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2009年10月 4日 (日)

アイン・ドラハムの憂鬱

タバルカ滞在中、隣町のアイン・ドラハムに行ってみた。隣町とはいえ、バスで1時間近くかかる。タバルカが海に面したリゾートタウンの趣があるのに対して、アイン・ドラハムはクルミリ山地の中にある静かな村である。意味は、「銀の泉」だそうだ。

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<分岐点>MZ-3/35mm/RVP100

タバルカでバスに乗ると、隣に座った男性はアルジェリア人だといって、パスポートを見せてくれた。日本からは渡航自粛勧告が出ているアルジェリアだが、リビアとともにチュニジアでツアーに参加すれば、一部を見てくることができるそうだ。とはいえ、この男性は出稼ぎか何からしく、途中の村で降りていった。

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<アイン・ドラハムのメインストリート>MZ-3/35mm/RVP100

アイン・ドラハムは本当に小さな村で、メインストリートを往復するだけであとはすることがなかった。そんなところでも、ところどころにカフェがあり、男ばかりがコーヒーなどをすすりつつ、ゲームや無駄話に興じているという、「深夜特急」にでも出てきそうなシーンが目に付く。

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<クルミリ山地>MZ-3/35mm/RVP100

「どこから来たの?シノワ?」と、カフェの男性から声をかけられる。日本からだというと、自分はチュニジア人だが東洋系の顔をしているので中国人といわれることがあるのだと答える。でも、そこまでで、カフェの中までは入っていけない。これが旅の最初の頃だからだろうか。写真でも撮らせてもらえばよかったのだが、やはり旅の最初の頃はぎこちなさが浮き立ってしまう。

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<八百屋の店頭>MZ-3/35mm/RVP100

山の中だというのに、豊かな産物ということがわかる。何かが起こりそうで起こってくれない。そんなジレンマを抱きつつ、アイン・ドラハムをあとにする。

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<モスク>MZ-3/35mm/RVP100

冒頭にも書きましたが、アイン・ドラハムはタバルカからバスで約45分。また、チュニスなどから直行するバスもあるようです。観光的にはほとんど何もなく、暇を持て余しそうですが、夏は避暑、秋からは狩猟シーズンとなるようで、もしかしたら外国人向けにイノシシ料理を食べさせるレストランもあるかも。ジビエということですが、ムスリムはイノシシは食べられません。

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コメント

旅の最初の頃のぎこちなさ、よくわかります。
この最初の時間が日本の日常文化から離陸するところなんでしょうね。
私の場合は、いつも旅の時間が短いので、初日は相当テンションを上げないと写真が撮れません。
初日の写真は遠慮がちに撮っていて自分でも面白くない写真だと思うことが多いです。

旅慣れてくると離陸の時間が短くなるのでしょう。

投稿: スクムビット | 2009年10月 4日 (日) 19時30分

スクムビットさん、こんにちは。
自分の場合は年2回くらいしか、海外に行かないので、旅の初めのあたりはリズムを取り戻すのがやっとみたいなところがあります。
ま、この日は4日目にあたるのですが、前日タバルカに到着し、疲れも合ってか夕食も取らずに済ましてしまったような状態でした。
アイン・ドラハムでは特筆すべき出来事はなかったのですが、その日の夕方ようやく人物を撮影できたので、これをきっかけにして旅に入って行けたような感じです(前記事の写真がそう)。
まだ全部の写真を確認したわけではないので、詳しいことはいえませんが、時間が経つにつれて、これという写真が増えてくると思います。
そうして時間が経つにつれていい写真が多くなってくるケースは、昨年夏のメコン旅と一昨年夏のイベリア半島とモロッコです。
果たして、今回はどうなんでしょうねえ。温かく見守ってくださいませ。

投稿: ヒョウちゃん | 2009年10月 4日 (日) 20時00分

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