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2009年11月 7日 (土)

ローマ以前と以降

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<リビコ・プュニック廟>MZ-3/35mm/RVP100

ドゥッガの南のはずれの斜面に立つひときわ高い塔が、リビコ・プュニックぬ廟だ。これは、ローマがやってくる以前の建築物で、内部にあった碑文によると、紀元前3世紀のヌミディアの指導者を記念したものらしい。

ただし、その碑文を大英帝国が持ち去った際にこの廟は崩壊してしまったらしく、現在の姿はフランス政府によって再建されたものという。ま、転がってあったパーツをくっつけたものなんだろうと推測する。

所詮大英博物館というものは、世界から略奪してきたものをそのまま展示した泥棒博物館のようなものだ。その被害はチュニジアにまで及んでいたんだな。略奪された現在の展示物は、被害にあった国から現在も返還要請がされているものの、イギリス政府は一切要求に従っていない。困ったものである。

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<キャピトル>MZ-3/50mm/RVP100

ローマ時代の中心地がこのキャピトル。屋根と外壁は見事に崩落しているが、柱はきちんと残っている。1700年経っても、この神殿はきっちり残っている。さすがのローマである。

大英帝国が持ち去ったものは、持ち去りやすいものに限られる。それがロゼッタ・ストーンであり、エジプトのミイラなどだが、さすがにこの神殿までは手が出なかったようだ。ただし、ギリシアのとある神殿は丸ごとそっくり大英博物館にある。

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<カエレスティス神殿>MZ-3/35mm/RVP100

こちらもローマ時代の神殿。やはり3世紀のもの。こちらは、西のはずれにあり、ここを見て入り口に引き返すことになった。

駆け足ではあったが、満足のドゥッガなのだった。限られた写真ではあったが、ドゥッガのすばらしさを伝えることができたかな。さあ、チュニスに戻ろう。

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コメント

赤茶けた柱だけが老いた骨格のように残っているところが、さすが石の文化の遺跡ですね。
澄んだ青空とのコントラストがキレイです。青空をバックに孤高の佇まいが味わい深いです。

投稿: lastsmile | 2009年11月10日 (火) 03時44分

lastsmileさん、こんにちは。
地中海沿いの各地にローマ遺跡は残るわけで、どこもまあ似たような感じです。
ただ、ドゥッガは規模も大きく保存状態がよいので、世界遺産となっていますね。
似たようなと書きましたが、細かく見ていくと違いはかなりあります。たとえば、柱がコリントス様式とかドーリア様式とか。
ドゥッガでは遺跡の基礎となる素材が砂岩でできているようですね。なので、赤茶けて見えるのだと思います。
一方、大理石でできていると白っぽく見えるはずです。

確かに、この日はよく晴れていて、これでもかという青空です。昨年のメコンの旅では考えられないブルーです。
ま、この日以降も青空続きなのですが、微妙に違いはあると思いますので、チェックしてみてくださいね。

投稿: ヒョウちゃん | 2009年11月10日 (火) 20時09分

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