猿の町、ロッブリー
<猿の像>K7/DA21
ロッブリーはクメール様式の遺跡のある町であるとともに、猿の町なのである。線路脇にある現役寺院にも狛犬ならぬ猿が並んでお出迎えだし、ロッブリー駅にも立派な猿の像がある。
街歩きをしても時折猿が徘徊しているのを見かけるし、猿の多そうなあたりでは窓にもしっかりと鉄格子が入っている。それほど猿が多い。
<プラ・プラーン・サム・ヨート>K7/DA21
この立派なクメール式のプラーン(仏塔)があるところが、プラ・プラーン・サム・ヨートという遺跡である。塔が3つ並ぶのは、ヒンドゥ教の三位一体、つまり、ブラフマー、ビシュヌ、シヴァという、ヒンドゥを代表する神を象徴している。
余談となるが、バリ島やすでにヒンドゥが衰えてしまったロンボク島にも三位一体の五重塔みたいなものがある。アンコール遺跡は元々はヒンドゥ。この遺跡も後に仏教寺院となったらしい。バンコクにも、ブラフマー(梵天)を祀る、エラワン・プームという祠がチットロムにあり、いつでも人でにぎわっている。タイの仏教はヒンドゥからの影響はかなりある。寺院にある架空の動物像がそうだ。半漁人ならぬ半鳥半人像や、ナーガ、ガルーダなど数多い。
ところで、この遺跡は実は猿に占領されたようなところで、ここを見て回るのは猿のコロニーに突入していくようでもある。
<猿に占拠された寺>K7/DA21
ま、こんな具合。ここで写真を撮っていたら、パンツの裾を引っ張られてしまいました。実質的な被害はありませんでしたが、結構悪さをするようです。
ところで話は変わりますが、現在の自分は仕事が飽和状態。記事もあまりアップできそうにありませんので、しばらく更新が途絶えると思います。元気があったら、ウィークエンドにでも書いてみますが。ああ、もうやだ。
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コメント
私も行きました、サルの町ロッブリー
ここのサルたち、お供えのエサが大量に用意されているので、人間から餌を奪い取るためにちょっかいを出すことはないようです。
ヒョウちゃんを引っ張ったサル、ヒョウちゃんを気に入ったんでは?
お仕事忙しいんですね。
今年はタイフェスがなかったので、お約束のブツの引き取り場所を決めようと思っていたのですが、ちょっと先かな。
投稿: スクムビット | 2011年5月19日 (木) 12時40分
それでも、食べ物を手にここに入っていけば、狙われるのは目に見えていますよね。
一応、猿はバッグなどから何かを出す行為を目撃すると、食べ物をくれるんだなという行為に受け取ってしまうようです。これは、バリのモンキー・フォレスト(ウブドとは別の場所)にいた、モンキーマスター(猿園の案内人)に聞いた話です。
ま、裾を引っ張られたといっても、ただそれだけですが。夏のバリの猿が出没する宿の猿軍団の方がすさまじかったです。
仕事は6月1週目までがんがん来ます。このところ連日帰宅が遅く疲れ果てましたが、今日は比較的早く戻れました。
ブツの話ですが、またメールいたします。
投稿: ヒョウちゃん | 2011年5月20日 (金) 21時19分