チベット式朝食
泊まった宿には朝食は付いていない。従って外に食べに行くことになるのだが、店は朝からやっていてこれまた選び放題。とはいえ、トーストとか、コンチネンタルとかパンケーキとかでは変化に乏しく、さてどうするかと思いながら、ポカラの中心に向かって歩いていたわけです。そこで見つけたのが、チベタン・ブレックファストの店。Potala Tibetan Restaurant。
<チベット朝定食>GR DIGITAL
チベットパンに卵と飲み物が付いて、95ネパールルピー。客には英語で対応するが、店の奥ではチベット語で会話されるのが聞こえる。
卵は好みで調理法を選べ、飲み物も数種類から選べる。ということで、スクランブルエッグとバター茶にしました。
<チベットパン>GR DIGITAL
チベットに行った時にこんなパンはなかったとは思うのだが、あのときは宿でいっさいの食事をしていたから見かけなかったのだろう。チベットは大麦の粉を炒ったツァンパが主食だが、こんなパンも作るのだろうか。
けっこうふっくらして美味いです。とはいえ、大量にあって、なおかつバターやジャムが付いていないので、食べづらさはあるかも。あるいはパンの表面の照りは、ヤクバターを使っているのかもしれないけど。
<バター茶>GR DIGITAL
チベットは高所過ぎてお茶が生産されないが、持ち込まれた茶葉を遊牧の時に携行が楽なように固め(団茶というそうです)、これを削ってお茶を入れると同時にヤクバターと岩塩を加え、ドンモという専用の撹拌器具を使って、お茶とバターをなじませます。
さて、バター茶の味は…。いやー、ごめんなさい。半分も飲めませんでした。なんか口の中が油っぽくなってしまって、これは普段のお茶の感覚で飲んではいけないのではないかと思ってしまいました。
素直に普通のお茶かコーヒーにでもしとけばよかったです。このあと、口直しにカフェに寄りコーヒーを飲みました。
ところで、ポカラにはチベット人の難民キャンプがあり、チベットから逃れてきた人たちとその子供たちが暮らしています。そのためかどうか、チベット人はかなりいますねえ。
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コメント
チベットの代表的な飲物にバター茶があることは知っていましたが、こういうものなのですね。お茶の成分よりもバターの成分のほうが勝っているようで、あぶらこい感じがしますね。ためしには飲んでみたいですが、一杯飲むのに苦労しそうで、全部飲み干せるかどうかわかりません。
パンのほうはツアンパではないものなのですね。バターもジャムもないうえ、飲物と一緒にってのもバター茶では食べにくかったことでしょう。とはいえ、朝食でいろいろ試せるのは楽しそうですね。ポカラでの癒しの日々の様子が伝わってきます。ヒョウちゃんからのコメントも楽しみにおまちしています。
投稿: とんび | 2011年11月 6日 (日) 03時04分
チベットでバター茶を少し飲んだことがあります。
また、ウルムチ近郊で遊牧民のお茶を飲みましたが、しょっぱいミルク味でしたね。
ヤクのバターは癖があるんですよね。
ご指摘のツァンパは麦焦がしで、これをバター茶でしめらせて、握って食べるようです。
残念ながらこのレストランにはツァンパはなかったようです。
投稿: ヒョウちゃん | 2011年11月 6日 (日) 14時41分
バター茶はだめでしたか。
私は飲んだ経験はありませんが、名前のイメージからなんとなくおいしそうなものだと思っていました。
まあ、おいしければ、もっと日本でも流行っているはずでしょうけど。
パンにバターがついていないのであれば、パンをこのバター茶に浸してたべるというのはどうでしょうか。
日本でしたら行儀悪そうですけど、外人はよく汁物を浸して食べますからね。
投稿: スクムビット | 2011年11月 6日 (日) 20時27分
飲み物にパンを浸すのは、フランス人がよくやっていますね。クロワッサンまでカフェオレに浸してしまうようですが。
元々そのような習慣がないので、その手があったとはまったく気づきませんでした。
あと、個人的にパンには付けるものがなくてもいいのですけど、この時はちょっと欲しかったですね。
最近では、アジアスーパーで購入してきた、ナムプリックをパンに付けて食べることがあります。こんなやつはいないと思うけど。
投稿: ヒョウちゃん | 2011年11月 6日 (日) 22時21分
ナムプリック、レタスを刻んで和えて食べています
半分くらい使っちゃいました
バター茶ちょっと見はコーンスープみたいだけど・・・
国産のバターだと分離して2層になりそうですが
バターが濃いのかな?
それにしてもヒョウちゃん、アレコレ口にしてますね~
投稿: trintrin | 2011年11月 8日 (火) 20時04分
ナムプリック、エビの成分でも入っているのか少ししょっぱくて癖がありますね。
タイでも、ゆで野菜につけて食べるみたいですが。
ヤクバターですが、チベットの寺院ではこれを灯明にするほどなんですね。
これをドンモで撹拌するんですが、かなり長い容器です。
とはいえ、家庭レベルでは近年ではミキサーを使うようですが。
とにかく、インドであまりいろいろなものを食べることができなかったので、体調がよくなってからはいろいろ試してみました。
投稿: ヒョウちゃん | 2011年11月 8日 (火) 23時11分
バター茶は人によって見せによって
場所によってぜんぜん味が違いますよ!
美味しいところはすこし塩っぽいチャイのような味で
おいしいですよ!
しかし、基本的には油っこくておいしいところが少ないので難しいです。
それにしてもチベットパン
ライ麦パン?風のみためでおいしそうですね!
バターたっぷりぬって食べると美味しそう!
日本式のバター茶を飲める店(チベット寺院直営)
が名古屋にあるのでリンク張っておきます。
まぁほとんどチャイのあじですが・・・
投稿: バタ茶苦手 | 2013年2月14日 (木) 16時16分
1年以上前の記事ですが、コメントがついて嬉しいです。
バターを入れる茶ですが、ウイグル人のテントで味わったことがあります。チベットのものとはちょっと違いました。
このパンに付けるものがあったらよかったのですが、出てきませんでしたね。
また機会があったら、チャレンジしてみたいと思います。
お暇なときにでもまた覗いてみてください。
投稿: ヒョウちゃん | 2013年2月14日 (木) 22時57分