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2013年9月15日 (日)

幻のPrecious Cafe

クアラルンプールでは行ってみたいカフェがあったんです。それは、Coliseum CafeかPrecious Cafeなんですが、1日しかありません。ステーキにするかニョニャ料理にするかなんですが、やはりニョニャ料理に軍配を揚げます。

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<セントラル・マーケット>K7/DA16-50

チャイナタウン外れにあるセントラル・マーケット。おや、セントラルがきちんとした英語表記です。なんといっても19世紀からの営業、植民地時代からやっているので、KL SentralとかMelaka Sentralなんて表記ができるずっと前からのものなんですよね。

ここに、プレシアス・カフェが入っているとのこと。実を申せば、このカフェはOld China Cafeの支店だそうで、「チャイナタウンの憩い」という記事で、紹介済みです。

さて、セントラルマーケットはけっこう広く、中をくまなく回りますが、見つかりません。館内地図を見ますが、ない。何となく、歩き方の写真に似たような感じの店がありましたが、名前が違うし料理も違っています。そこに入ってもよかったのですが、はずしてしまうのも嫌だし、今更LRTに乗って、コロシアム・カフェに行くのもしんどいので、オールド・チャイナ・カフェに行くことにしました。

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<オールド・チャイナ・カフェの夕食>GR DIGITAL

西部劇にでも出てきそうな扉を押して入ると、激混みです。狭い店にもかかわらず、飲み物だけ頼んで、あとはスマホで遊んでいるやつ、今すぐ出て行きなさい。などと毒づきそうになりましたが、空席が奇跡的にあって、食事を注文します。

ああ、よかったと思う暇もなく、席を移ってくれとのお達しです。なんと、ファランの家族と相席です。何となく居心地悪いです。写真も撮りづらいし。この時、マレーシアの人口圧の高さを感じたといってよいです。

マレーシアはアジアの中では人口もそう多くなく、クアラルンプールもホーチミン市やバンコクなどと比べても半分以下の人口です。ですが、レストランの数がそう多くなく、外食好きな人たちがそろっているためか、空席になかなかありつけないのです。特に、ひとり旅ではそれを強く感じました。また、ラマダン期間であるためか、営業している店が少なかったというのもあるでしょうね。

気を取り直して、注文します。カールスバーグ大瓶、ナシルマ、ロバックです。前にここに置いてあった、JAZZという地ビールはメニューから消えていました。

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<青いナシルマ>GR DIGITAL

料理が来ました。ナシルマです。前にもここで同じものを食べているんですが、ご飯が青いということに、あまり気づいていませんでした。オールド・チャイナ・カフェは明かりを落としているため、そのときはわかっていなかったんですね。でも、写真は正直で、そのときも青く映っていましたね。

料理で赤や黄色、緑はあっても、あまり青いというものはありませんね。いったいどんなものでご飯に着色したのでしょう。ご飯じたいはごく普通です。ご飯のまわりのゆで卵、干し魚、キュウリ、サンバル、鶏肉などは以前と同じです。

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<ロバック>GR DIGITAL

うーん、これはなんでしょう。似たような語感のロジャックというものもありますが、繁体字で「鹵肉」、Lo Bakというのが見つかりました。主に、屋台料理で肉や練り物を揚げたもののようです。

ここのものは、魚の練り物、つみれではなくちくわやかまぼこのような食感でした。これをサンバルに付けて食べます。とっても美味しいというわけではありませんが、腹持ちはしそうです。

なんだかちょっとだけ居心地の悪い、オールド・チャイナ・カフェでした。いろいろ調べていると、プレシアス・カフェではなく、Precious Old Chinaというのが、セントラル・マーケットにあるそうですが、わたしゃ休業中と見ました。

<追記>
kimcafeさんのブログにも、「LOH BAK 不思議な揚げ物」という記事がありました。2005年ですか。しかもペナンですね。

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コメント

 この青いご飯はちょっと変わってますね。調理方法はどんな感じなのか知りたいですねぇ(^_^)。

投稿: おりんぴあ | 2013年9月16日 (月) 02時17分

「きちんとした英語表記」
この言葉はマレーシアに行って見たひとでないとわからないですね。
英語に難がある私なんかは、変な英語のスペルをみると自分の記憶が間違いなのか、この表記が間違いなのか多いに迷ってしまいます。
変なスペルを口に出して読んでみると、確かに英語のような気がしましてね。

投稿: スクムビット | 2013年9月16日 (月) 10時22分

おりんぴあさん、こんにちは。
パンダンというマレーシアではよく使われる葉を利用している可能性はありますね。
でも謎です。

投稿: ヒョウちゃん | 2013年9月16日 (月) 12時09分

スクムビットさん、こんにちは。
セントラル、レストランなどですね。
これは、簡単に読めてしまうので、まあ解読まではいきませんね。
町歩きしていて、おお、これは英語が元になっているなという言葉も見つかります。
でも、コーヒーはコビなんですよね。

投稿: ヒョウちゃん | 2013年9月16日 (月) 12時12分

外来語を表すのに日本語ならカタカナという専用の文字があるけれども、マレー語の場合は、英語と同じ文字なので、どう書くか悩みだったのでしょうね。英国時代は英語のつづりを重視したのが、独立後はマレー語の書き方に近い書き方に変えたのでしょうね。

そういえば、つい2,3日前、日本の標識のアルファベットには、Central と Sentoraru があって(報道されていた例は別の言葉を例にしていましたが)、オリンピックを機会にCentralに統一するとか言ってたような。その場合でも正式なローマ字の書き方としては(文字としてはあまり使わないけどパソコンのローマ字入力とか)はSentoraruなんですね。

投稿: とんび | 2013年9月16日 (月) 13時26分

とんびさん、こんにちは。
アルファベット表記のおかげでどれだけ助かっているかです。なおかつ、マレーシアは中国人もいるので、漢字表記もあって、わかりやすいですよね。
オリンピックを契機に妙なローマ字表記が直されるようですが、たとえば「中央線」を「Central Line」などと無理矢理読み替えないで欲しいですね。

投稿: ヒョウちゃん | 2013年9月16日 (月) 21時16分

青というのは食欲を減退させる色だそうで、ダイエットに最適ですね(^^ゞ
私もチャイナタウンのオールドチャイナカフェで青飯食べた事ありました

投稿: kimcafe | 2013年9月19日 (木) 21時17分

kimcafeさん、こんにちは。
「青」やはりそうですか。なかなかないですもんね。
kimcafeさんは、これにカレーを掛けたそうで、極め方が半端じゃないです。

投稿: ヒョウちゃん | 2013年9月20日 (金) 22時45分

タイでも最近は青いご飯を店頭で見かけることが
あり、こちらではアンチャンという青い花を水に
浸して、その青い水で米を炊くと、この色になり
ます。

このアンチャン、ネットで調べると、日本名は
チョウマメと言うそうです。たぶんマレーシアも
同じ花を使っているのでは?

投稿: OH | 2013年9月25日 (水) 12時02分

OHさん、こんにちは。
タイにもありましたか。
チョウマメを調べてみましたが、よくわかりませんでした。
青いご飯はマレーシアでも、街中では見かけなかったです。
いったい何でしょうね。

投稿: ヒョウちゃん | 2013年9月26日 (木) 19時36分

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