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2011年2月17日 (木)

ひとつの通りに4つの宗教

その通りの名は、マスジット・カピタン・クリン通り。ここには、ペナンに住む民族の心のよりどころとする宗教施設がそれぞれにある。

これらの紹介は民族に差をつけるわけにも行かず、コーンウォリス要塞がわからコムタの方面に向かうことにして挙げていくことにする。

Mp0253

<セント・ジョージ教会>K7/DA21

言わずもがなの英国国教会。イギリスがペナンに上陸し、ケダー州のスルタンからペナンを譲り受け、ここをシンガポール、マラッカとともに海峡植民地とした。その当時のイギリス国王がジョージ3世であった。ペナンの中心地、ジョージタウンの名前はこれにあやかるものである。

マレーシアではイギリスの影響がなお残り、シンガポールにも、英国国教会の大聖堂があるのだが、マラッカはなお歴史が古く、ポルトガルとオランダに植民地にされたことがあり、フランシスコ・ザビエルの影も見えてくる。

なお、ここから少し離れたところにはカトリックの大聖堂があるが、これはあとで知った。セント・ジョージ教会を訪れた時には修復中で、中に入ることさえできなかった。この写真は覆われたフェンスを撮さないようにして撮ったものである。

Mp0240

<観音寺>K7/DA21

セント・ジョージ教会からコムタ側に約5分程度歩いたところにある中国寺院。何がどうということのないごく普通の中国寺院だが、線香が立ちこめる中、かなりの人たちが熱心に祈っている。

なお、この画像はモノクロモードで撮してしまったもの。K-7の設定をいじっていたら、突然こうなってしまった。普段カメラのモニターを撮影後もほとんど確認しないので、しばらくはモノクロのままだった。フィルムカメラ時代のままの感覚なので、どうしようもない。

Mp0391

<マハ・マリアン寺院>K7/DA15

こちらはヒンドゥ寺院。正面のゴプラムは7mの高さがあるそうな。割と小さい寺院なのだが、裸足になれば、異教徒であろうと中を自由に見学できるところがよい。ヒンドゥ寺院はクアラルンプールのなぜかチャイナタウンにもあった。また、マラッカとジョホールバルにもある。もちろん、シンガポールにも。この中ではジョホールバルのヒンドゥ寺院は見学不可。

Mp0375

<カピタン・クリン・モスク>K7/DA15

マレーシアでも最大級のモスクのひとつ。もっとも、マレーシアではモスクとはいわず、正式名称は、マスジット・カピタン・クリンである。大きさも相当なものだが、建物の美しさもなかなかのもの。

マレーシアでは異教徒はモスク内部に入ることはできず、外からの見学となる。

このように、ひとつの通りに4つの異なる宗教が混在しているところがペナンを象徴しているといえるのだが、ジョージタウンでもこのようなとおりはなかなかないらしく、もらったパンフレットではこのことがかなり強調して書いてあった。

さらにジョージタウン町歩きは続く。

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コメント

マレーシア人の知人がいますが 彼らはインド系でヒンズーです。 よくも揉めずにやって行けてますね。
日本では宗教に疎い人が多く、なぜかピンと来ませんね。
しかし 外国から見たら仏壇と神棚が同じ部屋にあるって
尋常では無い気がするのだけど・・・。

投稿: 霧のまち | 2011年2月18日 (金) 00時00分

島国でほそぼそと生きてきたワタクシには
人種・宗教のるつぼにみえます
でも刺激的で楽しそう
宗旨変えもかんたんなんでしょうかね~

投稿: trintrin | 2011年2月18日 (金) 10時55分

霧のまちさん、こんにちは&はじめまして。
マレーシアは多民族国家ですが、政府の政策がいいんでしょうね。とはいえ、華人の利益を優先したシンガポールが、分離独立したという歴史も持っています。
日本の仏教の中から新しくできた宗派などは、かなり布教や勧誘も激しいようだし、構えてしまう人が多いんじゃないかな。
神道はまあ、日本のローカル宗教みたいなものですが、タイなどでも、男性は一生に一回は出家しなくてはいけないのですが、実はかなり元からあった神々を信仰してもいるし、ミャンマーではナッという、神々も仏像とともに寺院にまつられていますから、そうした両立もあるわけで、日本だけ独特というわけでもないと思います。
もっとも、欧米やムスリムのような唯一神を信仰する人たちにとっては、信じられないでしょうけど。
ヒンドゥもものすごい数の神々を信仰していて、仏陀もその中に取り込まれています。
まあ、いろいろですよね。

初めて「旅のミラクル」を覗かせていただきました。
今後伺うこともあるかと思います。その節はよろしくお願いします。
また来てください。

投稿: ヒョウちゃん | 2011年2月19日 (土) 00時07分

trintrinさん、こんにちは。
やはり多民族国家、そう感じますか。
東南アジアの中でも、マレー系とインド系はかなり目立ちますから、異国情緒をたっぷりと感じることができると思います。
宗旨替えですが、マレーシアにアウトカーストのヒンドゥがいるかどうかわかりませんが、そうしたせっぱ詰まった状況でないと、する人はいないんじゃないかなあ。
マレーシアは安定しているんですが、同じくマレー半島にある、タイ南部ではイスラム系の独立派がいて、テロ活動も行っているみたいです。
そういえば、もう根絶されたようですけど、マレーシアにも宗教と関係ないようですが、共産ゲリラがいましたね。

投稿: ヒョウちゃん | 2011年2月19日 (土) 00時14分

ペナンはイギリスに割譲され自由貿易港となったという経緯がありますので,いろんな民族がそれぞれの宗教とともに移民してきたようです。自由貿易港として宗教の自由が保証されたことが多くの宗教が根付く要因だったとおもいます。

ヒョウさんがチェックされた4つの宗教に加えて,北西側にはタイ寺院やミャンマー寺院があります。日本人にはちょっと信じられないことかと思いますが,宗教の違いは民族や生活習慣のちがいに直結しており,異なる宗教間の婚姻は私たちが考えているより,ずっと大変そうです。

投稿: 亜細亜育ち | 2011年10月14日 (金) 22時09分

亜細亜育ちさん、こんにちは。
マレーシアは植民地を経て今になっていますね。
植民地時代に労働力としてインド人と中国人が入ってきたので、今のような民族構成になっていますね。
ヴァラナシーで出会ったマレーシア人の二人連れは、中国系とマレー系でした。

ペナンは滞在が3日しかなくて、ジョージタウンだけしか歩いていないのですね。
ペナンヒルとか島の北側などにも足を伸ばしたいところですが。
一応、ガイドブックを持っていたので、ミャンマー寺院などは知っていましたが。

投稿: ヒョウちゃん | 2011年10月15日 (土) 17時11分

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