ラノーンで足湯
ハジャイからはチュムポーンへ。バスで朝出て着いたのは夕方。「深夜特急」ではないが、バンコクのフアランポーン駅の案内所で「何もないところ」と紹介されたとおり、タイ湾にあるタオ島への入口であるというだけ。
<道路標識>K7/DA21
なので、チュムポーンから123km離れた、アンダマン海に面したラノーンへとやってきた。ロットゥで約2時間。チュムポーンがあるのはタイ湾側。ちょうど反対となる。ここは、対岸にミャンマーのコートーンという町があり、簡単な手続きで渡ることができる。だが、そのまま、ヤンゴンあたりまで行くことはできない。あくまでもコートーンのみに限られる。
だが、ラノーンに来たのは、ミャンマーに渡るためではない。それをやるなら、間違いなくラノーンで泊まる必要があるだろうし、現にここに渡ったハジャイでご一緒したとんびさんによると、渡し船にも満たないような小さなボートで救命胴衣は人数分足りず、かなり揺れて怖かったとのこと。
<足湯>K7/DA21
ラノーンには温泉が沸いているのだ。水着も持ってこなかったことだし、せめて足くらいは浸かってみようと思った。まあ、このあたりはとんびさんの情報を前もって聞いていたからでもあるのだが。
温泉は、バスターミナルから1kmくらい離れていた。あまり信用のできない「地球の歩き方」の地図を見て行ったのだが、ちゃんと到着した。場所は川の中州のようなところで、ちゃんと足湯もできるようになっている。
どこにいたのかというくらい、タイ人たちが足を湯に浸している。たぶん、みんなクルマで来たのだろう。サンダルを脱ぎ、旅で疲れた足を浸す。うん、なかなか気持ちいい。
<源泉>K7/FA35
さらに上流部に行くと、源泉と思われるものがあり、ここでポリタンクに湯を貯める人たちがいた。入浴に使うわけではなく、飲用水として使うのだろう。この水を飲んだわけではないのでわからないが、水を汲みに来ている人がかなりいるということは、飲用に適したものなのだろう。確かに、湯は熱かったが、匂いや濁りはなかった。
先ほどの足湯の設備のところで、水着で肩まで湯に浸かっているタイ人や旅行者を目撃した。本当はルール違反らしい。そんなことをしなくても、ここから道路を挟んだところに入浴用の施設がある。とはいえ、日本以外の温泉って、どこも、個人用の密室空間となるか、共同のスパというか、温水プールみたいになるから、あまり楽しめないですね。
もっとも、海外で温泉に直接触れたのはここが初めて。台湾の温泉、西安の楊貴妃も入ったという華清池なども行った経験はあるのですが、直接体験したのはここが初めて。
足は軽くなり、幾分綺麗になったものの、再びくたびれた汚いサンダルに足を通すのがもったいなかった。
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コメント
ラノーンはこの旅行のコース中、一番印象に残っています。自分の旅行記のタイトルページの写真も、まさにこの足湯のにしたくらいです。
足湯に加えて、自分はホテルのスパに入ったり、ミャンマーに渡ったりして、タイのほかの街はもちろんほかの国でもなかなか体験できないことができたので。それに食事も海産物が美味しかったですし。
温泉も印象に残るものでしたが、ミャンマーにボートで渡ったことも忘れません。ヒョウちゃんも機会があればもう一度行ってみてください。
源泉のお湯を大きな容器に何杯もくんで車で運ぶ人もいて、それはホテルの風呂用です。自分の泊まったホテルは源泉からお湯を引いているのですが、ほかのホテルは持ちかえったお湯を沸かし直して使っているようです。
投稿: とんび | 2011年4月 4日 (月) 06時33分
とんびさん、こんにちは。
自分の中でどこがもっとも印象的だったかと問われると、初めての場所が多かった割には、それほど強烈な印象のところがなく、のんびりと旅を楽しんだという感じです。
前の旅だと「ボロブドゥール」と言い切れるんですけど。
でも、ラノーンはタイのはずれに来てしまったなあという印象が強いです。今回の旅ではなかったですが、チェンコーンとかはそんな感じ。ノーンカイはそうでもなかったですね。
ま、お湯を汲んで使うところもあるんでしょうねえ。
ただし、写真に写っている人たちのポリタンクでは、果てしなく汲み続けなくてはならないと思うので、これは飲用に使うのだと思います。反対側にも二人くらいいましたけどね。
ラノーンは日帰りで、時間が限られていたのでここしか見ていないのですね。それも駆け足で。
やはりゆっくりどこかに泊まってみてもいいかなあと思いました。
投稿: ヒョウちゃん | 2011年4月 5日 (火) 00時19分