フカヒレスープ、300バーツ
<7月22日ロータリー>K7/DA21
フアランポーン駅を出て、運河沿いに歩いた。運河を渡るとそこはチャイナタウン。できたら、楽宮旅社跡や北京飯店の脇を通ってここに到達したかったのだが。ちなみに、バンコクではほとんどガイドブックの地図を開くことなく、歩いているのであまりに過信しすぎるとこうなってしまいます。
北京飯店がつぶれないうちに、メシを食っておきたいのですが、kimcafeさんやスクムビットさんにお任せしましょうか。
<フカヒレレストラン>K7/DA21
チャイナタウンにやってきた目的は、フカヒレスープを食べること。フカヒレスープは誰かの結婚式とか香港で食べた記憶があるのだが、バンコクではまだないのである。しかも、鯨はいけない、クロマグロもいけない、ましてや鮫のヒレだけを切り落として食材にするなんてとんでもないという言い分の、国があるものだから、何でもありのバンコクでも、いつの日かフカヒレスープが消滅してしまうおそれもあるから、今のうちに味わっておこうというのが狙い。
といって、フカヒレの名店などを狙っていくのではなく、見つけたら入ろうという適当さである。チャイナタウンをさまよっているうちに、葬儀屋や果物の屋台、薬屋など面白い被写体がどんどん現れてくるものの、フカヒレの店はなかなか出現しなかった。ようやく見つけたのが看板のところ。
<大鍋のフカヒレスープ>GR DIGITAL
店はエアコンの効いた室内と外の熱気にさらされたよく言えば「テラス席」があったが、熱気のこもるバンコクではもちろん室内を選ぶ。客は自分ひとり。さらには、フカヒレスープには松竹梅だったか、上と並だったかがあり、もちろん最低価格の300バーツのやつを注文。
直径20cmくらいの土鍋が運ばれる。もちろん中はぐつぐつに煮立っている。さらには、パクチーやネギののった皿も添えられる。ご飯は付かなかった。上の画像のお茶は無料。氷が入り、冷やしてあるがただの緑茶ではなく、甘かった。しかし、これが意外に美味い。
<野菜投入後>GR DIGITAL
スープを小さな椀に取り分ける。熱々でかなりのとろみ。身体の芯から温まってくると同時に汗が噴き出す。まあ、エアコンが効いているのであまり気にならないが。スープには、フカヒレとシイタケのようなキノコが入っていた。フカヒレは、やはり等級が劣るのか、所々欠けているような部分もあったが、味はいかほどのものだろうか。よくわからない。決してまずくはないのだが、こんなもんだろうか。
客がひとり増えた。入り口に近い席でやはりフカヒレを味わっている。しかもご飯付きだ。フカヒレも、どことなく自分のよりも高いもののような気がする…と、思っていたら、どうもこの店の主人のようだった。
大鍋に、パクチー、ネギ、もやしを投入する。熱々のスープだから、すでに10分経過していても、決して冷めることなく、すぐに出汁が取れる。明らかに、パクチーの香りがスープに移ったことがわかる。
ひたすらに、レンゲを動かし、大鍋のスープと野菜類はすべて摂取した。汗はまたかいたが、身体に元気がみなぎってきたような気もする。さあ、これからどこに行こうか。
…と思ったのですが、チャイナタウンをさまよったあげく、場所がよくわからなくなり、大通りに出てようやく、ラーチャウォンの船着き場の方向がわかりました。結局この日はそのまま、ボートとBTSで宿に戻り、お休みとなりました。
フカヒレスープ、数名で来てちょっといいのを頼み、同時に別のおかずも取るというのが正しいスタイルでしょうね。ひとりなら、300バーツので十分。ただ、300バーツのを数名でシェアするというのは、あまり勧められないな。
ツバメの巣もあったようですが、これはまた別の機会に。
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コメント
ま、タイの物価なら300バーツでふかひれもそれはそれで納得ではないかと(^-^;
東南アジアは食費が安く済むので助かります。フランスやイタリア、ドイツだとこういうわけには行きません(^_^)。スペインあたりでちょっと安いかなという感じですが(^.^)。
投稿: おりんぴあ | 2012年9月 1日 (土) 03時02分
300バーツあれば、カオサンでゲストハウスに泊まれるだろうし、地方だったら、ホテルに泊まれますね。
ちょっとしたビルに入った店なら、飲み物付けて1食分ってところでしょうか。
タイは周辺諸国に比べて比較的発達しているし、その上物価が安いので、気持ちが楽ですね。
ヨーロッパでこんな感覚でいると、毎日ドネルケバブですねえ。
投稿: ヒョウちゃん | 2012年9月 1日 (土) 11時03分
ふかひれ、美味しそうですね。しかも安いですねぇ。日本では高くて食べられないですしね。北京飯店、こちらにまかせてもらってもいいですよ。今度いってみますよ。それに、最近ソンブーンに行ってないんですよ。ソンブーンもまた行ってみたいなぁ。
次の旅行先、バンコクでもいいかなと。いくつかある候補に加えよう。問題は日にちが確定していなくて、行く2週間前に決まること。そのときに安い券か特典がとれるかですね。そのくらいの時期になるとバンコクはちょっときびしい。特に金曜深夜発などでは。中国なら券はたぶん大丈夫なんで候補にはいくつか入れているけど、いまはデモが気になるし。
投稿: とんび | 2012年9月 2日 (日) 03時09分
私も中華街で300バーツのフカヒレ食べたことあります・・・が
いつかサイアムスクエアのスカラーシャークフィンで千バーツのフカヒレ食べたいです(^^ゞ
北京飯店は2年ほど前に行きました、その前に見に行った時は閉まってたんですが
昔の名残はありますが今はさえない食堂ですね
投稿: kimcafe | 2012年9月 2日 (日) 12時09分
フカヒレも、ツバメの巣もやはりチャイナタウンですね。
まともなレストランでは、素材もいいのでしょうが、この数倍かかりますね。
北京飯店ですが、とんびさんはわかっていらっしゃるかどうか。楽宮旅社のあったビルの近くで、大昔にチャイナタウンで沈没していた、日本人旅行者たちが出没していた食堂です。
今回確認できなかったのですが、4年前にはしっかり営業中であることを確認しています。まだやっているかなあ。
バンコクは、ルンピニのナイトマーケットがBTSスクムビット線のかなり奥の方に移転したらしいです。「地球の歩き方」などでは、まだまだ行き切れてないところが紹介されていますね。
クレット島とかムアン・ボーランとか
投稿: ヒョウちゃん | 2012年9月 2日 (日) 12時35分
わたしゃ、チャイナタウンのフカヒレで十分です。
1000バーツあったら、屋台メシ20回分くらいですか。
をを、北京飯店行かれているんですね。
さすがです。
チャイナタウンは100年くらい前からやっている薬屋とか50年は経過していそうなカフェとかありますけど、食堂は年季が入ってもただの古くさいだけですからね。
特に、北京飯店のあたりは、倉庫街でどの建物も老朽化していますからね。
投稿: ヒョウちゃん | 2012年9月 2日 (日) 12時40分
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投稿: adidas pas cher | 2012年9月 2日 (日) 15時09分
↑上のコメント、怪しいリンクが張ってあり、スパム認定しました。
なお、リンクは消しましたので、ご安心ください。
英語でもいいから、フカヒレについて書けよ。(-_-X)
投稿: ヒョウちゃん | 2012年9月 2日 (日) 15時40分
北京飯店、行ってきましたよ。↑の返信になりますが、わかっていますってば。15年前にも見ています。でも素通りでした。今度は食べようと思って、フカヒレの誘惑に負けずにやってきました。が店は開いていませんでした。ずっとやてってないのか、その日だけなのかわかりませんでしたが。この日は1日中小雨でしたが、このころかなり雨足が強まってきたのと、猛烈に眠かったので、フカヒレに戻る元気がなく、ホテルに向かいました。
もうすぐ出発ですね。雨季の雨を心配されていましたが、この日は1日中雨でしたが、たいしたことありませんでした。でも一時的にスコールのようになりました。2日目、3日目は曇りでした。雨季といっても、小雨や曇りでかえってよかったです。日傘も日焼け止めも使いませんでした。
投稿: とんび | 2013年7月31日 (水) 07時24分
1年前の記事ですねえ。こりゃすげえ。
北京飯店、看板がある限りは営業中だと思いますが、確実にチャイナタウンに泊まる日本人がいなくなっているので、開ける日が限られているんじゃないですかね。
ワタクシも思いだしたらちょっと行ってみようと思いますが、またフカヒレも食べたいです。
もうここ3年続けて雨季旅行ですから、まあわかっているつもりですね。その前も行っているし。
まあ、降らないに越したことはないのですが。
投稿: ヒョウちゃん | 2013年7月31日 (水) 21時34分