ケロアンのグラン・モスク
ケロアンの市内観光は2日目の朝から行った。ケロアンの主な名所は共通入場券になっているが、ケロアンのメディナの入り口にある観光案内所ではなぜかこれを購入することができない。購入することができるのは、メディナの外れや、メディナ外にあるグラン・モスクやシディ・サハブ霊廟、貯水池に面した観光案内所のみである。
前日の昼過ぎに到着した身としては、初めのうちはロケハンを兼ねたメディナの散歩となるのがいいだろうと思ったのである。
前日のうちにモスクまでは何とか行くことができ、あまり迷わずに到着することができた。
<グラン・モスク>MZ-3/20mm/RVP100
まだ朝早いモスクではごく一部の観光客がいるのみである。グラン・モスクという名前の通り、かなり広いモスクである。ケロアンはイスラム教にとっての聖地のひとつである。アラブの北アフリカ進出の拠点となったため、メッカ、メディナに次ぐ第三の聖地であると認められている。
つまり非ムスリムにとっては唯一訪れることのできるイスラム教の聖地なのである。
<ミナレット>MZ-3/20mm/RVP100
グラン・モスクというのはもちろん通称で、正式名称はシディ・ウクバ・モスク。北アフリカにおける布教の拠点として建設された。観光客はもちろん、ミフラーブのある祈りの場には足を踏み入れることはできないが、その一部を垣間見ることができる。
<日時計>MZ-3/35mm/RVP100
モスクの中庭の中央でこんなものを見つけた。かなり高いミナレットがあるにしても、広い中庭ではここだけは影がささないと思われる。アラブは理科系の学問が発達したところである。いささかクラシックだが、寸分の狂いのないものと思われる。しかし、アラビア文字が読めない身にとっては、どこを表示しているものかわからないのが残念である。
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