トランスジョグジャでプランバナンへ
ジョグジャカルタに到着した翌日。実質こちらの初日である。ジョグジャカルタからは近郊に当たる世界遺産、プランバナン遺跡に行くことに決めていた。宿の親父に行き方をきいてみたら、「トランスジョグジャに乗っていけばよい」とのこと。幸いバス停が近くにあり、こりゃ楽勝だわいと思っていたが、そうは問屋が卸さなかった。
<トランスジョグジャ専用乗り場>K-7/Sigma20
ジャカルタには、専用バスレーンを走るトランスジャカルタがあると書いたのだが、覚えておられるだろうか。ジャカルタよりも規模の小さいジョグジャカルタにも同じようなシステムの交通機関が存在するのであった。
料金は1回3,000ルピア。専用の乗り場でチケットを購入し、改札を通って乗り込むバスである。専用の乗り場は、地面からかなり高い位置に作られ、バスのドアもその位置に合うように設定されているため、この乗り場以外のところからは乗り込むことが困難である。
<トランスジョグジャの車内>GR DIGITAL
大きさはジャカルタのものより若干こぶりになるようだが、車内の作りもほぼ同じ。3,000ルピア払い、一応乗り場で「このバスはプランバナンに行くよね?」と確認したつもりで安心しきっていた。座席にも座れたし、あとは終着まで乗っていれば問題ないだろうなと。
しかし、甘かったのである。乗り込んだバスは、40分ほど走り、とあるバスターミナルに到着した。降りて、プランバナン方面へ歩き出そうとした時、「ボロブドゥールに行くバスはこっちだ」と案内人が現れる。
これゃ変だなと思い、いかにも観光客風の英語を話す男性を捕まえきいてみたが、「オレはボロブドゥールに行く」とのたまう。先ほどの乗り場に引き返し、プランバナンまでの行き方を尋ねる。結局はここから、別の路線でまた別のターミナルへ。そこから別の路線で途中乗り換え。このバスの女性の乗務員が英語が話せたので、どこで降りて何番のバスに乗るか親切に教えてもらえた。最後の乗り換えでようやく人心地付く。
結局、バス4本を乗り継ぎ、約2時間かかって、プランバナンの最寄りへ到着した。払った料金は3,000ルピアのみだが。
最初のバスはジョグジャカルタ市内を延々と走り、ぐるっと回って駅近くのバスターミナルに到着した模様。ジョグジャカルタは意外に広いところで、泊まっていた宿が駅から離れたプラウィロタマン地区にあった。トランスジョグジャに関してはガイドブックに路線の表示がなく、乗りこなすには路線図が必要だろう。
一応、プランバナンに行く路線は、その手前でジョグジャカルタの空港近くにも立ち寄るのだが。見知らぬ土地に着いたら、とりあえずバスに乗ってみて、終着まで乗り通しまた引き返して来るという、若い頃の沢木耕太郎のようなことをやってしまった。まあ、時間はかかったものの、それほどのロスとはならず、プランバナンの観光も滞りなく行えたのだが。
情報として、ジョグジャカルタまで来ると、町を流すタクシーの数はかなり少なくなります。また、そのタクシーもメーターがなく交渉するタイプ。広い町ながら、市内の移動は不便。
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