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2010年9月 7日 (火)

スハルティのアヤム・バカール

観光初日の夕食でようやくインドネシアらしい料理を口にすることができました。インドネシアはこの時期乾季とのことですが、出発前に気にかけていた軽いスコールが夕方降るというのがジャカルタの気候なのでしょうか。傘をさしてのお出かけなので、宿の近くにある「スハルティ」というファミレス風の店へ。

入ってみるとかなり広い作りで、客足はまだ少ない感じ。清潔なテーブルにはすでに、紙ナプキンに包まれたスプーンとフォークが容器に大量に入れられています。ファミレスというよりは高級大衆食堂みたいな感じです。

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<まずはビンタン>GR DIGITAL

イスラム圏ではあるが、ちゃんと国産のビール。「星」という名のビールで、どちらかというとライトなテイスト。モルツやヱビス、ビアラオの対極にあるビールです。上の画像では泡が立っているのですが、この泡もすぐに消えてなくなるし、しつこくないのですぐに2本目が欲しくなる味でしょうか。すいすい飲めるってやつです。

また、軽い味わいなので、最初から氷を入れて飲むということはほとんどないです。ちなみに、このくらいの店になると、空のグラスは冷蔵庫で冷やしてあるので、最初の一杯が美味しく感じられます。

インドネシアにはバリ島のバリハイなどもありますが、まあビンタンがビールの定番でしょう。とはいえ、飲んでいるのはほとんどが外国人なのではないかと想像しますが。

あと、画像におしぼりが見えますが、そのしたの金属のボウルには水が入っています。インドネシアでも、右手にスプーン、左手にフォークという食事の作法なのですが、中には手を使って食事する人も多いので、そのための配慮でしょう。おしぼり+水入りの金属ボウルというのが、比較的ステイタスの高い店のサービスと断言してもかまわないでしょう。

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<本日の夕飯>GR DIGITAL

頼んだものは、アヤム・バカール(ハーフサイズ)とナシ・ソト・アヤム。アヤムというのは、鶏肉のこと。なぜか鶏肉シリーズとなりましたが、この店はアヤム・ゴレン、鶏肉の素揚げが売りなので、究極の選択なのかも。

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<ソト・アヤム>GR DIGITAL

ナシ・ソト・アヤムとはご飯と鶏肉のスープ。スープはウコンで黄色く染まっていて、鶏肉と野菜の他に麺のようなものも入っていました。これにご飯が添えられているのは、ご飯とスープだけでシンプルな食事をするという人たちもいるからでしょう。

また、スープには、ご飯ではなくご飯を練り固めたロントンというものを添えることもあるようです。

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<アヤム・バカール>GR DIGITAL

アヤム・ゴレンが売りの店なので、そちらを頼めばいいのでしょうが、鶏肉を焼いたものを頼みました。わずかにたれがかかっていて、それとともに直火で焼いたもののようです。これは小骨がかなり多いものの、スプーンやフォークだけですっと切れるくらい柔らかく、たれの味が染みていて美味かった。

初日の成果は上々。ちなみに、このスハルティ、チェーン店のようで、ジャカルタには数軒あるようです。ナシ・ソト・アヤム17,000ルピア、アヤム・バカール35,000ルピア、ビンタン大25,000ルピア。トータルしてみれば、安いのですが、インドネシアでは料理に比べて飲み物の値段が、特にビールは高めのような感じです。

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コメント

 インドネシア料理というのは、やはり鶏肉が多いのでしょうねー。イスラム圏だから、豚は食べないし。
 鶏肉、飴色に焼けていて、美味しそうですね。

投稿: マサエ。 | 2010年9月 8日 (水) 10時29分

マサエ。さん、こんにちは。
イスラムと他の宗教が同居するところでは、おおむね鶏肉と羊肉というのがよく食べられる肉ということになります。どちらも引っかからないので。
インドネシアではバリがヒンドゥ圏なので、豚肉の料理もあります。これはあとで出しますけど。
この鶏肉は本当に美味しいと思いました。
それでもご指摘のように、肉となると7割方鶏肉なんですけどね。これからも鶏肉料理の紹介も続きますよ。

投稿: ヒョウちゃん | 2010年9月 8日 (水) 22時16分

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