囚われのラクダ
ケロアンにある伝統的な井戸には、ラクダがつながれている。ラクダは井戸から水をくみ上げるポンプの代わりを担わされていて、かなり哀れな様子を漂わせている。
もっとも今では、井戸の番人が観光客がやってくるとラクダを歩かせるという観光的なものになっているのだが、哀れなことには違いない。
<ビル・バルータのラクダ>MZ-3/20mm/RVP100
井戸の名前はビル・バルータ。井戸なのに、建物の二階に位置している。初日に訪れたものの、こんな構造になっているとは思いもよらず、やっとの事で井戸にたどり着くと、番人がラクダを歩かせ始めた。この調子ではチップを要求されると思い、一通り見ただけで写真は撮らずに出てきた。
翌日の朝出直した。昨日の感じからシグマの20mmレンズをつけ、チップを要求される前にさっと撮って引き返すという作戦。見事に成功。しかし、取れたのはこのカットのみ。
それにしても観光地なんだから、もうちょっと気の許せる観光スポットであって欲しいのだが。
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コメント
2階に井戸があるって、そこまで水を汲み上げるということですか。1階の方が楽なのに、どうして2階に作ってあるのだろう?。
ラクダさんも大変ですよね。
投稿: マサエ。 | 2010年4月18日 (日) 16時56分
ビル・バルータがなんでまた二階にあるかわかりませんが、ここをドーム状に作り上げた王族がいたらしいです。
その際に井戸も底上げというか、高いところに上げられたのではないかと。ただの想像ですが。
ラクダは観光客が来ないときには膝をついて休んでいるようです。
投稿: ヒョウちゃん | 2010年4月18日 (日) 20時20分