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2009年4月 3日 (金)

統一会堂(旧大統領官邸)

サイゴン大教会をあとにし、次に向かったのは統一会堂である。ここは、サイゴン大教会とは公園を挟んで対峙する位置にある。ここはかつての南ベトナム(ベトナム共和国)大統領官邸であった。その後の1975年4月30日正面のレユアン通りから戦車が入場し、南ベトナム政権の終焉を迎えたというところなのである。

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<統一会堂>MZ-3/35mm/E100VS

入場料15,000ドン。入場時には持ち物検査あり。

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<戦車>MZ-3/35mm/E100VS

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<戦闘機>GR1s/28mm/EBX

広い前庭の一角には戦車と戦闘機が展示してあった。戦車は旧ソ連製と中国製のもの(2台ある)。つまりは、北ベトナム(ベトナム民主共和国)軍もしくは南ベトナム解放戦線の戦車である。戦闘機はアメリカ軍のものであり、撃ち落としたあとに組み立てられたもののようだ。

統一会堂のほとんどの部分は公開されていて、かなりの部屋がある。下にある階の部屋は会議室などであり、最上階近くは大統領執務室、副大統領執務室などとなっている。

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<ホー・チ・ミン像>GR DIGITAL

ホー・チ・ミン(ホーチミン市と区別するためこのように区切って表記する)はベトナム民主共和国の指導者。だが、1969年に死去しており、旧サイゴンの陥落を知ることはなかった。この像は、会議室に展示してあるのだが、ベトナムのどこに行っても、肖像画や立像などがある。ドイモイ政策が進みいまやその他の東南アジアの国と何ら変わらなくなってしまったかのように見えるベトナムだが、ホー・チ・ミンの姿を確認することで、ここが社会主義国家なのだということが認識できる一瞬なのかもしれない。

南ベトナム大統領の生活はそこは庶民とは天と地の差があるものであり、大統領執務室付近には大統領夫人の部屋や娯楽室、果ては映画を見るための部屋なども用意されているのだ。

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<屋上より>MZ-3/35mm/E100VS

正面に見えるのがレユアン通りで、ここから戦車がやってきた。

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<ヘリポート>MZ-3/35mm/E100VS

屋上は見学者が休めるようなスペースであり、飲み物なども売られている。その向こうにはヘリポートが。サイゴン陥落前、このヘリポートからも、サイゴンを脱出するために政府関係者が鈴なりになってヘリコプターに乗り込み、沖合のアメリカ軍の戦艦に向かった。アメリカ戦艦では、次々にやってくる亡命希望者のために到着したヘリコプターを再び飛び立たせることはなく、海に沈めなければなかったほどだという。

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<脱出に使ったジープ>GR DIGITAL

屋上の次の順路は地下である。地下には司令室などもあり、それもそのまま残されているが、一部ではベトナム戦争中の写真なども展示されていた。

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<グエン・バン・チューのベンツ>GR DIGITAL

グエン・バン・チュー。南ベトナム9代目大統領。ちなみに、グエンが名字である。漢字で書くと阮文紹。当時の副大統領はグエン・カオ・キ。元大統領は亡命生活の末、南アフリカでなくなったらしいが、元副大統領は亡命したのち、ベトナムに一時帰国したことがあるという。

とりあえず、ベトナム戦争を再確認したくて、足を運びました。当時の雰囲気を感じさせる場所はあともう一箇所。これは後日。

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コメント

おじゃまします。自分が生まれる前に開戦しているので歴史としてしか見ていないベトナム戦争。しかしヒョウちゃんの写真を見て改めて思ったのは、大きな出来事だったんだということ…。
 先月の記事にも遅レス。タイの焼豚メンの写真に惹かれます。美味しかったですか?。タイのウルトラマンですが、大昔に円谷英二の息子が金策に窮余したあげく海外使用権を売ったとか聞きました。いい加減な取り決めだったようでモメていたらしいです。確か数年前にも裁判をやっていた報道も。いずれにせよ人気モノですね。

投稿: ヤン水 | 2009年4月 3日 (金) 13時21分

 おっ、ここも行きました。執務室や応接室は豪華でしたね。地下の司令室も当時のものが残っていて、とってもリアル。大統領の脱出用通路まであったし。
 ベトナム戦争の写真も感慨深いものがありましたね。

投稿: マサエ。 | 2009年4月 3日 (金) 14時59分

ヤン水君、こんにちは。
ようやく書き込みにいらしてくれましたね。
お待ちしておりました。

生まれる前。
…いちお、ワタクシもそうなりますよ。
でも、ヤン水君もベトナム戦争終結時のことは、記憶にあるのではないかと思いますが。

バーミーは美味しいですよ。
何しろ、ラーメンに似ているし。
もう、何度も食べています。
ベトナムでは、ベトナムの麺料理を取り上げますから。
円谷プロの窮状に関してはわからないのですが。

ええ、マルチレス大歓迎です。
それがブログの醍醐味なので、その記事ごとに反応してくださいませ。
ごくたまに、音楽話も旅にこじつけてやりますので。
また来てください。

投稿: ヒョウちゃん | 2009年4月 3日 (金) 21時27分

マサエ。さん、こんにちは。
やはり行きますよね。ここ。
近藤紘一もここに通い詰めて記事を書いたんだと思いますね。
沢木耕太郎も、「深夜特急」の旅ではここを訪れることはできませんでしたが、数年前来たみたいです。

こういう展示物は自分の国が関係していると多少胸が痛むものですが、アメリカ人もフランス人も、来ていましたね。

投稿: ヒョウちゃん | 2009年4月 3日 (金) 21時31分

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