目玉寺院
深夜特急の足深跡を追うVol.4
<ボダナート>K7/DA21
パシュパティナートからまたしてもタクシー移動。メーター使わず言い値で200ネパールルピー。ただし、タメル地区からパシュパティナートほどの距離はない。と、いうことでやってきたのは、世界遺産登録物件の一つ、ボダナート。ここも、入域料金のようなものがあり、150ネパールルピーを払う。ただし、出入りはチケットを見せるだけで外との行き来は可能。
<大ストゥーパ>K7/DA21
ここもやはり、13年前はただで見ることができた。ボダナートはカトマンズ市内からはずれたところで、ゲストハウスやホテルなどもあり、カトマンズのタメルとは違った雰囲気が味わえるかもしれない。
<右回りに歩く>K7/DA21
ここは、大ストゥーパを中心にして、それを取り囲むようにして商店やまた別の寺院などが建ち並んでいる。もちろんレストランやホテルもある。
ボダナートはネパールというよりは、チベット系のエリアらしく、大ストゥーパの乗っている基壇の外壁にはびっしりとマニ車がある。チベット仏教の寺院では、右回りに参拝するのがデフォルトとなっていて、マニ車も右回転するように回す。
そういうところなので、五体投地をする人なども現れる。五体投地とは、地面に身を投げ出すようにまっすぐになり、再び立ち上がると指先の位置からまた、身を投げ出すことを繰り返し、身体の長さだけ前進するという巡礼の仕方である。これを行うと衣服と露出した肌がすり切れてしまうため、それを防止するカバーなどをつけている人もいる。
このときも五体投地をしそうな人はいたのだが、こちらのカメラを見つけると「撮れ」という感じで迫ってきたので、物乞いの雰囲気を感じ、それにはつきあわなかった。
<タルチョ>K7/DA21
ネパールやチベットの宗教的なところ、交通の要所などにはこの色とりどりの薄い布が飾られている。これにはおそらくチベットの文字が使われていて、ありがたい言葉などが書かれているのではないだろうか。
晴れた空の元で見ると綺麗である。
<タルチョとストゥーパ>K7/DA21
この仏塔には近くまで登ることができる。ただ、行けるのはそこまでであとは、歩いて眺めるしかない。それにしても、巨大なストゥーパである。
さて、沢木耕太郎の「深夜特急」には、ここの記述がないが、間違いなくここには来ただろう。そして、ドラマの「劇的紀行・深夜特」は、なぜかカルカッタとブッダガヤをとばして、カトマンズから始まる。オープニング直後のシーンはスワヤンブナートとボダナートでのロケである。
大沢たかおはスワヤンブナートではなぜかバックパックを担いであの長い石段を登っていたが、そんなやつはまずいない。ボダナートでは手ぶらだったけど。
あのドラマ、カトマンズではほとんど外に出たシーンがなくて、宿の中かタメル地区でのシーンばかりなのだ。なので、観光客が感じられる深夜特急の雰囲気はこの2箇所だけしかないので、貴重といえば貴重かも。
今回ちょっと強引だったかも。
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コメント
なんとなくですが、写真で見たチベットの原風景に似ているかも。
投稿: おりんぴあ | 2011年12月15日 (木) 01時33分
タルチョ、青い空に似合いますね~
ローマもこんな空でしょうか?
きっと寒いんだろうなぁ
ストゥーパは裸足ではないんですね
ミャンマーでは土足厳禁で熱くて熱くて
投稿: trintrin | 2011年12月15日 (木) 11時44分
おりんんぴあさん、こんにちは。
自分の知っているチベットは、標高4000~5000m位の耕地なので、空は真っ青だという印象があります。そして、雲に手が届きそうなくらい、空に近い感じがするんですね。
カトマンズも高地ですが、まだそこまでは行きませんね。
でも、ここも紛れもないチベット世界です。
投稿: ヒョウちゃん | 2011年12月15日 (木) 22時37分
trintrinさん、こんにちは。
そうなんです。
タルチョは空に映えるんです。
イタリアは地中海性気候なので、冬だと雨が多く、こんな空が見ることができたらラッキーなのではないでしょうか。
ボダナートのストゥーパは靴のままでOKです。
ミャンマー、焼けたトタン屋根の上の猫状態でしたね。
1週間ちょっとのミャンマー体験でしたが、しばらくは足の裏の黒ずみが落ちませんでした。
投稿: ヒョウちゃん | 2011年12月15日 (木) 22時42分