サダルの食堂
<サダル・ストリート>K7/DA21
コルカタでは利便性を考えて、市の中心部に近いところに宿を取った。コルカタの繁華街、チョーロンギー通りに出ようとして、歩いていくと、いきなり両替所が現れた。近くには、旅行者相手のレストランもある。もしやと思い、通りの名前を確かめると、やはりサダル・ストリートであった。
<マンゴーラッシー>GR DIGITAL
昼食には中華を食べ、やはり夕食くらいはインド料理にする。あまり遠出する気もなかったので、サダルで初めて目にした食堂、Blue Sky Cafeに入る。味は特筆するものもないと思うが、某ガイドブックに掲載されているためか、日本人旅行者が多く、かなり混み合っていた。
<チキンカレー>GR DIGITAL
ラッシーの他には鶏のカレーとバター・ナンを頼む。ナンを右手だけでちぎり、カレーを付けて食べる。これにパサパサの米が加わると、右手だけではまだ修行が足りず、スプーンのお世話になるところだが、インドのロティ(パン類)だったら、まったく大丈夫である。
そうしていると隣にいた東洋人が英語で話しかけてきた。台湾からの男性で、学生ではないという。こちらの食べ方を見て、インド慣れしていると思ったらしい。どうやら、このコルカタがインドの最終地点らしく、それまでのインド旅行でだいぶやられてきたらしいことが、言葉の端々から伺えた。
店内には他に8名くらいのグループがいて、日本語と英語が飛び交っている。いずれも東洋人の顔つきで、日本人を中心とするグループに韓国人か中国人が混じっているようだった。
彼らも、コルカタが最後らしく、インドのあちこちの話題で盛り上がっている。また、コルカタに限らず、雨季のインドは夏休みにあたり、かなりの外国人旅行者を見かけた。そのほとんどが大学生くらいで、最近自分が出没するタイを中心とする東南アジアでは、あまり見かけなくなってしまった世代の連中だ。
そんな旅行者にもけっこう簡単に話しかけられてしまう。ヴァラナシーのクルマが入れない狭い通りのレストランで空席待ちの時も、マレーシアからの旅行者に話しかけられた。
他の地域ではこういうことはほとんどありそうでない。インドの旅はどこか違うというか、沢木耕太郎の時代の旅の雰囲気をまだ持っている。インドは5年に1回くらい訪れることができればいいと考えるが、ビザ取得の手間や国内移動の煩雑さを考えると、どうしても足が遠のいてしまう。
宿にWiFiとか、ブログに記事とかそういうことを考えなくてもよければ、インドは毎日が濃密で、旅がぐっと面白いんですけどね。今のパスポートが期限切れになる前に1回くらい行っておこうかな。
ちなみに、ブルー・スカイ・カフェは屋外の席はありません。すべて店内の席で、あまり利かないエアコンがあるのかも。あるいはエアクーラーか。ともかく、生ぬるい空気が流れています。窓は開いていないです。
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コメント
ブルースカイカフェは私も行きました
有名なのでか白人旅行者ばかりでした
テーブル間隔が狭くてエアコンが効かないのでイマイチ居心地が悪かったです(^^ゞ
最近はインドでもプリペイドのデータSIMが買えるようですよ
それが使えれば田舎でもNETの心配なさそうな予感ですが・・・
投稿: kimcafe | 2013年7月 7日 (日) 22時20分
ここは中が見えないので、入ってがっかりでした。
まあ、初のコルカタだったので、そんなもんかと思いましたが。
をを、プリペイドのSIMですね。
まずは、ケータイ端末を手に入れなくては。
i phoneでも何でもいいんですが、安くていいのないですかね。KLかバンコクあたりで手に入れられればと思いますが。
投稿: ヒョウちゃん | 2013年7月 7日 (日) 23時54分
よく考えたらインドも未訪の地です。参考にさせていただきます。
投稿: おりんぴあ | 2013年7月19日 (金) 16時54分
インドはきっと楽しめると思います。
コルカタもヴァラナシーも混沌の世界。
是非とも行かれますように。
投稿: ヒョウちゃん | 2013年7月20日 (土) 08時53分