遙かなヒマラヤ
ルンビニはブッダ誕生の地にして、世界の仏教国が建てた寺院の集まるところである。スノウリでクルマをチャーターし、ルンビニに向かう。やってきたのは、マルチ・スズキのアルトであった。スズキ自動車はインドに展開していて、現地での呼び名はマルチ・スズキである。
<アルトをチャーター>K7/DA21
一応、アルトという軽乗用車のカテゴリーに入るクルマだが、エンジンは800ccまたは1000ccに置き換えられているはず。とにかく、インド・ネパールではアンバサダーじゃなかったら、スズキの車が多いのだ。ネパールでは特に多い。
で、このアルトで向かったルンビニで最初に訪れたのが、日本山妙法寺である。
<日本山妙法寺>K7/DA21
まずここに来たというのは、日本人に気を遣ったということではなく、ルンビニに数ある寺のひとつであるに過ぎない。周りやすさの点でここが適していたんだろう。
<世界平和仏舎利塔>K7/DA21
さすがにルンビニという白亜の仏塔。日本山妙法寺はラージギルとポカラにもあるが、こんな感じのストゥーパを建てている。ラージギルではリフトか徒歩で山に登らないと見ることはできない。ポカラのストゥーパは見上げることが可能。でも、平地にあって、行けば誰でも近づけるのはルンビニだけ。
<世界平和を祈る>K7/FA35
ここに近づいていくと、掃除をしていたネパール人の寺男が日本語で挨拶してくれました。このストゥーパには裸足になって登ります。白いストゥーパに、金色の仏像。バックはこれでもかというような青空。
このたびに出て、初めての真っ青な空。いいですね。
<かすかに見えるヒマラヤ>K7/FA35
森の向こうに山が見える。これはヒマラヤなのだと信じたい。スノウリとかルンビニのあたりはタライ平原と呼ばれ、山の陰もありません。あと、20~30km北に向かっていくと、山にさしかかりますが、まだまだヒマラヤの入口ともいえない。真っ平らなこのあたりですが、雨季にもかかわらず天気はよかった。
<妙法寺本堂へ>K7/DA21
ストゥーパに比べると本堂はこぢんまりした感じ。このそばでは僧侶の見習いのような作務衣を着た日本人と地元の少年がボールを使って遊んでいました。内部では盛んに太鼓が叩かれています。
覗いてみましたが、見学はできるものの、カメラを構えると太鼓を叩いていた僧侶から日本語で制されてしまいました。確かに、修行中みたいでその通りでございます。
一応ここは旅行者が泊まることができるようですが、以前のコメントで書いたように、かなり厳しい修行へのおつきあいがあるようです。
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コメント
おお、マルチをチャーターですね
貧乏旅行と大名旅行を同時にできるところが強みですよね(^^ゞ
>カメラを構えると太鼓を叩いていた僧侶から日本語で制されて
けっこうきついですね、写真撮る位でみだされるとは・・・まだ○○が足りないらしい・・・しつれいm(__)m
投稿: kimcafe | 2011年10月15日 (土) 21時07分
マルチはネパール国民の足かもしれません。
カトマンズではタクシーとなっていますし。
妙法寺、昔から厳しいみたいですよ。
それでも金のないバックパッカーはよくお世話になったみたいですけど。
今じゃ、ほとんど泊まる人はいないでしょうね。
投稿: ヒョウちゃん | 2011年10月16日 (日) 01時07分