バンコクでキムチ
激辛のタイで、韓国料理を食べる話である。海外に出て、日本の味に恋しくなり、つい日本料理を探してしまうことはあるが、異国の地で母国の料理とは異なるさらなる異国の味を味わうということは滅多にない。例外は、イギリスで、夕食に積極的に外国料理屋を探して食べた。インド、中国、ギリシア、韓国などである。その理由はイギリスの夕食が美味しくないことに尽きる。
<バンコクの韓国人街>K7/DA21
それは忘れもしないインド・ネパールからの帰り。バンコクでの最終日のこと。日本への便は深夜なので、朝から水上マーケットに行き夕方に戻ってきた。宿に戻ろうかというところで、とんでもないスコールに見舞われた。
スクムビット街に面した、ビルの中のアーケード。ここで雨宿りである。しかし、雨はいっこうにやむ気配がなく、ちょっと早いと思ったが夕食を取ることにした。よくわからないが、値段もそう高いことはないだろう。
しかしここは、なぜかハングルの看板が林立する韓国・朝鮮人街なのであった。衣料品店、薬屋、食材店などなど。その中に混じってレストランもあった。
まだ、ちょっと早い時間だったので、飲み物とおかず1品、ごはんのみ頼む。バンコクでも日本料理屋だと、板さんや従業員にタイ人という場合があるが、この店はオールコリアンであった。こんな店では、どうせあれが山ほど出てくるに違いない。
<タコのコチュジャン和え>GR DIGITAL
これがメインなのだが、気がつくとテーブルの上は各種キムチがずらずらと並んでいた。
<ずらりとキムチ>GR DIGITAL
大根や白菜のキムチ、水キムチならば日本でももはや当たり前。ここでは、こんな素材もキムチにするのかというものまで出してくれた。
<貝のキムチ>GR DIGITAL
おそらくシジミ…くらいの大きさである。アサリということはないだろう。まあ、シジミにしてもアサリにしても、タイ料理ではほとんどお目にかからない素材である。もちろん辛い。
<豆腐のキムチ>GR DIGITAL
これは素材の問題もあるが、つけ込んだものではなさそう。豆腐に唐辛子を和えたような感じである。これはそれほど辛くない。
<魚>GR DIGITAL
これはまったく唐辛子が使われていないが、つけ込んではありそう。これも一種のキムチなのかどうか。
タイでの辛い料理に慣れてきているので、キムチの辛さはまったく何でもありませんでした。
韓国料理屋で料理を頼むと、料理の他にキムチがずらりと並ぶという話は、前川健一の「アジアの路上で溜息ひとつ」というエッセイ集の「キムチシャワーにようこそ」という短編で知っていた。だがそれも、ソウルオリンピックを契機にして、「無駄が多い」などの理由で、せいぜい2~3品のキムチにとどまってしまったようだが、このバンコクではまだこんな店があった。
偶然のスコールに感謝なのか。
お知らせ
夏の旅決めてきました。もう簡単にバンコク往復のチケットをオンラインで購入しました。その先はまだです。昆明に飛ぶとしても、ノービザ訪問で15日間の期限付きということを考えると、昆明、麗江、大理、石林などを見ることはちょっと苦しそう。
ま、これからルートを考え、追加の手配など考えてみたいと思います。
ところで、8月第1週の週末または4週目の週末、バンコクにいらっしゃる方、いませんかねえ。
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コメント
バンコクですか・・・・・(^_^)。。
いいですねぇ(^^)v。楽しんできてください
投稿: おりんぴあ | 2012年6月12日 (火) 00時37分
ヒョウちゃんはゆっくりペースでのUPと
油断してたら沢山記事が更新されてて
若干焦りました
赤坂あたりのコリアンレストラン
4.5品キムチ並びます
貝のキムチ気になります~
食感は柔らかいのでしょうか?
投稿: trintrin | 2012年6月12日 (火) 10時35分
バンコクはあくまでも入口です。
イサーンとラオス南部をゆっくり回ろうかと画策中。
レンタカーはあり得ないです。
投稿: ヒョウちゃん | 2012年6月12日 (火) 23時57分
別にネタができたわけではないのですが、ボブ・ウェルチが突然あんなことになってしまったので、彼へのオマージュとして記事を入れ込みました。
貝はそれほど柔らかくなかったと思います。
といって、固いわけでもなし。
アサリのバター蒸しくらいのもんじゃろか。
投稿: ヒョウちゃん | 2012年6月13日 (水) 00時01分
ここ、ここでしょうかね?
http://tratra.exblog.jp/10312299/
スクムビット通りはアラブ人あり、小さい韓国人街、そして日本人街がありますね。
バンコクだけでいろいろな国の雰囲気を味わえます。
個人旅行は当分できませんが、8月のバンコク、もし出張ができたらなるべくすぉの時期に合わるようにしたいです。
1週4週の週末ですね。
投稿: スクムビット | 2012年6月13日 (水) 07時45分
返事が遅れてすいません。
間違いないですね。
すでにスクムビットさんが訪れていたとは、恐れ入りました。
ちなみに、泊まっていたのは、ソイのちょっと奥の方ですが、このあたりでした。
この時期にスクムビットさんが、バンコク出張が入ったら、とても嬉しいですね。
投稿: ヒョウちゃん | 2012年6月14日 (木) 21時59分
お知らせはしませんでしたが、イサーンの入口にあたるコラートに先月、行ってきました。ピマーイ遺跡とパノム・ルン遺跡が主な目的でした。旅行記は遅れ気味ですが、ヒョウちゃんも必ずいらっしゃるだろうし、気合を入れてつくろうと思います。
東南アジア方面にはできるだけ早くまた行きたいですが、上の時期には別のところに行く予定です。東南アジア方面はどこがいいか迷っているのですが、ハジャイからいけなかったコタバルも候補で、最新のアップ内容を見てその気持ちが強まりました。
投稿: とんび | 2012年6月16日 (土) 07時25分
未定ではありますが、雲南からなんかするルートは没になりそうです。
タイの歩き方最新版を購入してきました。
おそらく、上記の2つの遺跡には行くでしょう。
また、カオ・プラヴィハーンにも行きたかったのですが、現在タイ側からは入れなくなっているようです。
その点がちょっと残念です。
4年前の雲南から南下するルートでは、移籍がなかったのですが、今回はクメールの影響が大きいところを歩きそうなので、移籍も堪能できそうです。
投稿: ヒョウちゃん | 2012年6月17日 (日) 00時40分