ブリック&クシャ
ケロアンに到着し、荷物整理のあと、街を少しだけ歩いてみた。だが、暑くてほとんど人々の活動が見られず、昼食を取ることにする。
手招きで客を誘うローカル食堂。9.0ディナールのセットメニューのみという店。客もチュニジア人が多い。その中から、定番のブリックとクシャという煮込み料理を選んだ。
<アラブパン>GR DIGITAL
パンはバゲットを切ったものではなく、こんな感じのアラブパン。これで約半分。本来の形は円盤形。アラブパンと便宜上書いたが、モロッコなどではこちらが主流。やはりチュニジアでもこのタイプはあると思うのだが、今までの食事ではこれが出てくることはなかった。
夕刻、街を歩いていたら、人々がパンを買って家路につくところを見かけた。そのうち半分くらいはバゲットを買い物かごに入れていたが、半分はアラブパンであった。古都ケロアンではこちらのパンを好むのかもしれない。モロッコのパンも同様だが、これはバゲット以上に美味しいパンなのである。
<ブリック>GR DIGITAL
もはや説明不要のブリック。中の具がなんだったのかはもはや忘れた。すいません。それにしても、これは腹に結構たまる。
<クシャ>GR DIGITAL
クシャというのは羊肉の煮込み料理。羊肉の他に大きなシシトウとジャガイモが入る。煮込みのベースとなるソースはトマト味。とびきりというわけではないが、まあまあ美味い。それに、ソースを先ほどのアラブパンに付けて食べるとまた味が引き立つ。
<デザート>GR DIGITAL
スイカとメロンがデザート。メロンが出るのは珍しいが、あまりみずみずしくなかった。スイカは水分を多く含み、かなりの美味さである。個人的にはスイカだけでいい感じもする。それにしても、これだけの値段で、デザート付き。ケロアンは物価も安いみたいだ。また、食事をする店ではどこも同じ感じで、メニューの数はあまり多くない。そのかわり、こんな感じのセットにしたものが多かった。
ま、もともとチュニジア料理は品数が豊富ではないが。
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コメント
クシャの緑色のもの、何かと思ったらシシトウなのね。日本のシシトウと比べると大きさが段違いですねー。
投稿: マサエ。 | 2010年4月15日 (木) 10時50分
そう。シシトウなんです。
特に辛くはなかったですが。
ま、やはり夏は暑い地域ですから、成長もすごいんだろうなと思います。
投稿: ヒョウちゃん | 2010年4月15日 (木) 21時52分
私もししとうのでかさにびっくりです。
自分としては辛さもでっかいとそそられますね!
9.0ディルハムは日本円だとどのくらいになるのでしょうか?
投稿: lastsmile | 2010年4月17日 (土) 02時19分
ビッグサイズのシシトウを料理に使う国では、メキシコがあります。でもそんなに辛くないんです。
こちらのは添え物みたいな感じですが、メキシコのはシシトウそのものを使います。
やはり辛い唐辛子といえば、小さいサイズのものじゃないかなあ。
9.0ディナール(訂正します)は、700円弱くらいです。あちらの物価にしては高いですね。
投稿: ヒョウちゃん | 2010年4月17日 (土) 11時24分