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2013年4月21日 (日)

泰緬鉄道にてナムトクへ

カンチャナブリーは2度目。2008年に初めて訪れたのだが、バンコクから日帰りでしかも、チャオプラヤー川の対岸にある、トンブリー駅からその日2本目の列車(といっても、昼過ぎ)で訪れたもので、わずかな滞在時間しかなかったのである。

前回、カンチャナブリー駅で降りて、歩いてクウェー川鉄橋まで行ったのだが、鉄路はまだ先に延びている。今回はこれを完乗しようというのがそのミッションである。

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<カンチャナブリー駅>K7/DA21

元々、この路線は第二次世界大戦時にタイから旧ビルマに物資を運ぶ目的で日本軍が敷設したもの。映画「戦場にかける橋」でも有名です。現在はもちろんミャンマーには通じてなくて、ナムトクで終わっている。が、その途中にはかなりのスリルが待ち受けているというが。

そんな、観光的要素があるからか、この路線は外国人料金が適用されていて、ひと乗り一律100バーツという料金設定なのである。さらには、クッキー、ドリンク付き、保険と乗車証明まである、特別車両に乗れば、300バーツ。それほどは混み合わないだろうと思っていたものの、できるだけ早く駅に向かう。

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<観光用トロッコ>K7/DA21

10:35発の列車はどうやら遅れているようで、ホームのベンチで待つことになる。そうこうしているうちに、ナムトク方面からトロッコが到着。客は乗っていなかった。このトロッコは観光客を乗せて、クウェー川鉄橋を渡り、何回か往復しているようだが、クウェー川鉄橋駅には退避施設がないため、カンチャナブリーまでやってくるようである。

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<トロッコ>K7/DA21

またしばらくすると、トンブリー方面から手押しのトロッコが到着した。これに乗っている二人組が売り子に扮して、向かいに泊まっている特別車両の客に、コントのようなものを織り交ぜながら物を配り歩く。ひとりは、顔にタナカのようなものを塗っていた。

チケットを購入していると、大型バスが駅に止まり、どういうわけか若いお姉さん方ばかりがこの特別車両に乗り込んでいったのである。しかも、カメラマン付きなのである。なんだかよくわからないが、旅行会社のサービスらしい。しかしどういう団体なのか。みんな、厚化粧だった。

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<ようやく出発>K7/FA50

20分遅れで列車は出発。特別車両を除いてがら空きだろうと踏んでいたのだが、結構乗ってくる。カンチャナブリーだけでなく、次のクウェー川鉄橋からも、そのまた次からも乗り込んでくる。途中は席がないひとも出る始末だが、途中の乗り込み組はほとんどが旅行会社にアレンジを頼んだ人らしく、ナムトクまで行かずに、いいところだけ乗って、途中の駅で降りてしまったのであった。同じボックスにはファランの親子が来て、その次にはパキスタン人らしい非常に濃い顔の連中がやって来たが、ナムトクで降りたのはほんの数名だった。

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<クウェー川鉄橋>K7/FA50

早くも最初のハイライト。クウェー川鉄橋である。ここは、歩いて渡れる鉄橋でいつ来てもたくさんの観光客がいる。1日3往復、計6本プラストロッコという具合なので、歩いて渡っても問題ないし、こんな待避所もある。

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<アルヒル桟道橋>K7/FA50

2つ目のハイライトはチョンカイの切り通しと呼ばれる箇所。だが、写真があまりいいものがない。3つ目が、アルヒル桟道橋。岩肌にへばりつくように簡素な橋が続く。もちろん、大幅にスピードダウンなのだが、造りはほとんど世界大戦当時と変わらないのではなかろうか。

こういうところは、外からポイントを決めて撮るか、車内からなら、ビデオがいいですね。ちょっと半端なので、YouTubeの映像も付けちゃいましょう。

映像は、自分の場合と違って、ナムトクからカンチャナブリーに向かうルートですね。

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コメント

ナムトクに行ったのは1998年でした。当時はファランポン駅から快速列車がありました。日帰りでしたが、帰りに途中下車して鉄橋見学して、あとの列車で帰りました。

昨年、カンチャナブリ再訪しましたが、昨年は1泊しました。ナムトクはパスして、タイガーテンプルがメインの訪問でした。

投稿: とんび | 2013年4月22日 (月) 20時45分

とんびさん、こんにちは。
歩き方によれば、今でも土日にフアランポーンからの直通列車が1往復あるようです。
ちょっと降りての観光も可能なところは変わっていないようですね。
まあ、カンチャナブリーに来たら、思いっきり沈没する以外は観光手段は限られていますから、列車に乗ったり、その他のオプションでツアーに出るかですよねえ。

投稿: ヒョウちゃん | 2013年4月22日 (月) 21時41分

熱帯の空気が画面から伝わってきますね。のんびりしてます(^^)v。

投稿: おりんぴあ | 2013年4月22日 (月) 23時13分

おりんぴあさん、こんにちは。
この列車、当然ノンエアコンなんですが、風が通り抜けて、結構心地よいです。
まあ、雨になってしまったら、ちょっと悲惨なんだろうけど。
100バーツは高いんですけど、かなり楽しめますね。

投稿: ヒョウちゃん | 2013年4月23日 (火) 00時19分

有名な場所ですが、私はまだ行ったことがありません。
映画に舞台になった場所を見に行くというのもどうかなあ、と思っていましたが、拝見すると徹底的な観光地でありながら結構面白そうですね。
ちょっと将来の候補地として考えて見ましょうかね。

投稿: スクムビット | 2013年4月24日 (水) 23時22分

スクムビットさん、こんにちは。
あの映画もちょっとねという感じですよね。
とはいえ、連合軍の墓地だとか、戦争博物館とかあるんですよ。
さぞかし、敗戦国の国民としては肩身の狭い思いをするかというところですが、そんなにあからさまな嫌がらせを受けることはなかったです。
いかにも、ファランの沈没場所みたいなところですけど、まあ許せるレベルだと思いますね。
バンコクに比べれば日本人はぐっと少なくなるんですけどね。

投稿: ヒョウちゃん | 2013年4月25日 (木) 21時10分

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