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2009年6月 8日 (月)

メコンのフェリーと国道1号線

カントーからホーチミンまではちょっとした手違いではあったが、タクシー利用となってしまった。この間はメーター料金ではなく、事前に決めてあった値段で行く。要するにチャーターである。

カントーからホーチミンまでは国道1号線を使う。そうしたルートなのだが、カントー郊外からヴィンロン方面へはフェリー利用となる。メコンの後江には橋が架かっていないのである。

Md0662

<メコン>MZ-3/50mm/E100VS

川には何艘ものフェリーが行き来している。ここを横切るのは15分程度の航海だが、はっきりいって待ち時間の方が長いくらいだ。それだけの交通量があるといえよう。フェリーにはクルマだけではなく、おびただしい数のバイクも搭載されている。

川を渡ると再び国道1号線。やがてヴィンロン。そして枝分かれしたメコンの前江が待ちかまえる。この部分かなり近代的な橋ができている。ホーチミンから下ってきた時には前江もボートでクルージングしたため、ここを渡るのは初めてということになる。

やがてホーチミンの文字が標識にも見えてくる。交通量はさらに増え、渋滞もしばしばである。かつての国道1号線はベトナムの幹線道路とはいえ、所々穴も開いているような状況だったらしい。現在はそれはさすがになく、タイの国道並みに舗装されていて快適だ。

ただしそこはアジアの国で、橋の継ぎ目などは日本では考えられないくらいの段差となっていて、クルマはスローダウンすることもしばしばである。

ホーチミンに戻った時には日もとっぷりと暮れていた。快適だと思っていた移動だったが、さすがに疲れた。これが、バスだったらと思うと…。ここから、再びのホーチミンの3日間が始まった。

それにしても、メコンという川はなかなか橋が架けにくいものなんだろうか。メコンの後江にも、橋が建設中ののような話も聞いたが。

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