ケロアンの昼下がり
昼食を取り、ケロアンを歩く。
<香辛料>MZ-3/35mm/RVP100
ケロアンのメディナはショハダ門からチュニス門までは比較的短く、500m程度だろうか。このあたりは、商店や露店も出ていて、にぎわいがある。
<アーケード>MZ-3/35mm/RVP100
途中に短いアーケードがあり、明かり取りようの部分から陽が差し込んでいる。そのためちょっと面白い写真が撮れた。
<チュニス門>MZ-3/35mm/RVP100
しかし、このメインストリートは実に短い。あっという間にメディナの反対側に出てしまう。ガイドブックの地図を見ると、ケロアンのメディナはこの方向と対角に広がりを見せている。それではそちらに行ってみることにしよう。
しかし、ここからが迷走の始まりであった。
<白のメディナ>MZ-3/35mm/RVP100
グランモスク方面に歩いているつもりだったが、いつの間にかどこともわからないところに迷い込んでいた。先ほどのメインストリートには買い物客などもいたが、ここではほとんど人に出会わない。住居のドアもぴたりと閉ざされているばかり。
ケロアンの昼下がり。シエスタの習慣でもあるのか、ここは無人の世界と化していた。
<路地裏の子猫>MZ-3/35mm/RVP100
さまよっているうちに猫がひょっこり出てきた。猫は警戒心が強い動物で、カメラを向けてもたいていは逃げられてしまうことが多いのだが、このときはうまくいった。猫も人気のないメディナをさまよって出会った人間に親しみを感じていたのかもしれない。
<グランモスク付近のベン・アリの肖像画>MZ-3/35mm/RVP100
猫の導きがあったのか、その30分後、何とかグランモスクに到着した。しかし、この時間帯はモスクが開いてないので、結局この日はメディナを延々と散策するだけに終わった。
ケロアンのメディナは世界遺産に登録されているものの、規模は今まで回ってきたチュニスやスファックス、スースのメディナに比べて小さい。そして、観光客相手の店が少ないなど、かなりローカル色が強い。店ばかりでなく、チケットを購入してみて回るような観光スポットも比較的早く終わってしまうのだ。
そういうこともあって、翌日はかなり早く行動することとなったのだが。話は続く。
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コメント
明かり取りなんですね、写真を見てなんだろう?って思いました。不思議な、でも素敵な空間ですね。
猫くん、なんか『おいらのシマに入んなよ』と威嚇しているようにも。
あの更新料は魅力たっぷりです。。
投稿: lastsmile | 2010年4月24日 (土) 08時15分
更新料?香辛料ですよ。
猫はたいてい逃げられてしまうので、珍しいです。
チュニジアでは比較的写真に寛容な猫が多いようです。
マグレブでは屋内のスークに明かり取り用の孔があるところが多いのですが、ああいうタイプは珍しいかも。
ちょっとばかり幻想的に移っていましたね。
投稿: ヒョウちゃん | 2010年4月24日 (土) 17時54分