小骨の多いチキンライス
マレーシアに限らず、東南アジアのほとんどの地域で食べられているのが、チキンライス。タイならカオマンガイと呼ばれています。マレー半島ではシンガポールを含めてなぜか英語ですが、海南島がそのルーツにあるらしく、華人の言葉では「海南雞飯」と呼ばれています。鶏飯ではなく雞飯という古い文字を使います。そして、マラッカではなぜかご飯を丸く固めるので、海南雞飯粒なんですね。
これまで何度も食べているのですが、また食べておこうと昼食時に出かけました。ジョンカー・ストリートとラマダ・プラザの隣にある古城雞飯は前に食べているので、新しくできたらしい海南哥雞肉飯(Hai Nam Ko Chicken Rice)というところに出かけます。
<チキンライスとレモンティ>GR DIGITAL
自分にとってはちっとも珍しくない丸く固めたライスボールですが、ここでは大きさが選べます。大3つ、中5つ、小8つだったでしょうか、小にします。量は一緒です。そして、鶏ガラベースのスープ付き。
<ライスボール>GR DIGITAL
なぜマラッカでは飯を丸くするのか。謎です。また、マレーシアとシンガポールのチキンライスはご飯と鶏肉が別の皿です。そのあたりが、カオマンガイとは異なります。ご飯が丸かろうが普通に盛られていようが鶏ガラスープで炊かれているのでほんのり味が付いています。このあたりは周辺諸国と一緒です。
<チキン>GR DIGITAL
これはタイもカンボジアもベトナムも同じですが、鶏肉は茹でたものと揚げたものが選べます。正統派のチキンライスは茹でたものでしょう。鶏の皮が肉と分離しているように見えます。この間には良質のコラーゲンがあるに違いない。
またしても、撮し忘れてしまいましたが、唐辛子入りの醤油の入った小皿も出てきて、肉をこれにつけてもよし、えいっとすべて肉に掛けてもよしです。でも、けっこう辛かったです。サンバルがマイルドな辛さなのに対して、マレーシアでは激辛に属するのでは。
と、いった感じで食べ始めたのですが、やけに小骨が多かったです。また、元々ハイカロリーなのはわかっていたのですが、ここのはやたらと脂ぎっていました。それにしても食べにくいな。
<完食>GR DIGITAL
と、いうことで完食いたしました。あー、なんかギトギトです。たまたま骨の多い部位が調理人の手元にあったのでしょうねえ。もも肉とか指定できたのかな。日本人は骨付きの肉に慣れていませんね。もちろん自分もそうです。
チキンライスといえども骨はあるものなのかもしれません。華人の中にはこういうものの方が好きな人もいるでしょうから。飲み物と合わせて24.7リンギットでございました。けっこう高いんじゃないの?
<推薦人・チャイラン>K7/DA16-50
以前に入った古城雞飯粒(チェーン店)には、こんなものがありました。店主かなあと思ったのですが、どこかで見た顔。ああ、「料理の鉄人」などに出ていた香港の美食家、チャイラン氏でした。
こちら古城雞飯粒の判定勝ちですね。値段も安いし。
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コメント
24.7リンギットって結構しますね。でも日本人に「チキンライス」って言うとあのケチャップで炒めたご飯を想像する人が多いので説明するのに手間かかります(^^)。
投稿: おりんぴあ | 2013年9月 7日 (土) 22時14分
おりんぴあさん、こんにちは。
ちょっとおしゃれな店なんですが、高いですね。
ちなみに、チキンとライスは別会計でした。
日本のチキンライスなんて、ほぼ絶滅状態かと思われますが、かなり長い間出会っていませんね。
投稿: ヒョウちゃん | 2013年9月 8日 (日) 00時27分