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2013年4月16日 (火)

市場の朝食3連発

コラートの宿には朝食が付いていなかった。だからといって、これくらいで動じることはなく、外に出て食べることにする。簡単な食べ物を朝から食べさせる店を見つけることはタイに限らず日本以外の国ではたやすいこと。だが、なぜか見つからなかったのだが、こういうときは市場に行くに限る。

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<魚売り>GR DIGITAL

実は到着した日の夕食もなかなか店が見つからず、市場にある店で済まそうと思ったくらいなのだが、これは朝食に取っておこうと考え直していた。夕食の時間にはもう店じまいをしそうな感じだったのもある。

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<ローストポークぶっかけ飯>GR DIGITAL

市場の食事のできる店は、ご飯もの、麺、お粥と3つのコーナーに別れていた。それぞれ数軒の店がある。椅子とテーブルは共用のスペースのようであった。

カオマンガイのようなものを出す店で、「カオマンガイ」と頼むと、「これ?」みたいに商品を指さした。とりあえずそれをもらう。さっと出てきた料理は、鶏肉ではなく、豚肉のローストであった。鶏よりももっとぎとぎとしている。一番左の小皿は肉とご飯にかけるタレだろう。真ん中のものも色合いはタレっぽいが、スープだった。もっとも、タレ自体もかなり量が多く、こちらももしかしたらスープだったのかもしれない。

この料理はカオマンガイほどお上品ではなく、ぎとぎとで脂っぽく、朝からちょっとヘビーだった。料金は30バーツ。

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<豚の頭>K7/DA21

翌朝も市場に出向く。前の日は、食事用にGR DIGITALのみ持参したのだが、市場の様子がなかなか面白く、K-7という一眼レフも持って行った。朝7時台だというのに、すごい活気である。いや、この時間帯だからこそ、活気があるのだろう。買い物かごを抱えた主婦ばかりでなく、素材を吟味している男性の姿も目立つ。

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<ドリアン>K7/DA21

売り場も肉、魚、果物、野菜、花などに別れ、それぞれに扱っている種類が微妙に異なっている。

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<センヤイ・ナーム>GR DIGITAL

2日目は麺にした。麺を作っているところも4つくらいのブースがあった。どこで頼んでも味はほぼ同じか。違いは具くらいなのかと思ったら、自分が頼んだところではスープがやや赤い。これはもしかして、ナムトックという、牛や豚の血が入ったスープなのかもしれない。

具はルークチンとチャーシューに青菜。麺は一番幅広のセンヤイにした。タイの麺は味はともかく量的に物足りなさが残るが、ボリュームもまあまあ。そしてスープのためだろうか、とても美味しかった。こちらも、30バーツである。

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<総菜の店>K7/DA21

もちろん最終日も市場である。こんな、総菜だけを売る店もあった。

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<お粥>GR DIGITAL

締めはお粥である。具らしいものは鶏肉がちょっと入っていただけ。このお粥は徹底的に煮込んでいるわけでなく、米の形が残っている。中国粥と日本の粥の中間くらいか。こちらは米だけということだろうか、ちょっと安く25バーツであった。

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<ミドリガイ>K7/DA21

イサーンで売られる海の産物。まあ、内陸国のラオスでもイカが食べられるような時代ですから、これくらいなんでもないか。

アジアでは食べるところが見つからなければ、市場を目指せ。ですね。

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コメント

今日はきちんと名前も書きました!
センヤイ、べろーんとしてますね
ここまで幅広は日本ではみかけないかもです
市場の朝は元気いっぱいでワクワクします

投稿: trintrin | 2013年4月16日 (火) 10時29分

 おいしそうですねぇ。やはり「食の豊かさ」はアジアですな(^^)v。

投稿: おりんぴあ | 2013年4月16日 (火) 22時51分

trintrinさん、こんにちは。
ご記帳ありがとうございます。( ̄ー ̄)ニヤリ
ワタクシもセンヤイは滅多に食さないので、たまにはと思いオーダーしてみました。でも、これは今まで食べたセンヤイの中でも一番だったと思います。
この幅広感はきしめんどころではないですよね。しかも、米の麺ですし。
いちお、わたしゃ、ここに3日間通って元気をもらいましたです。
でも、市場が宿と接近していてなおかつ市街の中心にあるところは滅多にないんですけど。

投稿: ヒョウちゃん | 2013年4月16日 (火) 23時03分

おりんぴあさん、こんにちは。
やはりアジアはこういうところがあるのがいいですよね。
欧米も市場はあるんですけど、食べ物をそこで食べさせるところはあまりないですね。
記憶では、フィレンツェの中央市場でモツのパニーノくらいでしょうか。

投稿: ヒョウちゃん | 2013年4月16日 (火) 23時05分

この市場も行きましたよ。豚の顔がおいてあって、市場で食事できるって、まるで那覇の牧志市場みたいですね。朝食はホテルで食べたので食事はしていませんが、2泊のうち1泊くらいはホテルの食事はパスして市場に行ってもよかったですね。

投稿: とんび | 2013年4月18日 (木) 21時00分

とんびさん、こんにちは。
んー、わたしゃ、沖縄は未踏なので知らないのですが、アジアでは普通に食事ができるでしょうね。
とんびさんが泊まられていた宿からこの市場だと、ちょっとした運動になりますね。
沢木さんみたいに、外で食べてきてなおかつホテルの朝食も頂くというのはどうですか?

投稿: ヒョウちゃん | 2013年4月18日 (木) 23時19分

昔、国内各地にいらっしゃっていたようなので、沖縄もいらっしゃったものとばかり思っていました。沖縄はほかのアジアと似た点がいろいろあって面白いですよ。牧志市場は特に思いますね。食べ物も独自性があるし、バスターミナルの雰囲気もどことなくアジア的です。ぜひいらっしゃってみてほしいですが、年2回のうちでとなると、わざわざ海外脱出をやめてまでってことになるし、やっぱり難しいかな。

投稿: とんび | 2013年4月19日 (金) 00時46分

とんびさん、こんにちは。
ワタクシのことですから、国内を回っていたときにはもっぱら、ワイド周遊券利用だったもので、沖縄は引っかかっていなかったんですね。
下川裕治も言っていますが、沖縄は日本にあって、東南アジアと同じような空気の流れがあるんですね。
小林紀晴の「Asian Japanese 3」では、沖縄を長期にわたって旅したり、半定住しているヤマトンチューの話が出てきます。
やはり年2回では難しいですね。

投稿: ヒョウちゃん | 2013年4月19日 (金) 22時13分

ワイド周遊券なつかしいです。ヒョウちゃんもワイド周遊券派だったのですね。自分は夜行を宿代わりにして利用するのが好きでした。上りの夜行で泊まり、翌日は下りの夜行で泊まるとか。あとミニ周遊券もかなりの種類使いました。JRになって、周遊切符になってエリア数も少なくなっていたのですが、ついに今年3月31日で周遊切符も廃止され完全に過去のものになりましたね。

周遊切符は一度も使いませんでした。青春18切符を使うようになったからです。夜行の普通で連泊して関西から北海道へ行ったりもしました。でも青春18切符もここ十年ほどは使っていません。少しまとまった日数があれば海外脱出するようになったので、費用的にも時間的にも難しくなったのと、夜行普通がなくなったので、自分的にはお徳感がなくなり、プランニングの楽しみがなくなったからですね。

投稿: とんび | 2013年4月20日 (土) 05時24分

とんびさん、こんにちは。
夜行は目的地の行き来に使うくらいで、ワタクシとしては宿派でしたね。
ミニ周遊券もいくつか使ったことはあります。ルート周遊券はありません。
国内ではクルマを駆使するようになったので、鉄道にはほとんど乗っていませんね。
その後、海外にシフトするようになったので、鉄道の長距離移動はほとんどありません。
10年くらい前に大阪と神戸に行ったのが最後じゃないかな。

投稿: ヒョウちゃん | 2013年4月20日 (土) 19時00分

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