台鐵上級列車
今回の台湾旅行では近距離の移動には台鐵を利用した。やはり列車はいいものです。
<自強號>K7/DA★16-50
高鐵ができるまで台湾で最速の列車だった自強號。台北と高雄の間を4時間半くらいで結んでいた。元々、台湾の鉄道は日本統治時代に敷設されたもので、日本の在来線と同じ3フィート6インチ、1067mmの狭軌である。従って、最高時速は120km/h程度。
<座席>K7/DA★16-50
シートはこんな感じで、もちろんリクライニング機能あり。フットレストもあり、足下はかなり広い。ゆったり足が組めます。すべてが進行方向を向くタイプで、通路を挟んで2座席ずつ。宮脇俊三氏が台湾を旅した、「台湾鉄路千公里」によれば、1980年代では自強號にサービス小姐が乗車し、お茶を配るというサービスがあったそうだが、今はこれはない。
全車両指定席なのだが、自願無座というチケットも売っていて、この場合は空いた席には座ることができる。だが、指定席の客が来たら、明け渡すというシステム。シートのもの入れの上に小さな金属製のホルダーが見えるが、ここに、指定席用の小型チケットを挟んでおくと、「客がいる」ことがわかり、座られずにすんだのだが、今はこのチケットは発行されなくなったようである。
<車掌>K7/DA★16-50
今は通しで台北・高雄を乗る人も少なくなったようだが、地方都市間の移動にはやはり便利なようで、手頃な値段で乗れることから、かなりの乗車率である。従って車掌も検札に大活躍。食堂車はないが、車内販売はあり。残念ながら売り子は撮れなかった。
<莒光號>K7/DA★16-50
自強號の下にランクされるのが、莒光號である。この列車もまた、全席指定。自強號との違いは止まる駅の数が多くなるということくらいか。一昔前の流線型の自強號と比べると無骨な感じがするが、乗ってみるとあまり違いは感じられない。
注:莒光號の最初の文字はくさかんむりに「呂」です。
<座席>K7/DA★16-50
こちらもフットレスト付きで足下広々。自強號との違いもほとんどない。というのも、古いタイプの自強號を莒光號に転用したものが多いからだ。
<車掌>K7/DA★16-50
何しろ、ほとんどの都市に止まるもので、乗客の入れ替わりが激しい。従ってここでも車掌は大活躍。
今回の旅での乗車区間。
自強號:嘉義-台南(139元)、台南-台中(363元)
莒光號:台南-嘉義(107元、自願無座)、台中-台北(289元)
自分のようなゆっくりペースでは、この二つの列車で十分事が足りそうですが。
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コメント
最後から3枚目の写真がなんとなく昔のJRの機関車で客車引っ張っていた時代の普通列車を思い起こさせるようでいいですね(^_^)。
投稿: おりんぴあ | 2013年3月18日 (月) 03時00分
おりんぴあさん、こんにちは。
駅の作りも日本時代のもの。
軌道も日本時代のもの。
おまけに、列車や電車の乗降口もホームの高さとぴったりなので、違和感ないですよねえ。
投稿: ヒョウちゃん | 2013年3月18日 (月) 21時26分
新幹線、在来線、バスを比べるとやっぱ在来線がいいですね(^^ゞ
値段も安いし、駅もレトロ
いつか台湾1周を列車でしたいです
投稿: kimcafe | 2013年3月18日 (月) 22時31分
kimcafeさん、こんにちは。
100円上乗せすれば、ひとつ上の列車に乗れるところがいいですよね。
東部幹線には太魯閣號という、列車ができたんです。
これで花連まで行くことができます。
台湾東海岸は西海岸に比べると、時の流れがぐっとゆっくりになりますよ。
もう、10年以上前ですが、台湾を一周しましたけど、東部幹線はチケットが取れずに、バスオンリーでした。
投稿: ヒョウちゃん | 2013年3月19日 (火) 00時04分