4つの洞窟寺院
<イポーの町並み>K7/DA15-50
イポーの町は退屈そのもの。町じたいにはカラフルなショップハウスが並び、そのバリエーションは、マラッカやジョホールバルにも負けていないのだが、ただそれだけ。
イポーで観光するところといったら、イポー郊外にある洞窟寺院巡りをするのみ。そこはそれぞれ離れていて、ローカルバスと徒歩ということになる。一応前日にローカルバスステーションまで下見に行ったが、よく考えてタクシースタンドでタクシーをチャーターすることにした。
ガイドブックの洞窟寺院のページを見せると、中国人の老ドライバーは簡単に理解した。1時間25リンギットのチャーター代。「2時間では?」と切り出すと、「遠いから」ということで、3時間75リンギットで交渉成立。まずは、北にあるペラ・トン(霹靂洞)へ。
<ペラ・トン>K7/DA16-50
なかなか立派な門。中に入ると…。
<仏像のオンパレード>K7/DA16-50
これでもかというばかりに巨大な仏像が。あまりにも多すぎてありがたみが感じられない。いずれもライトアップされていて、中には千手観音みたいなものもあった。そうはいっても、通常のモードでは暗すぎて、ISO感度を2000~4000くらいに設定する。
<階段を上っていくと>K7/DA16-50
洞窟の内部はやや広いが、ルートはひとつ。階段を上り詰めると洞窟から野外に出る。佛の文字が石壁に刻まれている。
<イポー郊外の眺め>K7/DA16-50
さらに登り詰めると、イポー郊外が俯瞰できる。次は、イポーを通り越し、南に向かう。
<ケ・ロッ・トン>K7/DA16-50
たどり着いたのは、ケ・ロッ・トン(極楽洞)。野生の猿が多いところときいていたが、この時間帯は洞窟付近には出没していなかった。
<広い洞窟>K7/DA16-50
内部は訪れた洞窟寺院の中で最も広かった。ただ掘り進めた洞窟ではなく、イポーはカルスト地形のため、こうした洞窟がたくさんあるとのこと。また、カルシウムを含む水が料理を美味しくさせるという。特にもやしは美味いらしい。
再びクルマの人となり、短い距離を走る。次は、サン・ポ・トン(三寶洞)である。こちらは、ケ・ロッ・トンと向かい合うように位置している。
<サン・ポ・トン>K7/DA16-50
ここはイポー最古の洞窟寺院らしい。中はやや狭く、すぐに外に出てしまう。そこは池であった。
<亀の池>K7/DA16-50
やはり熱帯で育つ亀は巨大なのか。それにしてもものすごい数である。このまわりにも仏像が並ぶがただそれだけ。
<洞窟上部>K7/DA16-50
階段を上るが中途半端なところで行き止まりになっている。先に続く階段はあるが、鍵が掛けられてそれ以上は行けないようになっている。内部は普通の寺院にあるようなサイズの仏像がいくつも置かれている。
そして、この寺院は比較的訪問者が多かったが、建物の左に火葬場があったからではなかろうか。いずれも外国人観光客は皆無である。
<おまけの南天洞>K7/DA16-50
サン・ポ・トンを見終わり、クルマに乗り込むがドライバーが気を利かせて、隣にある洞窟寺院に案内してくれた。3時間に満たないためだろうと思われる。ここは、ガイドブックには登場しない洞窟寺院。果たして何があるのか。
<洞窟上部から>K7/DA16-50
ここも、比較的広い洞窟があり、その先に階段がある。かなり上部に行けたようだが、ほとんど明かりがなく、途中で断念した。
4つの洞窟寺院はかなり退屈だった。2つくらいでもう十分だと思う。とはいえ、まだ洞窟寺院はありそうな感じがする。イポーの街中にいても、やることはほとんどないからなあ。
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「201308 Malaysia & Thailand」カテゴリの記事
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コメント
なぜか退屈な街というのは確かにあります。
別に観光スポットがなくても活気ある街は楽しいし、観光地でもつまらないところも。
日本でも関東近郊の工業団地のあるような町はみな、どこでも同じ感じでつまらないです。
こうした街には決まって、最近はやりのチェーン店が軒を並べるこぎれいなショッピングセンターがあるんですよ。
投稿: スクムビット | 2013年9月29日 (日) 09時51分
スクムビットさん、こんにちは。
イポーはマレーシア第三の都市ですが、それだけかもしれませんね。
郊外に行けば、ケリー城という、スズ鉱石で一儲けした人物のお屋敷がありますが、あまり興味なかったです。
まあ、クアラルンプールもチャイナタウンをはずれるといまいちなので、イポーに限ったことではないかもしれないです。
ラオスなどは特に観光地でなくても、楽しめる場合がありますが。
まあ、旅の中継地ということで。
とはいえ、食に関してはけっこう収穫はあったんですが。
投稿: ヒョウちゃん | 2013年9月29日 (日) 15時30分
「仏」のお写真で
京都清水寺恒例の今年の一文字を思い出し
「亀」のお写真で
伊豆の熱川バナナワニ園を思い出しました
国内ばかりでごめんなさい><
ついでですがワタクシの取引先に
「アポー」という会社がございます(笑)
投稿: trintrin | 2013年9月30日 (月) 08時44分
trintrinさん、こんにちは。
今年の一文字はなんでしょうねえ。「輪」なんて気もします。
サン・ポ・トンの池には巨大ワニはおりませんが。
中国人、亀が大好きみたいで、このあと訪れたペナンのケ・ロック・シ(極楽寺)にも池があって亀がうようよいました。
でも、中国人は亀ゼリーも作っちゃいますからね。
「アポー」ときいて、全日本プロレスの社長を思い出しました。絶対何かいわれてますよね、その会社。
投稿: ヒョウちゃん | 2013年9月30日 (月) 23時00分