メークロン市場(折りたたみ傘市場)
<メークロン川>K7/DA21
駅で列車を降り、さらに進むと川に出る。ここは、おそらくカンチャナブリーのクウェー川下流。ちょっと散歩したくなる感じもしたが、あまり時間がない。折り返し運転の列車の時間が迫っている。今度は地上からメークロン市場の様子を見ることになる。
<メークロン市場>K7/DA21
この市場はどういうわけか、線路を挟んで広がるのだが、1日4往復という本数の少なさに目を付けてか、線路ぎりぎりまで売り物を並べ、さらに線路上を通路のようにしてしまい、直射日光を嫌うタイ人のことだから、線路上を日よけのシートで覆ってしまったものなのである。
それでも、列車は8回ここを通過するわけだから、そのたびにシートや売り物を引っ込めなくてはならない。それが、ここの珍しい風景となっているわけだ。
<撤収開始>K7/DA21
さあ、列車が走る警笛が鳴る。店の人たちは手慣れた様子で日よけをしまい込む。
<迫る列車>K7/DA21
シートはたたまれたが、一部の売り物は並べられたままだし、線路の間に置かれたものまである。これは計算されてのことで、ここまでならば売り物もだめになることがないという経験則である。
<列車通過>K7/DA21
そして列車がやってきて。
<再び市場に>K7/DA21
何事もなかったかのように、シートを戻し、市場が元の形に戻っていきました。
<線路と垂直のレール>K7/DA21
一部の店では、売り物を動かしやすくするために、線路と垂直に独自のレールを設けているところもあります。
一応写真でメークロン市場を紹介しましたが、YouTubeから映像を借りてきました。こちらもお楽しみください。
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コメント
これでは電化と飛び込み自殺は不可能ですね(笑)。JRもこれくらいの覚悟で運転すればいいのに(^。^)。
投稿: おりんぴあ | 2013年6月 8日 (土) 21時57分
おりんぴあさん、こんにちは。
自殺はともかく、電化はもとよりタイ国鉄では不可能でしょう。
もう、何年も運行停止にするような大改革が必要でしょう。
下川裕治の「不思議列車がアジアを走る」を読むと、さらにとんでもない列車が走っていることがわかります。
投稿: ヒョウちゃん | 2013年6月 8日 (土) 22時47分
なんてユルさ。
この状態が何年続いているのでしょうね。
いつの日か、これは危ないからやめようという日がくるのでしょうか。
きっとそんなことはなく、人々が豊かになって近くにショッピングセンターでもできた時に衰退して行くのでしょうね。
投稿: スクムビット | 2013年6月10日 (月) 19時34分
スクムビットさん、こんにちは。
いくらメークロンが田舎だろうと、テスコロータスやBIG Cくらいありそうですが、やっぱり便利なんでしょうねえ。
さすがに今はないでしょうが、下川裕治がバーンレームで列車を待っていると、タイ国鉄とは関係ないトロッコが到着したそうですが。
フィリピンでは今でも、こんな商売があるようですよ。
投稿: ヒョウちゃん | 2013年6月10日 (月) 20時15分