サイゴン川
ホーチミンを流れる川はサイゴン川という。メコンではない。川は陥落前のホーチミン、サイゴンの名前をとどめている。ここには、川の対岸とのフェリーや、ブンタウまで行く高速船が発着する場となっている。もちろん、サイゴン川クルージングの船もある。
<獲物を捕る少年たち>MZ-3/77mm/E100VS
川は、バンコクのチャオプラヤー川にも似て、濁った色合いである。しかも、海に近い大都市圏にある川であるため、濁り具合は元々の川の色だけとは思えない。つまりかなり汚染されていると思うのだが、網を持って魚を捕ろうとする少年たちもいる。
<バイクの洪水>MZ-3/50mm/E100VS
ホーチミンの対岸はフェリーで結ばれていて、到着するとバイクが先を争うように風を切っていく。これはすさまじいほどである。ベトナム人とバイクは切っても切れないもののようで、中には、高速船やバスにまで持ち込む乗客がいるほどである。
最初に到着したホーチミンの3日目には高速船に乗って、ブンタウまで行った。高速船の料金は長距離バスよりも高く、160,000ドンである。ただし、バスで3時間くらいかかるところを、わずか1時間半で結ぶ。
<ペトロ・エクスプレス>MZ-3/35mm/E100VS
ホーチミンとブンタウを結ぶ高速船は2社で運航されている。ペトロ・エクスプレスとビナ・エクスプレスである。料金はどちらも同じで、少し時間をずらして運行されている。チケット売り場が異なるだけで、サービスはほとんど同じ。早く出る方を買えばよい。
ペトロ・エクスプレスにはアオザイ姿のチケット係が乗船していた。船内では小さなミネラルウォーターのボトルが配られた。ビナ・エクスプレスにはアオザイ美人が乗っていなかったが、もちろんミネラルウォーターが配られる。どちらも座席指定制。
<ビナ・エクスプレス>MZ-3/35mm/E100VS
と、いうことで、ビナ・エクスプレスに乗ってブンタウまではあっという間。すでにここは、川ではなく、南シナ海に面した湾なのであった。
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