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2011年9月17日 (土)

リキシャでサルナート

ヴァラナシー3日目。この日は早朝のガートを見るという約束をリキシャワーラーとしていたが、激しい雨によりこれはなくなる。その代わり雨がやんでから、サルナートに行くということになった。

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<サルナート>K7/DA15

サルナートはブッダが初めて説法を行った地である。ということでここも聖地のひとつ。でも、ブッダガヤほど人気があるようには見えなかった。もちろん、ここも以前訪れたことがあり、遺跡とストゥーパ以外は何もないようなところだなという印象がある。

その時は、観光バスで向かったが、サイクルリキシャで向かうと1時間はかかる。外国人入場料は破格の100ルピー。しかも、入場すると同時に入口にいた係は、チケットの半券を手渡すどころか、丸ごと回収して傍らのカゴに投げ入れた。これはもしかして、もう一度同じものを使い、入場人数を過小申請し、自分たちで儲けを山分けするのではなかろうか。とっても怪しい。

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<熱心な仏教徒>K7/DA21

サルナートの遺跡公園内にあるダメークストゥーパがここでは有名だが、その周りで僧侶を伴い熱心に祈り、ストゥーパを右回りする人たちがいた。東洋系の顔立ちだが、話している言葉は日本語ではなかった。

以前はこのあたりで観光していると日本人の僧侶がやってきて寄付を募ったものだったが、今回はそれはない。それにしても、のどかなところで、ガンガー近くのヴァラナシーの喧噪とは無縁である。

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<アショカ王の石柱>GR DIGITAL

この遺跡公園内で有名なのは、アショカ王が立てた石柱である。アショカ王は各地で石柱を立てまくっているが、ここの石柱がもっとも有名なもののひとつ。だが、すべて折れてしまい、石柱の上部は隣の博物館にある。それは四方にライオンの頭があるもので、インドの紙幣にもデザインが取り入れられている。

以前来た時にもこの石柱を撮影したが、金網越しの写真にしかならなかった。しかし、今はコンデジをかざすだけでこんな写真が撮れる。

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<ムルガンダ・クティ寺院>K7/DA21

ここには日本人絵師、野生司香雪によるブッダの生涯を描いた壁画があるのだが、入ることはできなかった。博物館もダメ。遺跡公園で時間を取りすぎたらしい。実はこの寺院の奥に、観覧車が見えた。いつの間にか遊園地ができていたようだ。そちらの方が人気があったような気もする。

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<日月山法輪寺>K7/DA21

サルナートには仏教国が建てた寺院があるが、ここは日本の寺院である。勤行に参加すれば宿泊できるとか。

サルナートの帰り、本格的に雨に降られた。小雨ならばサイクルリキシャでも幌があり、何とかしのげるが、本降りになると走ることはできない。休憩と称して土産物に連れて行かれた。ちなみに、ヴァラナシーはシルクの産地らしくそのような店がたくさんある。

11年ぶりということもあり、サルナートにも立ち寄ってみましたが、なしでもよかったかも。もしヴァラナシーに来て、ガンガー近くの宿に泊まっているのなら、静寂を求めていく価値はあると思う。

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