね。

クウェー川鉄橋についてはこのあとのエントリーで書きますね。

象もらくだも乗り心地となると…ですね。

投稿: ヒョウちゃん | 2009年3月14日 (土) 12時39分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 泰緬鉄道への入り口:

« 都会に象出現 | トップページ | クウェー川鉄橋 »