マノハラ・ホテル
ボロブドゥールはこの旅のハイライトのひとつ。是非とも宿泊して、壮大な夕陽と朝陽を見たかったのだが、到着予定がはっきりしないため、予約なしで出向いた。ジョグジャカルタに列車で到着した時、駅のホテル予約所で頼み込んでみると、予約できた。
何事もトライしてみるものである。同様にボロブドゥールからジョグジャカルタに戻る時に、マノハラのフロントでお願いしたら、マリオボロ通りにある比較的よい宿が予約できた。しかも、そこまでの送迎も可能であった。インドネシアの物価からすると結構しそうな感じだが、旅行者の感覚からするとそうたいしたものではない。時は金なりである。
で、ボロブドゥールにはジョグジャカルタからローカルバスで向かい、宿まではベチャで行く。ボロブドゥール随一のリゾートホテルだが、怪訝な顔をされることがないのがアジア旅のよいところである。
<ベッドルーム>GR DIGITAL
マノハラはすべて平屋のコテージ風の建物で構成されている。1棟あたり7室程度が並び、こうしたものが、6棟くらいある。
客室はいうまでもなく、今までで最高の部屋。ベッドの上には世界遺産ボロブドゥール遺跡の写真集が置いてあり、これ見よがしにページが開かれている。こういう宿も初めてである。
<シャワールーム>GR DIGITAL
浴室はバスタブ付きではなかったが、個人的には全く気にならない。これで十分だ。
<テラス部分>GR DIGITAL
そして、窓の外には広いテラスがあり、ここで存分に洗濯物を乾かすことができた。まあ、夜冷え込むために意外に乾きが悪かったのだが、太陽の光で乾かすことは気持ちがよい。
なぜ、このマノハラなのか。ボロブドゥールは辺鄙な場所にあるが、他にも宿はある。1泊あたり675,000ルピア。そうたいしたことはない。まあ、クレジットカードが使えるという利点はある。だが、それだけではないのだ。
このホテルは、ボロブドゥール遺跡に隣接し、遺跡への出入りに高額なチケットが必要ないのだ。ガイドブックによれば遺跡の入場料は12USドル。だが、プランバナンが11USドルだったところ、13USドルしたので、15USドルくらいするのではないだろうか。結局、遺跡には4回も足を運んだ。その料金を考えると宿代がそれほどのことでもないとわかるだろう。また、マノハラは早朝のサンライズツアーを主催していて、宿泊客は割引料金で参加できる。この時使用した懐中電灯は記念品代わりらしく、返却不要である。
<朝食>GR DIGITAL
このような宿なので、ボロブドゥールで宿泊を考えている場合、絶対に泊まった方がいい宿なのである。朝のすがすがしい空気の中食べる朝食も最高である。これで部屋にWi-Fiが付いていればいうことないのだが、実はフロント周辺でネット接続ができる。このことにはチェックアウトの時に気づいた。それだけが残念。
このあとしばらく、ボロブドゥール関連の記事が続きます。
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コメント
おお、ステキな宿ではありませんか。ここなら、私も 泊まってもいいかなー。
ボロブドゥールに隣接というところがいいですねー。朝食も美味しそう。
投稿: マサエ。 | 2010年11月 7日 (日) 15時25分
ずいぶん前から、ボロブドゥールに行くなら、マノハラと思っていました。
ま、そのくらい前から名が知られているので、結構古ぼけているのかなとも思いましたが、一級品のホテルだなと思います。
実は、ここはボロブドゥールの研究所が隣接していて、その機関が運営しているのだと思います。
なので、遺跡に関しても自信を持っているし、このように、宿泊客を優遇しているのですね。
朝食もよかったですよ。
卵をお好みで焼いてくれたりもします。
それでいて値段はリーズナブルです。絶対のオススメです。
投稿: ヒョウちゃん | 2010年11月 7日 (日) 19時47分
ヒョウちゃんの写真をみてびっくり。(シャワーとか)
マノハラ、増設されて綺麗になったようですね。
2005年では部屋22室だったのが30室になったようですね。
インドネシアでは1階の部屋では、イスとテーブルを置いてあるところが多いようですね。
中部ジャワのジェパラ滞在中は夕方6時から6時半くらいになると日が沈むので、仕事終わってマンディ(水浴び・シャワーなしの部屋)した後、お茶かビールを運んでもらってイスで涼みながらチチャ(ヤモリ)が天井で蛾を捕まえるのを眺めるのが楽しみでした。
ムラピ山、噴火してしまいましたね。
投稿: 04mat | 2010年11月 8日 (月) 01時59分
あ、やっぱり、改装されたのですね。
妙に新しい感じだったし。
今でも、ガイドブックには22室と記されていますが、もう少し部屋はある感じがします。
インドネシアの宿、コテージ形式では2階にある部屋も、ドアの外などに椅子とテーブルがありますね。
自分の場合も、夕暮れに近い頃、お茶かコーヒーを味わいつつ、涼んだこともありました。
ムラピ山の噴火にはびっくりしました。
そんな予兆もなかったし、話題にもなっていなかったと思います。
ジョグジャやボロブドゥールで眺められたコニーデ型の山がそうなのかな。
投稿: ヒョウちゃん | 2010年11月 9日 (火) 20時04分
ムラピ山はたぶんボロブドゥールから見て朝日の出る側だと思います。
北側にも綺麗な山がありましたね。
ボロブドゥールはストゥーバの中の仏像が忘れられないですね。
ここの仏像は日本人好みじゃないかな。
「中部ジャワの富士山型の山(名前は不明)を見るともう一度訪れる」なんて逸話があったような・・・・・
投稿: 04mat | 2010年11月10日 (水) 01時19分
あの山じゃなかったのですね。
では眺めていない気もしますが、ボロブドゥールからジョグジャに戻る時、前方にやはり高い山があったと思います。こちらかも。
ストゥーパの中の仏像、写真を撮ってきています。
ストゥーパが壊れてしまって、常時むき出しのままの仏像もありますね。
いわれてみると、ボロブドゥールの仏像はいずれも穏やかな表情ですね。日本人好みかも知れません。
ジャワ島にはいい形の山がたくさんありますね。
ジャカルタから鉄道でバンドゥンに向かう時にも、バンドゥンからジョグジャに向かう時にもいい形の山が見えました。
投稿: ヒョウちゃん | 2010年11月11日 (木) 00時14分