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2009年4月13日 (月)

南シナ海を望むキリスト像

1時間くらい歩いただろうか。岬を回り込むと背後の丘の上に巨大なキリスト像が見えてきた。

巨大なキリスト像というと、ブラジル、リオデジャネイロのコルコバードのキリスト像が有名である。それのコピーともいえる、クリスト・レイという像がリスボンの対岸、アルマーダにある。いずれも、高さは30m程度だが、丘の上にあったり、高い台座にのっていたりでもっと高く見える。

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<ブンタウのキリスト像>MZ-3/35mm/E100VS

麓から丘の上まではひたすら階段を上る。途中、各地のベトナム人が寄進したらしいベンチがあった。居住地を見ていると、アメリカが目立つ。ベトナム戦争でベトナムを捨てたベトナム人がベトナムのことを思い鎮魂の意味を込めて作ったものなのだろうか。

ともかく、このキリスト像は前記の二つに比べると両手の広げ方が控えめである。これらは、全長とリーチがほぼ等しいバランスなのだが、ブンタウのキリスト像はリーチがかなり短めである。

この丘はブンタウの町と南シナ海を見渡すことができ、要塞として使われたのだろうか、砲門が置かれていた。これは今も残る。ただし、ベトナム戦争とは関係しないように思える。つまり、かなり古いものでマカオの砲門のように歴史を感じさせるものであった。ガイドブックにはこのあたりの記述がなかったので何ともいえないが。

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<南シナ海>MZ-3/50mm/E100VS

キリスト像の中は、展示物があり、見学可能。さらには、螺旋階段を使いキリスト像の肩のところまで登ることができる。ただし、大きな荷物は持ち込めず、入り口で預かられるが、常に荷物を管理しているわけではないので、冷や冷やものであった。

肩の部分はもちろん2箇所あり、右肩から海を望む。結構な高さである。

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<キリストの顔>MZ-3/50mm/E100VS

横から見ると、あまりキリストっぽく見えない。なお、展望台とはいえ、ひとりがやっとという狭さで、せいぜいカメラを構えられるくらいか。

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コメント

見晴らしが良さそうですね♪
肩からの下界の視界がヒヤヒヤなのか、預けた荷物がヒヤヒヤなのか微妙ですが。

キリストの像は、ベトナムにおけるキリスト教徒達の殺戮をどのように見たんでしょうか。
この視線の先にある平和はどこにあるんでしょうか。
こういう像を見る度に、そんな気持ちにもさせられます。

投稿: lastsmile | 2009年4月14日 (火) 15時09分

lastsmileさん、こんにちは。
ホントに意外に見晴らしがよかったです。
ちょっと荷物預けが面倒ではあるんですが。
ただ、螺旋階段の最上部は確かに、荷物を持って登ることは不可能な狭さです。
このキリスト像、ベトナム戦争時にあったかどうか不明なのですが、南シナ海およびアメリカの方を向いているようにも見えますね。
ま、ベトナム戦争より遙か前からも、ベトナムにはキリスト教徒がかなりいたのですけど。

投稿: ヒョウちゃん | 2009年4月14日 (火) 22時39分

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