チュニジア版タジン
ケロアンでの夕食は、昼食のレストランと場所を変えたものの、同じようなセットものが主流だった。トマトサラダ、タジン、ヨーグルトのセット。飲み物をつけて10ディナール。
<トマトサラダ>GR DIGITAL
トマトとタマネギのサラダ。やっぱりツナがのっている。バジリコ風のものがかけられ、オリーブオイルがドレッシング代わり。一見、地中海の北側にある国々のサラダにも似ているが、あちらは客がオリーブオイルとバルサミコ酢を自分の好みでかける。こちらは、あらかじめかかっている。だが、まあ味は似たようなものだ。
<チュニジアのタジン>GR DIGITAL
さて、メインディッシュのタジン。「えっ、タジンってタジン鍋で煮込んだ料理じゃないの?」という声も聞こえてきそうですが。チュニジアのタジンはこれなんです。
肉と野菜をミンチにして固めて焼いたもの。味も作り方もモロッコのタジンとは似てもにつかない料理。なぜこうなったのかはよくわかりませんが。ともかく、このカラワンというレストランでこの料理が初めてメニューにあったので頼んでみました。
<モロッコのタジン>GR DIGITAL
ついでなので、モロッコの正統タジンを紹介しておきます。モロッコではタジン鍋で煮込んだ料理はすべてタジンという名前が付きます。素材がなんであれ、タジン。モロッコでは料理のバリエーションが少なく、メインはほぼタジンであると断言していいほど。ただ、タジンとひとくくりにしても店や素材によって味はかなりの違いがあり、タジンの食べ比べという楽しみもある。
一方、チュニジアのタジンはそうそうバリエーションはないだろうし、そんなに一般的な料理でもなさそう。そして、チュニジアにはカムニーヤやオジャというものもあり、モロッコよりは毎日違ったものが食べられそう。
ま、タジンについては断然モロッコの方が美味いと思うけど。
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