天使のいる町
サワナケートでは目を付けていた宿にチェックインの後、昼食を食べて町歩きを開始した。初めはメコン沿いを歩いていたのだが、タイ人とラオス人専用のイミグレーションあたりまで来たところで、振り返ってみると、瀟洒な教会が見えた。
<聖テレサ教会>K7/DA21
そのあたりが歴史地区ということになっているようだった。とはいえ、ルアンパバーンのようなラオスの歴史というよりも、フランス植民地時代のコロニアル洋式の建物が集まっている地区のようである。
<石造りの建物>K7/DA21
このあたりには中央に長方形の広場があり、その両側に植民地時代の建物が並んでいた。しかし、古いままに使われていて、リノベーションされたような感じはなかった。このままでは、やがて取り壊されてしまうか崩壊するかなのだが、ラオス政府もやがて保存に力を入れていくのかもしれない。
<コロニアル洋式の建物>K7/DA21
おそらく、歴史地区と謳われていることと、新しい建物が隙間に浸食していないことから、ある程度保存に力を入れているのだなと想像する。あまり手が加えられていないことから、マレーシアのバトゥ・パハのような感じでもある。
しかし、タイなどは外国の支配を受けたことがないので、こうした建物はあまり見ることがなく、ちょっと新鮮な気分だった。マレーシアやベトナムではこうしたものはごろごろしているのだが。
ところで、サワナケートとはサワン(天使)の町という意味らしい。ちょっと寂しい歴史地区では会ったが、このあたりにはちょっとした店もある。夜はこのあたりで食事を取ってみようかなと思った。
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コメント
なるほどラオスはフランス領だった時代があるので、フランス風の建物が残っているわけですね。サワンナケートに残っているくらいですから、ビエンチャンでも、もう少し注意深く見てみればよかったえです。古い洋風建築としては国立博物館は覚えていますが、あとはあったとしてもよく見ていなかったですねぇ。ただ、歴史地区といえるようなところはなく、あっても建物が点在するって感じすね。かたまってたくさんあれば、きっと気づいていたでしょうし。
タイでコロニアル建築が残っているところはプーケットですね。ポルトガル植民時代の影響で中国風のものと結合してシノ・ポルトガルとよばれていますね。プーケットでは旧市街の街歩きをしましたが、ポルトガル風の建物を見て、タイにもこんなところがあったのだと思いました。マラッカのニョニャはマレーと中国の融合で、海外勢力はポルトガル、オランダ、イギリスとかわりましたが、プーケットはポルトガルと中国の癒合で、ポルトイガル以外の外国の影響がないことが特徴ですね。実は今回、プーケットも候補になっていたのですが、行った場合には旧市街にも行こうと思っていました。プーケットはまだいらっしゃていないようなので、またいってみてください。
投稿: とんび | 2012年10月17日 (水) 20時56分
とんびさん、こんにちは。
ビエンチャンはあっても良さそうですが、新しい建物がどんどん建っているので、ワタクシもコロニアル建築が残っているところを記憶していません。
フランスはメコンを使って資材を入れるために、鉄道まで引いたくらいなので、この南部にそのようなものが集まっているのかもしれませんね。
プーケットは経由便で空港のみ立ち寄りましたが、そうでしたか。
それは例外として、タイでは外国の影響となると、中国かインドですね。寺院などに現れているのですが、あまりにも、「これがタイ」というイメージ通りなので、気づかないことかもしれません。
投稿: ヒョウちゃん | 2012年10月17日 (水) 23時15分
くたびれ具合がいい建物ですね(^^ゞ
でも、そのうち崩壊しないでしょうか
投稿: kimcafe | 2012年10月18日 (木) 00時57分
3枚目の写真とってもステキです
屋根の端に
資材がせり出ているあたりとか
屋根のこう配にしびれます
200年くらいのくたびれ方なのかな~
投稿: trintrin | 2012年10月18日 (木) 13時21分
kimcafeさん、こんにちは。
かなりのオンボロ状態ですが、放置されているようでもないんですね。
一応、住民はいるようです。
投稿: ヒョウちゃん | 2012年10月18日 (木) 22時37分
trintrinさん、こんにちは。
1893年に仏領インドシナにラオス王国が編入されているので、120年くらいってところでしょうか。
なかなか写真では良さが伝わらないのですが、このエリア、いい感じで建物が続いているんです。
もっと広角で撮ればよかったかな。
投稿: ヒョウちゃん | 2012年10月18日 (木) 22時41分