基本はハリサ
予定ではコダックのリバーサルが現像から上がってくるはずですが、よんどころない事情によりまだ取りに行けません。スキャンもしておきたいところですが、まだ先になりそうです。
…ということなので、かけるところから話題を振っていきます。
チュニジアの食事での基本は、ハリサ。モロッコでも登場した赤い唐辛子ベースのソースです。チュニジアの人たちはハリサをパンにつけて食べます。まあ、モロッコでもそうだったんだろうけど、出てこないところも多かった。
<カジュアルレストランのハリサ>GR DIGITAL
チュニジアに到着した翌日の実質初日は、カルタゴの遺跡を歩き回り、いきなりローカルな食事に突入するよりも軽くハンバーガーくらいで済ませておこうと、カジュアルなレストランに行ってみました。ハンバーガーを頼んだのに、バンズみたいなパンが出てくる。パンとともに出てきたこれらのソース類はいったいなんだと思ったら、赤いのがハリサでした。白っぽいのはマヨネーズベースのもので、黄色いのはオリーブ油。
<ローカル食堂のハリサ>GR DIGITAL
そして、夜はローカル食堂へ。昼を軽く済ませていたのでパンをちぎりハリサにつけて食べる。食べるに従いハリサの辛みが舌の感覚を鈍らせていく…。はっきりいって辛いです。モロッコのハリサはもっとマイルドだったような。ちなみに、この店はチュニスにあったもののスファックスの味ということが謳われていて、南部に行くほど辛くなるようです。昼のハリサはお行儀のよいものみたいで、まったく辛くありませんでした。
<瀟洒なレストランのハリサ>GR DIGITAL
ハリサには、オリーブ油をかけるのがチュニジア流のようです。この店では、ウエイターがオリーブ油をかけてくれました。ハリサの上にのっているのはツナ。なぜか、チュニジアではツナがよく使われるようです。チュニジアンサラダには、必ずといっていいほどツナが入っています。
チュニジアのパンですが、フランス流のバゲットの時もあれば、アラブ型の丸いパンの時もあります。店によって異なります。いずれも、美味しい部類だと思います。ただ、モロッコのパンまでのレベルには行ってないと思う。第2グループといったところでしょうか。惜しい。
旅の後半はフランスに飛んでしまったのですが、シンプルなコンチネンタルの朝食ばかりで、時々ハリサのスパイシーさを食べたいなと思ったりしたものです。まあ、フランスのパンなので、美味しいには違いないのですが。
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コメント
ハリサは混ぜる香辛料の違いでしょうか。微妙に香りが違っていましたね。でも辛いので違いがあまり感じ取れませんでした。炊き込みゴハンもドバッとハリサが入っていて、はじめはケチャップ味かと思っていたので、ウッとなってしまいました。
投稿: とんび | 2009年8月30日 (日) 16時19分
ああ、いいですね。ハリサ。
あちらにしては、シンプルな味ですが、その代わりに飽きずに食べられるように思います。
こういう風にみなさんの旅行記をみているとマグレブに行きたい気持ちがむくむくと。
投稿: Gina | 2009年8月30日 (日) 18時18分
とんびさん、こんにちは。
地域だけでなく、店によっても味が異なりましたね。
中には、豆が入っているものもありました。
ピラフみたいなものを自分も食べましたが、やはりハリサがどっさり入っていました。
投稿: ヒョウちゃん | 2009年8月30日 (日) 21時18分
Ginaさん、こんにちは。
スパイシーなハリサ、チュニジアを離れると無性に食べたくなりますね。
残されたマグレブとなると、アルジェリアでしょうか。
探せばツアーもあるみたいだし、チュニジアから入る現地のツアーもあるみたいでした。
モロッコや、チュニジアの再訪もいいですね。
投稿: ヒョウちゃん | 2009年8月30日 (日) 21時20分
ハリサ! 初めて聞きました!
チリソースとかハバネロソースみたいのでしょうか?
辛いと言うだけで興味津々。
暑いお国柄だから発汗効果期待なんでしょうかね。
投稿: lastsmile | 2009年8月31日 (月) 23時11分
lastsmileさん、こんにちは。
ちょっと調べてみましたが、マグレブ文化圏でも、特にチュニジアでよく食べられるものですね。
作り方は唐辛子をペースト状にして、様々なものを混ぜるようです。
まあ、辛いことは辛いですが、はっきりいって、タイ料理に紛れているプリッキヌーの方が辛いです。
ま、プリッキヌーは外れもあるので、こちらは安定した辛さというか。とにかく、これをつけて辛いパンを食べるのですよ。
辛いパンというのが、意外性ありますよね。
発汗効果はそれほどでもないと思いますが、食べ過ぎると腸に来ると思いますよ。
投稿: ヒョウちゃん | 2009年9月 1日 (火) 20時50分