プランバナン遺跡・仏教編
プランバナン遺跡の後半です。昼食を挟み、史跡公園の奥にあるセウ寺院へ。ちなみに、リーズナブルな値段のレストランが公園の中程にあり、飢える心配はありません。トイレもきちんときれいなものがあります。
<羊とセウ寺院>K-7/FA35
公園内には羊が放牧されている。…というよりも、当然持ち主がいて草を食べさせるために羊飼いが公園内に羊を連れてきたと行った方がよさそう。結構な数の羊がいました。
<セウ寺院>K-7/DA15
正面の入口から見たセウ寺院。広角で撮っているので、わかりにくいかも知れませんが、中央の建物が本堂です。これも大きな建物ですが、ロロ・ジョングラン寺院のようにそれがいくつも建ち並ぶというわけではありません。これが単独であるのみ。
手前に見えている小さな塔は飾りのようなもので、ここに仏像のレリーフが彫られています。また、入口が東側にあり、この時点で逆光となっています。アンコール遺跡群もアンコールワットを除きすべての寺院の入り口が東にあります。そうしたことから、アンコール遺跡と共通点があります。
<南側>K-7/DA15
セウ寺院は本堂が全面的に修復中。その周りの建物群も崩れ落ちてしまったものが多かったです。地震の影響なのかどうか、よくわかりません。修復中のため、本堂の内部には立ち入ることはできませんでした。
<レリーフ>K-7/FA35
崩れ落ちてしまったような本堂周囲の建物群ですが、ここにはアンコール遺跡のようにたくさんのレリーフが彫られていました。ちなみに、セウとは、「千」という意味です。現在は半分崩壊したような建物が残るのみですが、往時はさぞかし壮観だったろうと思います。
レリーフはアンコール遺跡のものよりも立体的です。その代わり、建物の石の組み具合はアンコール遺跡の方が緻密です。レリーフ自体もアプサラやデバターのような女性的で美しいものは少ない感じ。男性的で骨太なレリーフです。
今回の記事ではロロ・ジョングラン寺院とセウ寺院に絞って紹介しましたが、この二つの寺院の間には、小さな寺院が2つあります。いずれも半ば崩壊していて、かなりのピッチで修復中。また、史跡公園からはずれた場所には、ヒンドゥと仏教それぞれとそのミックスした寺院群が点在しています。時間がなくて、訪れはしませんでしたが。
史跡公園内でも紹介できた写真はわずかですが、夕方近くまでいたのでかなりの写真を撮っています。少なくともここには半日を費やしたいところ。何たって、13ドルですからね。
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コメント
羊、居ましたねー。のんびりと草を食べていました。
あの瓦礫、あれが全部寺院の建物だった頃、すごい壮観だったでしょうねー。
投稿: マサエ。 | 2010年10月 6日 (水) 16時18分
羊いましたか。
いつも放牧中なんでしょうね。
あの瓦礫の山を見ていると、いつ完全修復されるのか気になりますね。
遺跡の修復といえば、アンコール遺跡が急ピッチで行われていますが、それくらいといわないまでも、今のペースで10年くらいあとに修復されたら楽しみです。
投稿: ヒョウちゃん | 2010年10月 6日 (水) 22時27分
おはようございます♪
レリーフの像素敵ですね
頭髪といい福耳といい
しぼられたウエストも美しいです
より完璧な修復で遺産を残してほしいです
投稿: trintrin | 2010年10月 7日 (木) 10時48分
セウ寺院は全面修復中なので、今のところはレリーフが主役ですね。
本堂近くの建物には、ほぼひとつのレリーフが彫られています。
ここが完成したら、ロロ・ジョングラン寺院とは違った壮観さになるでしょう。
投稿: ヒョウちゃん | 2010年10月 7日 (木) 22時00分