ベジターリー
ヴァラナシー最終日の夕食。やっと終日出歩いたし、3食きちんと食べられるようになりました。出かけたのは、ヴァラナシー駅北側にある5つ星ホテルが点在するエリア。サイクルリキシャで連れて行ってもらったので、あとで調べてわかりました。ここ、高級ホテルが点在するといっても、実態は広い公園とか中層の住宅があるくらいで、町としての機能はなさそうなエリア。その、BROWNIEという店です。
<トマトスープ>GR DIGITAL
そんなエリアなので、当然グレードの高い店のようです。天井や壁がテント張りのようになっていて、ちょっと心憎い演出にも見えますが、日本人旅行者にとってはあまり高級感が感じられないような…。まあ、このあたりはインド人の嗜好なんでしょうが、メニューを見るとやはり高いです。
もちろんビールもありましたがここはまだ自重し、ミネラルウォーターとトマトスープ、ベジタリアンのターリーをオーダー。「これは肉がありませんよ」といってくれましたが、まったく問題なしです。
トマトスープですが、一口飲んでみると、胡椒でも入っているのかヒリヒリしてスパイシーです。インドで食べたもののうち最もスパイシーなものです。でも、唐辛子系ではないので、お腹の心配は無用で、しかも前菜としては次に出てくる料理への期待がふくらむ味ではないでしょうか。個人的にはこのスープ、かなり自分好みの上位に入るものかも。
<ベジターリー>GR DIGITAL
そうこうするうちにやってきたのが、ベジターリー。カレーを中心とした定食みたいなもので、これひとつで十二分すぎるくらいの量があります。では、これを1品ずつ解説していきましょう。
<パパル>GR DIGITAL
これは、主食ではなくて、豆をすりつぶして焼いたもの。あまり塩味のないポテトチップのような感じといったらわかってもらえるでしょうか。
<チャパティ>GR DIGITAL
パパルの下に隠れていたのが、チャパティ。あまり熱々ではなかったのですが、カレーにつけるとやはり美味しい。ナーンではなかったのですが、もしナーンだったら、量からいってももてあましそうで、これはこれでよかったのかもしれません。
<キュウリとトマト>GR DIGITAL
インド料理での初の生野菜。ドレッシングなどはなし。
<ダール>GR DIGITAL
豆のカレー。辛みは少ないです。豆の種類はよくわからないんですが、黒くて小粒のやつです。ネパールでもダールがありますが、もうちょっとさらっとしているかな。
<メインの野菜>GR DIGITAL
インゲン、にんじん、ジャガイモ。つぶれた豆も入っているかな。なんというか肉のない肉じゃがみたいな感じですね。味も似ている。これもあまり辛くないです。ノンベジのターリーだと、ここに肉のカレーが来ると思います。
<パニールのカレー>GR DIGITAL
パニールとはインドのチーズですね。見た目は小さく切った豆腐みたいです。これに合わさるカレーはちょっとスパイシー。
<アチャール>GR DIGITAL
ちょうど漬け物といった方が良さそうな野菜。ここではにんじんでしたが、ライム系の味がしました。
<アイスクリーム>GR DIGITAL
ここではデザートも大皿で一緒に出てきました。店によってはここにヨーグルトが付くこともあると思います。ヨーグルトの場合はデザートではなくて、おかずのひとつです。
高級料理店なので、スプーンやフォークも出るのですが、極力指を使って食べてみました。これまた、チャパティと各種おかずの場合は比較的簡単なのですが、中央にあるライスと混ぜ合わせて食べるのはかなり難しい。まあ、わたしゃ旅行者なので、ライスの場合はスプーンにするという折衷的なことになってしまいましたが。
ひとつひとつも美味しいのですが、上に紹介したいくつかをミックスして食べるとまた新たな味が見つけられます。
ダールとパニール、などが考えられますけど、ひとつ革新的だったのはアチャールに付いているたれのようなものをダールやパニールと混ぜ合わせると、かなり美味かった。さすがにご飯すべてを平らげることはできず、ラストのエスプレッソを飲んで、お勘定。全部で420ルピーでございました。
さて、この店悔しいことに、フリーWiFiが入っていたんですね。高級ホテルのエリアにあるためか、この間まったく停電もなく、あらかじめわかっていたら、ネットブック持参で来るんだったなと思いました。もう遅いけど。
| 固定リンク | 0
| コメント (4)
| トラックバック (0)
最近のコメント