タージン川を渡る
<マハチャイ>K7/DA21
メークロン線は途中のタージン川で分断されている。つまり、ウォンウィエン・ヤイ-マハチャイとバーンレーム-メークロン間は鉄道なのだが、マハチャイとバーンレームの間にはタージン川があり、この区間だけは鉄橋などがなく渡し船で渡ることになる。
こうなってしまったのは、ウォンウィエン・ヤイ-マハチャイ間が民営タージン鉄道、バーンレーム-メークロン間が民営メークロン鉄道として敷設され、その後タイ国鉄が買収したものの、結局タージン川には橋がかけられなかったということである。
マハチャイで駅舎を出てタージン川を目指す。といっても、まったく方向がわからず、海産物を売っている店の人に尋ねたものの、理解してもらえなかった。ただ、「バーンレーム」と単語を並べただけでは無理があった。なので、人が流れていく方向に歩く。
<船着き場>K7/DA21
何とか川に出た。ここの料金徴収所で「バーンレーム?」と訊ねると頷いたので乗り込む。料金は3バーツである。
<渡し船>K7/DA21
船はこんなタイプ。渡りきるのに10分程度かかる。タージン川は明らかにチャオプラヤー川よりも川幅が狭いが、河口に近いためか結構堂々としている。そして、乗客だけでなくバイクもそのまま乗船。
<タージン川>K7/DA21
でも、この船はチャオプラヤー川を横断する、たとえば、ワット・ポー前のター・ティアン船着き場から対岸のワット・アルンへと向かう料金2バーツの簡素な渡し船よりも、きちんとしている。
<バーンレーム船着き場>K7/DA21
船は対岸に到着。実はこの渡し船は2種類あるらしく、さらに鉄道駅に近いところまでいくものもあるらしい。ここで降りて、やはり駅の方向はわからなかったが、マハチャイまで一緒にやってきた観光客らと何となく歩調を合わせて歩いた。
遊んでいた子供に「ロット・ファイ?」(鉄道)と聞くと、声を合わせて「あっち」と歩く方向を教えてくれる。サタニー・ロット・ファイ(鉄道駅)ならもっとよく、「どこですか?」という疑問詞を付け加えられれば完璧なのだが。ともかく、それほどバンコクから離れていないのに、聞かれたことにきちんと応えられる素直な子供たちだった。
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コメント
今からでも川に鉄道かけられないんですかね(^_^)?>タイ国鉄。コストがかかってあまり意味がないのかもしれませんね。
投稿: おりんぴあ | 2013年6月 3日 (月) 22時55分
おりんぴあさん、こんにちは。
この路線に限らず、タイ国有鉄道の路線はどこも超赤字でしょうけど、ずっと新線開発をやっていないんですよね。
エアポート・レイル・リンクは例外として。
なので、鉄橋はまず無理です。
ここまでBTSを延長させるとか計画でもあればまた別ですけど、軌道の幅が違うので、そりゃ大工事となるでしょう。
でも、ベッドタウン計画にはいいかも。
土地はどーんと空いています。
投稿: ヒョウちゃん | 2013年6月 3日 (月) 23時42分